すてきな仲間達 87

空手で心身を鍛える

・宮里武道同好会・

宮里武道同好会のメンバー
▲宮里武道同好会のメンバー

 宮里自治公民館で琉球古武道清道会武仁館の知花聖道館長が空手の指導を行っている宮里武道同好会。現在のメンバーは幼稚園から中学生までの男女九人の子ども達で、楽しく稽古に励んでいる。知花館長の師も子ども向けの空手教室を開いており、知花館長の「そろそろ自分も教える側になろう」との思いから平成二十一年四月に地元宮里で立ち上げられた。メンバーは、公民館のまつりに琉球古武道清道会の道場の子どもを出演させたところ、演舞を観た子どもたちが入会。自治会長のかけた募集や、入会した子ども達の誘いによりメンバーは増えていった。知花館長は「空手を通して礼儀を身に付けてほしい。人前でも恥ずかしがらずにあいさつや発表ができるようになってもらえれば」と話す。活動内容は、日々の稽古のほか、お祝い事での演舞の披露、二千人以上の子どもが県内外から参加し型の演舞を競い合う全沖縄少年少女空手道大会(沖縄タイムス主催)や、組み手の試合もある琉球古武道清道会の大会に出場している。また、毎月一回昇級審査を行っており、日ごろの稽古の集大成として挑戦している。級が上がるにつれ審査は、細部まで厳しくチェックが入るようになり難しくなる。級に合わせて指導が行われているが、昇級は難しく日ごろの稽古が物を言う。低学年の子ども達は稽古に集中できず、知花館長に注意されてしまう事もたびたびあるが、年上の子が代わりに注意したり稽古の指導を行う事もあり空手を通して成長している様子がうかがえる。

稽古に励む子ども達
▲稽古に励む子ども達

 仕事や自分自身の稽古もあり忙しいなか子ども達を指導している知花館長に、同好会の魅力や苦労している事を尋ねると「空手が好きでやっており、子どもと接することで学べることもあります。同好会を結成する以前から道場で子ども達に指導していた為なれており特に苦労はしていません。メンバーは現在子どものみですが、一般の方もいつでも大歓迎です」と答えてくれた。宮里武道同好会は毎週火曜日と金曜日の午後六時三十分から八時の間、稽古を行っている。空手に興味のある方は、子ども達と一緒に心身を鍛えてみてはどうだろうか?

職人のWAZA Vol.62

Pasta&Bread・Tiara
事業所名:Pasta&Bread・Tiara
職 種:パン製造業・飲食業
代表者:山入端 克

Pasta&Bread・Tiara
住所 沖縄市南桃原2‐20‐16
電話/Fax 098‐933‐8817

【パンとレストランの二刀流!】

 今回は、平成十八年にオープンし、沖縄市南桃原の店舗Pasta&Bread・Tiara(ティアラ)でパン製造販売とレストランを併せて経営している代表者の山入端克さんにお話しを伺いました。山入端さんは、二十年の修練を重ね、パスタを中心に県産の肉・野菜等を使用したイタリアン料理(ランチ限定)を作り、奥さんは、パン作りを担当し、この道十五年の経歴です。県内大手レストランへパンの卸しを行うほか、外販用車両を使用して外部への販売も行っております。パン作りは、大分量を一発勝負で仕込むため、一年を通して一定の味にするには、水分量等の調整に細心の注意を払い、経験と感性を活かす必要があります。今後は、パン作りとレストランの二刀流スタイルをキープしながら、県内の大手卸し先を増やすなど、運営規模の拡大を目指しており、近い将来、県外での出店も視野に入れています。皆さんも、是非ティアラへ足をお運びください。