多彩なテナントとステージ誰もが楽しめるまつり

第29回 沖縄市福祉まつり

第二十九回沖縄市福祉まつり(沖縄市社会福祉協議会主催)が十月二十一日に美里公園で開催された。

まつりには三十四団体が参加し、活動の発表やパネル展示、作品の展示販売、体験コーナー、ゲーム、バザー等、四十四のテナントが出展された。動物にふれあえる沖縄こどもの国のミニ移動動物園や、食料を困窮世帯に贈る市社協のフードバンクコーナーも設置された。フラフープやボウリングで遊べる「一緒に遊ぼうコーナー」や「おもちゃづくりコーナー」、「金魚すくい」などはこども達に人気で、にぎわいを見せた。また、バザーにも多くの客が訪れ、手工芸品等を買い求めた。その他、野外特設ステージでは市民劇「コザ物語」のショートバージョンがオープニングを飾り、のど自慢大会や園児の歌や踊り、ライブハウスモッズの野外ステージ等が披露された。まつりにはこどもからお年寄りまで多くの来場者が訪れ、様々な催しやテナントを楽しんだ。

上手におかし釣れるかな?
▲上手におかし釣れるかな?

元気に踊る山内保育所のこども達
▲元気に踊る山内保育所のこども達

歌を披露する照屋自治会「てぃらぬ会」
▲歌を披露する照屋自治会「てぃらぬ会」

カッコ良く決める東松本の夢太鼓
▲カッコ良く決める東松本の夢太鼓

ねんどと絵の具でスイーツづくり
▲ねんどと絵の具でスイーツづくり

大勢の客が訪れまつりを楽しんだ
▲大勢の客が訪れまつりを楽しんだ

まつりを盛り上げる「モッズイン野外ライブステージ」

まつりを盛り上げる「モッズイン野外ライブステージ」

▲まつりを盛り上げる「モッズイン野外ライブステージ」

福祉の心を広める

第9回中学生「福祉体験」作文表彰式

ゆいまある賞、優秀賞を受賞した生徒たち
▲ゆいまある賞、優秀賞を受賞した生徒たち

思いやりやいたわり、感謝の気持ちなど、小さな福祉の心を学校や家庭、地域に広めようと第九回中学生「福祉体験」作文コンクールが行われ、その表彰式が十一月六日に沖縄市役所で行われた。式では、六百五十六点の応募作品の中から選ばれた「ゆいまある賞」六作品と、「優秀賞」十四作品の受賞者が表彰された。受賞者を代表して松本彩花さん(美東中学校三年生)が受賞作「私のまわりの人々」を発表し、自分を支えてくれた家族やボランティアなどお世話になった人たちに感謝し、恩返ししていきたいと語った。審査委員長を務めた美東中学校の知念良和校長は「皆さんの作文には、明るく、住みよい街づくりへの意見がたくさん入っていました」と講評した。

地震・津波に備える

沖縄市防災訓練実施

市民一人ひとりの防災意識の向上を図ることを目的に沖縄市全域で十一月十六日、平成二十四年度沖縄市防災訓練が行われた。

訓練は沖縄本島南東沖でマグニチュード七.八の巨大地震が起き、三メートル以上の大津波警報が発令され、津波到達予想時刻が四十分後と想定。防災無線による緊急地震速報の放送で訓練が開始された。市は大津波警報が発令されると直ちに現地災害対策本部を設置。東部地域へ避難の指示や情報収集の訓練を行った。保育所・幼稚園・小中学校では机の下にもぐり落下物から身を守り、地震がおさまると運動場に避難する訓練を行った。東部地域では津波避難訓練も実施され、十五メートル以上の高台や五階以上の建物に避難した。また、自主防災組織は避難の誘導や、災害時要援護者の避難訓練、給食給水訓練を行った。その他にも仮設トイレの設置や生活物資の搬送訓練等、行政・市民・企業が一体となって訓練に取り組んだ。

高台に避難する泡瀬小学校のこども達
▲高台に避難する泡瀬小学校のこども達

まずは机の下に避難
▲まずは机の下に避難

高原自主防災組織は給水訓練も行った
▲高原自主防災組織は給水訓練も行った

FC琉球の選手達が山内小に

サッカー教室が開催される

FC琉球の選手とサッカーを楽しむこども達
▲FC琉球の選手とサッカーを楽しむこども達

山内小学校で十月十日、二年一組の生徒二十九人を対象に「FC琉球サッカースクール」が開催された。

教室には、FC琉球の田中靖大選手と溝ノ上一志選手のほか、コーチ、スタッフが訪れ、サッカーを通してこども達と交流した。教室ではFC琉球のコーチの指導のもと、選手も一緒になって、瞬時の判断力を鍛えるトレーニングや、パス回し・ディフェンスの練習、PK、試合が行われた。こども達は選手にあだ名を付けて呼び、終始、笑顔で楽しそうに走り回っていた。教室が終了すると選手達は、こども達へのサインや記念撮影に応じていた。

FC琉球はホームタウン活動の一環としてサッカースクールを行っており、今年度は開催を希望する市内小学校を順に回り、サッカー教室を実施している。

工事の安全を願う

美里小改築工事安全祈願祭

美里小学校の改築工事の安全を願って祈願祭が十月二十五日に校内の建設地で行われた。祈願祭には東門市長をはじめ、美里小学校教頭や建設会社社長など工事関係者が参列し、工事の安全を願った。

美里小学校の校舎は、古いもので建築から四十八年経っており、老朽化が進み改築が求められていた。今回の全面改築では、創設百周年の記念碑など美里小のシンボルは残しながらも、太陽光発電設備の導入や、トイレの洗浄水に雨水を利用するなど、環境に配慮した校舎を建てる予定。体育館や幼稚園園舎も含めて全面改築される。

美里小学校の藏根淳教頭は「子どもたちをはじめ保護者や地域の方々も完成を楽しみにしている。新しい校舎で子どもたちの心と体を育てたい」と語った。

工事の安全を願って地鎮之儀(じちんのぎ)を行う関係者
▲工事の安全を願って地鎮之儀(じちんのぎ)を行う関係者