すてきな仲間達 119

児童文化サークル コントス

こどもたちに様々な物語を

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コントスのメンバー

 今回は、人形劇や大型絵本、パネルシアター、素語りなど、様々な手法で物語を披露している「児童文化サークル コントス」(當眞照子代表)を紹介する。
 コントスの結成は平成七年だが、當眞代表は学生時代から児童文化サークルの活動をしており、長男の幼稚園の生活発表会でペープサート(登場人物の絵を書いた紙を棒に貼りつけ動かす人形劇)を披露したところ好評で、他の幼稚園からも出演を依頼されるほど人気を得た。その後、こども達が卒園し小学生になったことを機に本の読み聞かせを始め、勉強会も立ち上げた。勉強会では、くすぬち平和文化館の真栄城栄子さんの指導を受けたり、各分野の講師を招いたりして腕を磨き、コントスを立ち上げた。サークル名の「コントス」は、たくさんの小話をこどもたちに楽しく伝えたいという想いを込めて「小話」を意味する「コント」に「複数」を意味する「ス」を付け命名した。現在コントスのメンバーは10人で、毎週土曜日にこどもの国のチルドレンズセンターで練習し、毎月1回、同セン ターで読み聞かせを行っている。また、県内各地の幼稚園や保育園、子育て支援センター、県立図書館などでも披露している。1回の公演につき一時間から2時間の季節に応じたプログラムを組み、様々な手法で物語を披露する。こどもたちの集中力が途切れないようプログラムの合間にはバルーンで動物を作ってみせたり、昔ながらのおもちゃの遊びを織り交ぜたりしており、こどもたちは最後までじっと見入っているそうだ。よく「サークルのメンバーは保育士なのか?」と尋ねられるそうだが、保育士なのは當眞代表ら数人で、メンバーの大半は主婦だ。それぞれ得意な分野を持っており、上手く役割分担ができている。劇で使う人形や道具は、市販の材料のほか、ペットボトルや空き缶、着られなくなった服などの廃品も活用しており、手作りのものとなっている。コントスでの活動についてメンバーは「みんなの力を合わせて一つの物語を作り上げる充実感は格別で、こどもたちが物語に入り込んで『がんばれ!』『ダメ!』などの声を上げてリアクションしてくれると嬉しくなる」と話す。メンバーは地元や他の団体でも活動しており、学んだことを皆で共有することでさらなるレベルアップが図られている。當眞代表は「現在は公立の施設での公演が主になっているが、今後は無認可の保育園での公演など、活動を拡大していきたい」と話している。コントスは毎年レパートリーを増やしており、2月には初の離島公演も行った。より良いサークルを目指し進化し続けるコントスの活動は今後、ますます広がっていきそうだ。

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観る者を物語の世界に引き込むコントスの人形劇

職人のWAZA vol.94

〜沖縄市ブランド紹介コーナー(14)〜

 市民のオススメ商品を選定する制度「コザチョイス」に、今年度、豆ポレポレの【コーヒー】が選定されました。今回はその豆ポレポレの仲村さんにお話しを伺いました。
 お店の名前になっている「ポレポレ」という言葉は、アフリカ東岸部のスワヒリ語で「ゆっくり」という意味だそうです。お客さんに、お店でゆっくりとくつろいで欲しいという意味と、目標に向かいゆっくり進んで行こうという二つの意味が込められているそうです。
 1月に開催された沖縄市産業まつりの新製品表彰では、「豆ポレポレのオーレのもーっと」というカフェオレリキュールが優秀賞を受賞しました。
 仲村さんは、良質なコーヒー豆を判断する「Qグレーダー」という資格を、県内で初めて取得しており、お店では産地はもちろん農園や生産者までわかるこだわりの厳選豆を「スペシャリティーコーヒー豆」として取りそろえ、自家焙煎して提供しています。今後は「世界各地のコーヒー豆栽培方法などを勉強し、『From seed to cup』(種からカップ1杯まで)を目指して、沖縄に適したコーヒー豆の自家栽培をしたい」と話しています。
 ぜひ、日常のほっと一息に、店主こだわりのコーヒーを飲んでみませんか♪

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事業所名 : 豆ポレポレ
職種 : 珈琲屋
代表者 : 仲村 良行

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TEL:098-927-3260
住所:沖縄市高原6-13-8 1F

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