すてきな仲間達 85

誰もが楽しめる交流の場を提供

・ボランティアサークルあそびの広場ぽてと・

待ちに待った野菜の収穫

▲待ちに待った野菜の収穫

 仲村美智江代表の自宅とその隣の市有地を利用し運営されている「ボランティアサークルあそびの広場ぽてと」。地域にあそびと交流の場を提供している。現在、メンバーは八十七人で、障がいの有無に関わらず小学生から成人まで様々な人で構成される。元々は近所の障がい児と保護者の集まりだったが、人数が増えていき、仲村代表宅の隣にある市所有の空き地を利用し子どもたちを自然に触れさせたいと考えるようになった。社会福祉協議会に登録されているサークルからの申請なら市有地も借用可能と聞き、平成二十一年五月に正式にボランティアサークルとしてスタートさせた。仲村代表は「ヘルパーの仕事もしており、メンバーはもちろん、様々な人に助けられ運営している。何かあるたびまわりが協力してくれる。」と話す。広場の一角にある畑では、年に二回、夏野菜と冬野菜の植え付けを行っている。「畑は開放感があり、自然に触れ収穫の喜びを味わうことができる。」と農作業の魅力を話す。そのほかの活動として、古紙・空缶回収、コンサート、フリーマーケット、運動会、カレーパーティー等があるが、何か思いつくとその都度柔軟に企画。去る三月のカレーパーティーではこれまで無料だった参加費を有料とし被災地に一万九千円の義援金を贈った。「車いすの子でもやりたいことはさせている。必要であればまわりが手伝う。私の子も刺激を受け成長している事がうかがえる。自分の子だけでなく他の人にも体験してほしい。」と仲村代表。「ここは障がいの有無に関係なく人が集まり、絆が生まれる場所。子どもたちの運動会ではしゃぐ様子や収穫の時の輝く表情がたまらない。季節ごとに行われる様々なイベントを楽しみにしている。」とメンバーは話す。子どもたちにとって楽しい場であると同時に、親たちにとっても情報を得られ相談もできる心の支えになる場所だという。健常児が障がい児の面倒を見てくれる間、親同士で心おきなくゆんたくも楽しめるのだそうだ。
 仲村代表に今後の目標を尋ねると、無理なく気楽にイベントを企画し障がいの有無、年齢に関係なく皆が楽しめる場所を提供していきたいと答えた。

ボランティアサークルあそびの広場ぽてと

▲収穫した野菜でカレーパーティーを楽しんだ
「ボランティアサークルあそびの広場ぽてと」のメンバー

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職人のWAZA Vol.60

事業所名:有限会社 エイボウ
職種:コーヒー製造販売
制作者:千年 兑彦
ちとせ みちひこ

住所:沖縄市松本7‐16‐24
電話:098‐937‐0975

【コーヒーは生きている!】
 今回は、創業二十三年、昭和六十三年からコーヒー製造販売業を営む有限会社エイボウの工場を訪ね、営業所長の玉城 宗明さんにお話しを伺いました。有限会社エイボウでは、県内中南部を中心に、オフィスやカフェレストラン、個人等へ煎りたてコーヒーを届けています。使用する豆は主に中南米産のもので、とにかくこだわっているのは、「煎りたての鮮度の良さ!」。そのため、鮮度のコントロールは最も気を使うところであり、コーヒーの煎りたての美味しさをお客様に味わってもらうことを究極のサービスとして、自家焙煎コーヒーを二百グラムからでも配達するそうです。煎りたてコーヒーを美味しく頂くには、二週間程度で飲みきるのがベストだそうです。これからも、煎りたてコーヒーの美味しさを普及させていきたいと語る玉城さん。工場では早朝からコーヒーを煎る香りであふれていました。写真からもコーヒーの香りが漂ってきそうですね。

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