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◆ 広報おきなわ(bR49) 7月号

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みんなが誇れる
 街づくりをめざして


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又吉 助好さん(65)
このほど市民憲章推進協議会の定期総会が行われ、又吉助好さんが新会長に就任した。
市民憲章推進協は現在、五十五団体、約三百五十人の賛助会員がいる。しかし、同協議会の事業はすべての市民が対象、市内すべてが現場である。
四期八年務めたベテラン中根聖さんからのバトンタッチ。今月は街全体を相手にリーダー役としてどう取り組むか、その手腕に期待がかかる又吉さんに、会長としての抱負などを聞いてみた。
 
市民憲章推進協議会の発足は昭和四十九年、同時に住みよいまち、誇れるまちづくりの実践目標として「市民憲章」が制定された。
市民憲章制定について又吉会長は「沖縄市の市民憲章は多くの市民が時間をかけ、知恵をしぼり、検討を重ね、さらに市議会で決議されて制定されたと聞いている。だから、やさしい言葉の中に、意味深い内容が含まれているんです」と話す。そして「現在は七つの専門部を設け、具体的な事業を推進している。また、家庭や地域、学校でも、いろんなことが実践され、それが内外から高く評価されていると思うんです」と続けた。
淡々と話すが闘志満々である。個人に触れる。安慶田小をわが母校と誇る又吉さんは小学校の教員、校長を歴任。三十六年間の教職を終え、定年退職後は市教育委員長を務めた。四十年間の公務を振り返り、又吉さんは「多くの子供たちや同僚、仲間との出会いがあり、それだけでも悔いのないライフワークであったように思う」と語る。
会長に就任してまもないが、これから大海原へ船出する新会長へ抱負などを聞いてみた。「歴代の会長をはじめ多くの関係者が築かれた二十八年の実績を礎にして、常に一歩前進を心がけたい。住みよい沖縄市、みんなが誇れる沖縄市づくりに、市民憲章推進協議会がその役割を果たせるよう頑張りたい」と同協議会にかける熱い思いをのぞかせる。さらに「推進協議会の歴史をたどると、素晴らしい実践活動がなされており、心強く思う。そして、その意義の大きさと今後の展望を見る思いがする」とつけ加えた。
趣味はバドミントン、ゴルフ、三線、家庭菜園。中でもバドミントンは二十年余続けているという。モットーは「平凡持久」。人の行動は時代とともに変化していると言われるが、又吉さんは「いずれにしても、ごくあたりまえのことを、辛抱づよく続けることの大事さを忘れてはならない」と説く。
一見もの静かそうだが、内に秘めた闘志、責任感、信頼感は誰もが認めるところだろう。
新会長、又吉さんは誠実な人柄で子供からお年寄りまで、みんなが誇れる街づくりをめざし走りだす。
 

 
 
美里のサガリバナ
夏の夜に開花する幻想的な花、サガリバナ(別名サワフジ)が見ごろを迎える。サガリバナといえば、西原町内間御殿のサワフジや名護市真喜屋の舞香花が有名だが、美里にも樹齢百年を越すかと思われるサガリバナの大木があり、聞き伝てに訪れる人が多くなっている。
「美里は昔から七月になると五穀豊穣を祈って、青年会を中心に大綱曳きが行われた。男綱はテーク(太鼓)女綱は花ルールー(灯籠)が決まっており、その飾りつけに、美しく夜しか咲かないサガリバナを垂れ下げて志気を大いに鼓舞した」(川上雄善「ふるさとの追憶」)
サワフジの 感触残る 月の径(長浜和子 沖縄市)
 
今では市内で稲作の風景はすっかり見られなくなったが、十四日(旧六月十五日)は、豊作を感謝する六月ウマチー(稲の収穫祭)。根屋を同じくする知花・松本・池原部落は、知花城址北側にあるカンサジャー(神アシャギ)で新米でつくった神酒をお供えし六月ウマチーを厳かにとり行なう。
昔から、旧六月(新暦七月)の暑さは、六月太陽といい、暑さで牛が涎を垂らしていると例えられるように耐え難い。二十三日は二十四節季でいう大暑。一年でもっとも暑さが厳しい頃。最高気温が三十度以上の日を真夏日、最低気温が二十五度以上の夜を熱帯夜と呼ぶ。気温は夜になってもなかなか下がらず寝苦しく、十分に睡眠が取れない日が続く・・・
夜半覚めて 星影眩し 熱帯夜(平良晨精 沖縄市)

 

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