すてきな仲間達 84

ピョンピョン跳んでみんなで子育て楽しもう

・「親子トランポリンサークル」・

▲毎週水曜日、県総合運動公園内の体育館で活動している「親子トランポリンサークル」のみなさん

 子どもたちはトランポリンの不安定な感触にドキドキ。全然平気な子は一人でピョンピョン。おっかなびっくりの子はお母さんと手をつないで、そんな親子で楽しめる活動をモットーとしているサークルが「親子トランポリンサークル」(比屋根久美子代表)。子どもたちの笑い声あり、泣き声ありで、いつもにぎやかにトランポリンで体を動かしながら明るく元気に子育てを楽しんでいる。
 同サークルは、県総合運動公園内の体育館やサブアリーナで毎週水曜日午後一時から未就園児クラス(二歳〜五歳)、そのあと午後三時からは幼稚園生クラス、毎週金曜日の午後三時からは幼稚園小学生クラスの親子三十三組の七十八人が活動している。同サークルは平成十五年に子育て支援センターで知り合った親子四組が、子どもたちの居場所づくりやお母さんたちにも、子育て中の専業主婦が多いためサークルでのおしゃべりと運動で、育児ストレスの発散、リフレッシュできる場を作ろうとトランポリンの普及指導員資格をとり結成。「トランポリンは子どもたちのみならず、お母さんたちも楽しんで跳んでいますよ」と話すのは比屋根代表。トランポリンは「普及指導員」の資格を持っている人がいないと使用することができないという。現在、同サークルには比屋根代表をはじめ三人の「普及指導員」の資格を持ち、子どもたちに指導している。「子どもたちは何気なくピョんピョん跳んでいるが、足腰も鍛えられ、空中でのバランス感覚が身につきますよ」と話すのは同じ資格を持つ儀間広美さん。最近は、お母さん方も跳ぶようになり、大人でも楽しく、運動不足解消やリフレッシュに最高だという。「サークルの時間が終わるとメンバー親子が集まって、公園で遊んでいますよ」と話すメンバー。
 同サークルはトランポリンを通して子育ての情報交換の場、親子の憩いの場となっている。代表の比屋根さんは「ここに来れば不安や心配事が一転して、喜びえと変わります。一人でも多くのひとたちにこの喜びを知ってもらいたい。小さなお子さんをお持ちのお母さん、誰でも、どこからでも参加できますので、是非、遊びに来てください」とサークルへの参加を呼びかけた。

▲笑顔で元気よく跳びはねる子どもたち

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職人のWAZA Vol.59

職種:アートクレイシルバー
制作者:仲間 ツル子

住所:沖縄市泡瀬4-25-30
電話:098-939-3368
FAX:098-934-3242

 「アートクレイシルバー」が定着してきたのはここ七〜八年のこと。仲間さんは夫婦で宝石店を営み、仕事のつながりで、アートクレイシルバーを知る。従来の加工方法であった鍛金や鋳金などとは異なり、粘土のような柔らかい状態から模って焼成させる。その扱いやすさに魅力を感じ、「これなら、私でも出来るかもしれない」と勉強し始め、十五年が経った。現在では、琉球新報のカルチャースクールで講師を務め、多くの生徒にアートクレイシルバーの技術を伝授しており、先日行われた「Silver Accessories Contest 2010」では仲間さんの作品「宇宙への旅立ち」が入選された。製作に心がけていることは『一点もの』。手作りならではのオリジナル作品にこだわっているそうだ。宝石はもちろん、琉球ガラスや木工、樹脂等とも組み合わせることができ、様々なデザインの作品を製作することができる。
 今後について、仲間さんは「モノづくりを通して、人と交流することにやりがいを感じる。手作りの楽しさを更にたくさんの人に伝えていきたい」と話した。

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