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◆ 広報おきなわ(No344)  2月号

 

▲ あらゆる災害から市民の生命を守ることを決意する各団員ら
 「消す心 置いてください火のそばに」―平成15年沖縄市消防出初式が1月7日午後、市消防本部で行われた。
 出初式はあいにくの雨となり消防本部内講堂で行われ、消防職員、消防団員、市婦人防火クラブ会員らが整列する中、消防職員、消防団員の表彰や消防協力者への表彰が行われた。
 協力者表彰では初期消火による火災発生未然防止として山内盛春さん、山内信子さん。消防救助隊に対する協力として仲宗根龍弘さんにそれぞれ感謝状が贈呈された。
 式典で仲宗根市長は「本市は質の高い消防行政に努力を傾注してきました。今後も市民防災意識の高揚と組織強化を図り、災害に強く安心して住めるまちづくりに向け邁進していく所存です。職員には今後とも訓練、技術の研鑽に励まれ、不測の事態にはその威力を十分に発揮され、沖縄市から災害ゼロを目指し、一層精進して下さい」とあいさつ。
 稲嶺惠一県知事(牧野浩隆副知事代読)は「県内では台風による豪雨と強風により、毎年、住民の生命・財産や経済活動等にも被害が生じるなど、危機管理が強く求められており、このような中で消防の果たすべき役割は年々増大している。これからも地域住民の信頼と期待に応えていくよう取り組んで下さい」と祝辞を述べた。
 1日消防長を務めたミスハイビスカスの秋山望さんは「交通事故、急病、台風とあらゆる災害に出動し私達市民の生命財産を守るため、日夜奮闘していることに対し感謝します。災害の無い年になることを祈念します。」とあいさつした。
 式典後、訓練披露や婦人防火クラブによる炊出し、また市内保育園児らで構成されている市幼年消防クラブの子供達を招きもちつき大会も行われた。
 訓練披露は清掃中の作業員が不審な容器を開けたところ、強い刺激臭があり、目と喉に異常を訴えて倒れたとの119番通報を受けたことを想定。消防本部は劇毒物災害の疑いがあると判断、ただちに特殊化学隊の出動指令を出した。特殊化学隊による危険区域の設定・原因物質の特定・被災者の救出・救急処置など一連の化学災害活動を披露した。
 市の平成14年の火災発生件数は44件で損害額は1億2582万円。火災発生原因はコンロ14件、放火7件、放火の疑い5件、電気装置4件など44件が発生している。
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特殊化学隊出動、化学災害活動を披露した
▲ 幼年消防クラブの子供達のもちつきも行われた


 


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