■広報 おきなわ 8月号 NO.518

 今月の人(302)

若い女性目線で市の魅力を発信
第42代ミスハイビスカス

伊江(いえ)萌香(もえか)さん(23)
護得久(ごえく)ひかる さん(22)
土田(つちだ)りさ さん(25)

 5月から、新たに第42代ミスハイビスカスに就任した伊江萌香さんと護得久ひかるさん、土田りささん。今後の活動への意気込みなどを3人に伺った。

 
Q.ミスハイビスカスへの応募動機を教えてください。
伊江さん 以前から沖縄の観光をPRする活動をしていて、沖縄市を取材したときに、私が生まれ育った沖縄市のことをよく知らないことに気づき、ミスハイビスカスになって、もっと沖縄市のことを知りたいと思いました。私はSNSを利用して情報を発信することが好きなので、若い世代に沖縄市の良いところを伝えたいです。
護得久さん 2年前に『沖縄市女子観光プロジェクト事業』に関わりました。その時、一緒に関わったメンバーに現役のミスハイビスカスがいて、「ミスハイビスカスのオーディションに応募してみては」と勧められました。
土田さん 私が大学生の時に、本島南部に住んでいる友人から「沖縄市は怖いね」と言われ、悲しかったです。ミスハイビスカスになり、沖縄市のイメージを変えたかったので応募しました。
 
Q.ミスハイビスカスになって感じたこと、何か変わったことはありますか?
伊江さん 私がミスハイビスカスに選ばれた時は、とても嬉しかったですし、ワクワク感でいっぱいでした。あとから少しずつ緊張感が増してきましたが、楽しみながら活動をしていきたいです。周りの方々から注目されるので、立ち振る舞いには気を付けるようになりました。
護得久さん まだ就任して間もなく、不安な気持ちが少しありますが、応援のお声を頂いていますので、前向きに様々なことに取り組んでいきたいと考えています。
土田さん 最終選考で私が選ばれた時はとても驚いたし、嬉しかったです。沖縄市のことについてもっと知識をつけなければと思い、今までよりもニュースや新聞をチェックしています。沖縄市の情報に敏感になっています。
 
Q.ミスハイビスカスになってどのようなことをやりたいですか?
伊江さん まだ知られていない沖縄市のことを知り尽くしたいです。
護得久さん 若い世代が沖縄市に興味をもち、たくさん足を運んでもらうように取り組みたいです。
土田さん 楽しい企画やイベントに携わり、沖縄市を盛り上げていきたいです。
 
Q.市民または沖縄市を訪れる方々へ一言お願いします。
伊江さん 沖縄市はまだまだ魅力がたくさんあり、掘り起こされていないこともたくさんあると思います。私たちハイビスカスが笑顔を絶やさず、元気にPRしていきます。
護得久さん 出会いを大切にし、市とともに成長しますので、応援よろしくお願いします。
土田さん フットワークを軽くし、たくさん動いて元気な沖縄市をPRします。
 
伊江さん、護得久さん、土田さんありがとうございました。沖縄市のPR活動頑張ってください。

今月のヒストリート

 72年前の沖縄戦で九死に一生を得た住民は、米軍が本島に上陸した4月から中北部の民間人収容所へ送られ、そこで生活を始めることになります。嘉間良を中心としたキャンプコザでは4月16日から住民を受け入れ、5月、6月になると中南部の戦線で保護された多くの人々が収容所に送られてきます。その中には親兄弟を失った孤児達も少なくありませんでした。彼らは、キャンプ内にあった孤児院に収容されますが、7月には600名を超え、8月1日には孤児院内にキャンプでは4番目となる小学校が開校します。
 その頃の孤児院の様子が綴られた日誌「JOURNAL CHILDREN'S HOME CAMP KOZA」によると、8月10日に米軍関係者が孤児院を訪問し、孤児院の計画とニーズを書き出しています。内容は23項目にのぼり、フルタイムの通訳者の必要性、子ども達には少なくとも腰巻だけでもまとうようにさせること、さらにそこで働く人達や組織について、衛生面に関する事などが記述されています。
 今月中旬から企画展「沖縄市の沖縄戦とコザ孤児院」を開催します。「平和の礎」のデータ、キャンプコザや孤児院について、体験者の証言、9月7日に字森根で行われた南西諸島の「降伏調印式」等々、沖縄市の沖縄戦の諸相を紹介します。ぜひ、お越し下さい。

 

 
コザ孤児院の少年達
(米軍撮影の映像より)
1945年
 

 

■ 市史編集担当 
 TEL.098-929-4128
■ ヒストリート、
  ヒストリートⅡ 
 TEL.098-929-2922

高原自治会
地域がまとまる自治会を目指す


  高原自治会( 渡嘉敷(しき) 直久(なおひさ) 会長)では、綱引き大会や相撲大会、新一年生激励スポーツ大会などが開催され、住民同士の交流が盛んな区域だ。
 年間行事の中でも、6月に地域内の慰霊塔で執り行う慰霊祭は、高原小と美東中の児童・生徒代表が平和のメッセージを朗読し、地域で恒久平和を祈念する大切な行事となっている。
 同自治会は子ども会の活動が活発で、夏休みのラジオ体操には子ども会メンバーを中心に、 例年多くの子ども達が参加している。また、青年会も少人数ながら活動を続けており、旧盆中はエイサーの道じゅねーを行っている。
 グランドゴルフ愛好会も長年続くサークルで、会員らは毎月、試合などで親睦を深めているという。
 渡嘉敷会長は「6月に就任したばかりだが、自治会活動を良くするために色々取り組んでいきたい。地域全体がまとまり、誰でも気軽に挨拶を交わせるような地域づくりに尽力していく」と話していた。
 
TEL:098 937 3668

今年で44回目を数える慰霊祭
(高原自治会提供)

胡屋自治会
安心安全で住みよい街に


 胡屋自治会(島田薫会長)は、青年会や婦人会、老人クラブ、青少年育成協議会があり、それぞれが熱心に活動している。最近ではこどもエイサーを立ち上げ、毎週日曜日にエイサー練習を行っているそうだ。
 また、サークルなどで公民館を利用するグループや住民が多く、地域行事への参加率も高いため、住民同士のコミュニケーションが取りやすい環境である。
 同自治会では毎月第一日曜日に清掃活動を行っており、地域住民が自ら住んでいる地域を清 掃することで、地域の状況を把握できるという点から、防災意識の向上にもつながると島田会長は話す。さらに、〝災害は必ずやってくる〟を念頭に置き、地域の防災力を高めることを課題に、市の防災課と連携した防災講座や図上防災訓練のほか、実際に担架を使用した防災訓練を行っている。
 島田会長は「今年は地域防災マップづくりに取り組み、マップを活用した防災訓練の実施や、災害時要配慮者の避難体制の確立を図っていく」と今後の目標を語った。
 
TEL:098 933 5090
  

図上防災訓練の様子
(胡屋自治会提供)

KOZA CHOICE!(コザチョイス)vol.38

  今回はみやんちSTUDIO&COFFEE の「香油そば膳」をご紹介します。
 2012 年にオープンしたみやんちSTUDIO&COFFEE は、沖縄に縁の深いアーティスト宮沢和史さんが店のコンセプトからメニューまで、すべてをプロデュースしたというカフェ。鮮やかな赤瓦屋根が印象的な店で、オリジナルのそばを中心とした食事やスイーツが楽しめます。
 「香油そば膳」は、台湾風の混ぜそばをアレンジした県産豚肉と野菜たっぷりの「香油そば」に、ご飯やスープ、デザートまでがセットになったお得感のある一品。具と麺をよく絡めて食べた後は、残った具材をご飯に混ぜたり、スープを加えたりしても美味しく、何通りもの味が楽しめます。
 同店ではライブや展示会など様々なイベントを開催しております。美味しい「香油そば」と素敵な空間で、ハッピーなひとときが楽しめますよ♪

 
所在地:沖縄市与儀1-29-22
営業時間:午前11時~午後5時
休み:火曜 問合せ:098-923-1382
 
 
商品名:香油そば膳
事業所名:みやんち
STUDIO&COFFEE
職 種:カフェ
代表者:黒木 智