沖縄の歴史と芸能のステージ

「綾庭の宴」が公演される

 琉球王朝時代から現代までの沖縄文化の歴史的重なりを音と光と舞の重なりで表現するエンターテインメントショー『綾庭(あやみや)の宴』(沖縄市・ミュージックタウン音市場主催)が8月29日と30日にミュージックタウン音市場で公演された。
 『綾庭の宴』は「コザ・ミュージックタウン前のガジュマルの木の下で待ち合わせをしていた少女がキジムナーと出会い、キジムナーの力で400年前の琉球王朝時代にタイムスリップし、越来城にあった美しい庭『綾庭』にたどり着く」というストーリー。劇中では琉球王朝時代の様子から薩摩による侵攻、沖縄戦と歴史をたどりながら琉球舞踊やエイサー、獅子舞、空手など次々と沖縄の伝統芸能が披露された。スペシャルゲストとして古謝美佐子さんが登場し美声を響かせ、フィナーレでは出演者総出演の華々(はなばな)しい創作舞踊が披露された。そのほかにも、生バンドによる演奏やステージ奥のスクリーンに映し出された映像が劇を盛り上げた。公演は好評で2日間とも満員だった。

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少女は沖縄の歴史をたどり大切なことを学んでいく

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フィナーレでは沖縄の芸能がひとつに

ロゴ 第2回根音(にーうとぅ)ウマチー開催!

 昨年コザ・ミュージックタウンの大きなガジュマル前の特設ステージで行われ、多くの観客を魅了した「ミュージックタウン 音のページェント根音ウマチー」が、今年も10月12日(土)と13日(日)に開催される。(観覧無料)
 根音ウマチーは、誰もが持っているルーツや宝物との再会を奏でる日をコンセプトとして、沖縄の多様な音楽や民俗芸能などで構成される野外音楽イベントとなっている。
 今年は、沖縄市芸能団体協議会、泡瀬京太郎、園田エイサー、りんけんバンド、神谷幸一、山里ユキ、前川守賢、知名定人、仲宗根創、村吉茜、HIKARI(ヒカリ)が出演し、また、会場の一角では、昨年惜しまれつつ逝去された故登川誠仁氏にまつわる企画展「永遠のウーマクわらばー 登川誠仁 殿」も開催される。

《問合せ》
ミュージックタウン音市場(932-1949 http://otope.jp/
または、文化観光課(939-1212 内線3556)

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昨年開催されたライブの様子

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プレイベントとして市役所で開催されたロビーコンサートの様子

東日本大震災に係る義援金寄付者

知花 章(春の会) (8月30日)※敬称略

被災地への温かいご支援、誠にありがとうございます。

若い年代も危ない! お酒から肝臓を救おう!

沖縄県は65歳未満の死亡率が全国1位なんです!!

 厚労省が発表した「2010年都道府県別生命表」で戦後復帰以来、1位を維持していた沖縄女性の平均寿命が3位に後退し、男性も30位まで順位を下げました。その原因は、20〜64歳の「働き世代」の生活習慣が大きく影響しています。特に20〜40代の若い世代の暴飲暴食や運動不足により肥満者が増加し、結果として脳血管疾患や糖尿病等の生活習慣病を招き、平均寿命に影響を与えています。

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お酒による《肝疾患の死亡率》も全国1位

 また、沖縄県は「お酒」による肝疾患の死亡率が全国1位です!全国は「C型肝炎ウイルス」関連の肝ガン死亡率が高いのに対し、沖縄は「お酒の過剰摂取」による肝疾患死亡率が高いのです。沖縄県の飲酒量は全国と比べて多く、特に20〜30代の若い世代がお酒の過剰摂取を続けることで、アルコール依存症や肝疾患を引き起こしているのです。

若いうちから健診を受けよう!!

 若いから大丈夫、痛みがないから大丈夫と思っていませんか?肝疾患や生活習慣病は自覚症状をほとんど感じません。30〜40代の生活習慣はその後の体に大きな影響を与えます。若い皆さんも健診を受け、生活習慣を見直して自分の体を守りましょう。

お酒から肝臓を守る為にできること

 ◆1日の適量を守ろう
  ・ビールなら500ml
  ・泡盛なら0.5合
  ・ワインならグラス2杯 (240ml)
 ◆ お酒はたんぱく質を含む食事と一緒に
 ◆ 週に2日の休肝日で肝臓を休ませよう
 ◆ 食事は寝る2時間前までに済ませよう

沖縄市役所(市民健康課 内線2241)

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