7か国の市出身者が集う

沖縄市歓迎レセプション開催

 5年に1度開催される、第6回世界のウチナーンチュ大会が10月27日から30日まで開催され、市でも28日にコザ・ミュージックタウンで歓迎レセプションが行われた。
 レセプションには7か国24の地域のウチナーンチュ189人と一般154人の計343人が参加。 桑江市長が「万国津梁の精神を共有し、末永くうちなーネットワークを継承していきたい。 皆様にはお互いの絆を確かめ合い、久しぶりの再会を楽しんで欲しい」と歓迎し、親族や知人、友人との再会や世界各地に住むウチナーンチュが親睦を深めた。 会場では沖縄の歴史の演劇や古典音楽が披露されたほか、市で沖縄の文化を学んでいる海外移住者子弟研修生の意見発表などが行われた。 また、民謡ライブも行われ、来場者が飛び入りで参加する場面もあり盛り上がりを見せた。 レセプションの最後には、「また、5年後にお会いしましょう」を合い言葉に会場が一体となってカチャーシーを踊った。


ウチナーンチュはやっぱりカチャーシー


久しぶりの再会に笑顔があふれる

ドクターカー運用10年

消防と医療機関が共同で救命

 市消防本部と中部徳洲会病院が連携して救急活動を行っているドクターカーの運用が10周年を迎えたことから、10月18日に市役所ロビーで記念式典が開かれた。
 ドクターカーは重篤な事故の発生時に、医師や看護師が駆けつけ、現場や救急車内で医療行為を行うことで救命率の向上を図ろうと、平成18年6月12日に県内で最初に運用を開始した。 中部徳洲会病院では市消防本部が運用している無線を聴取するための機器が整備されており、常に事故現場の状況を把握することが可能で、迅速な対応を実現している。
 ドクターカーの10年間の出動件数は2043件で、その内、心肺停止は372件。66件が心拍再開し、15人が社会復帰している。 式典では心肺停止状態の患者を救急隊と病院スタッフが連携して救命する展示訓練も披露された。


展示訓練で救命現場の様子を再現する市の消防隊と中部徳洲会病院のスタッフ

博物館が市の自然環境を展示

新種や絶滅危惧種も紹介

 市立郷土博物館で企画展「沖縄市の自然 やんばるの入口」が10月28日から開催されている。
 企画展は、市立郷土博物館が沖縄振興特別推進市町村交付金を活用し、平成24年度から5か年計画で行った地域自然環境調査事業の成果を展示したもので、市の地質や北部地域「嶽山原」(たきやんばる)でみられる動植物を中心に標本や写真などが展示されている。 調査では新種のアリバチ「クボミツヤアリバチ」や多数の絶滅危惧種が発見されており、市には多くの貴重な生物が存在していることが分かった。 10月31日にはオープニングセレモニーが開かれ、絶滅危惧種を発見した調査結果や、外来生物の危険性、市の自然の現状などを博物館の職員が説明した。 企画展は12月25日まで。開館時間は午前9時から午後5時まで。月曜日と祝日は休館。


企画展では5年間の調査結果が展示されている

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