更新日:2026年3月31日
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令和8年4月1日より、国の示す方針に基づき、妊婦の方を対象としたRSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種を開始します。
(※)対象の妊娠週数以外の接種及び令和8年3月31日以前の接種は、任意接種(全額自己負担)となりますのでご注意ください。

母子免疫ワクチンとは、妊婦に接種することにより母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高め、胎盤を通じて母体から胎児へ中和抗体が移行することで、乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を予防します。
| 有効性(※1) | ||
| 日齢0日から90日 | 日齢0日から180日 | |
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RSウイルス感染症による医療受診を必要とした 下気道感染症(※2)の予防 |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
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RSウイルス感染症に医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※3)の予防 |
8割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 |
(※1)妊娠24週から36週の妊婦を対象
(※2)肺炎、気管支炎等の感染症
(※3)医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4時間を超えるICUへの収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義。
ワクチンの接種後に副反応がみられることがあります。
主な副反応には、接種部位の症状(疼痛、腫脹、紅斑)、頭痛、筋肉痛があります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられていた臨床試験では、妊娠高血圧症の発症リスクは増加しませんでした。
海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したというものもありますが、解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問合せください。
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 10%以上 | 疼痛(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | 紅斑、腫脹 |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
★他のワクチンとの同時接種について
医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。
RSウイルスワクチンについて詳しくは下記のリンクを参照ください。
| 接種対象(※1) | 接種時点で、沖縄市に住民登録がある妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方 |
| 使用するワクチン(※2) | 組換えRSウイルスワクチン【アブリスボ(ファイザー社)】 |
| 接種回数 | 妊娠ごとに1回 |
| 接種費用(※3) | 原則無料 |
(※1)接種後、14日以内に出生した乳児における有効性は確立されていないため、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は、医師に相談してください。
(※2)RSウイルス感染症に対するワクチンのうち、アレックスビー(GSK社)は母子免疫ワクチンとして使用不可。
(※3)県内離島・県外で接種を行う場合には、一部自己負担が発生する場合があります。
事前の申請手続きが必要となります。予防接種を受ける約1か月前までにこども相談・健康課予防係(TEL:098-939-1212 内線:2032・2033)までご連絡ください。
指定医療機関 (通院中の産婦人科が望ましい)
中部地区(沖縄市、うるま市、宜野湾市、北谷町、嘉手納町、西原町、北中城村、中城村、読谷村)の指定医療機関一覧は、下記のページよりご確認ください。
★中部地区以外の医療機関については、こども相談・健康課予防係(TEL098-939-1212 内線2232・2233)までお問い合わせ下さい。
接種時に必要な予診票は、指定医療機関に備え付けております。
里帰り出産等により、県内の離島や県外で接種を希望される方は、こども相談・健康課 予防係(TEL:098-939-1212 内線:2032・2033)までご連絡ください。
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの副反応による健康被害をなくすることができないことから、救済制度を設けられています。詳しくは下記のリンクをご確認ください。
RSウイルスは、特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こし、乳幼児に関しては生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスに感染すると言われています。
感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。
日本では日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、3~5万人が入院を要したとされています。
RSウイルス感染による乳児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く(基礎疾患のない正期産児等)、また、月齢別の入院発生数は、生後1~2か月時点でピークとなるため、生後早期から予防策が必要とされています。
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