平和大使十九人を認定八月に広島へ

平成二十四年度沖縄市平和大使認定式

平成二十四年度沖縄市平和大使認定式が五月二十三日、市役所で行われ、市内八中学校から男女一人ずつ計十六人と社会人大使三人の合計十九人に認定証が手渡された。

平和大使は、平和学習、平和交流を通して戦争の悲惨さや平和の尊さ、命の大切さを学んでもらうことを目的としており、被爆地である長崎と広島を交互に訪れ、中学生同士の交流や平和式典へ参加することにより、沖縄戦だけではなく原爆の悲惨さも学ぶ。

今年は八月四日から七日の四日間広島市を訪問し、原爆養護ホームの訪問や被爆者体験講話、平和式典や原爆犠牲者灯ろう流しに参加の予定。

仲松鈴子教育長は「実際に広島に行き、そこで学んできたことを自分の学校に持ち帰って平和の尊さを他の生徒にも伝えて欲しい」と激励した。

平成二十四年度沖縄市平和大使は次のとおり(敬称略)

【沖縄東中】伊計誠耶、呉屋桃香【美里中】又吉未寿々、吉元琢人【宮里中】與那城心、與那城大輔【安慶田中】金城涼花、崎濱大輝【山内中】平良菜摘、比嘉涼介【越来中】普久原朝仁、普久原さおり【コザ中】仲間舞、目取真惇矢【美東中】安座間エミナ、屋良泰斗【社会人大使】宮城哲郎、生田ひろみ、兼本邦子

平成24年度平和大使に認定されたメンバー
▲平成24年度平和大使に認定されたメンバー

私たちに会いに来てね

こどもの国に来たホンドギツネ(メス)のキナコ
▲こどもの国に来たホンドギツネ(メス)のキナコ

沖縄こどもの国にホンドギツネ入園

沖縄こどもの国に新しくホンドギツネ(推定一〜二歳)が入園し、四月二十八日より一般公開された。こどもの国でキツネを飼育するのは七年ぶり。公開された日から五月六日まで愛称を募集し、応募総数七百九十六通の中から、オスは「シャイ」、メスは「キナコ」に決まった。

ホンドギツネは絵本や民話などで日本の動物として有名だが、沖縄の野生では生息していない。沖縄こどもの国では絵本などで慣れ親しんでいるキツネを多くのこども達に見てもらいたいと話している。

沖縄県議会議員選挙、沖縄市区決まる

任期満了に伴う第十一回県議会議員選挙の沖縄市区の投開票が六月十日、市体育館で行われ、即日開票の結果、現職が全員議席を守り、野党・中立三人、与党二人の現状を維持した。

沖縄市区は定数五人に対し六人が立候補、五議席を現職・前職の六人で争うという構図の少数激戦区となった。

当選の順位は県議三期の金城勉氏、一期の仲村未央氏、一期の桑江朝千夫氏、五期の嘉陽宗儀氏、一期の玉城満氏の順。沖縄市区の有効投票数は五万一、五四二票。投票率は五十一・七二%で前回より五・〇七%下回った。

桑江 朝千夫
▲桑江 朝千夫 氏(56)
自民・現2

仲村 未央
▲仲村 未央 氏(40)
社民・現2

金城 勉
▲金城 勉 氏(60)
公明・現4

玉城 満
▲玉城 満 氏(53)
無・現2

嘉陽 宗儀
▲嘉陽 宗儀 氏(69)
共産・現6

氏 名 得票数
金城 勉  一一、〇六七
仲村 未央  一〇、二八六
桑江 朝千夫  八、九二九
嘉陽 宗儀  八、一三六
玉城 満  六、六六一
小渡 亨 六、四六三