第三十四回 沖縄市文化祭
未来への創造・躍進する文化をテーマに十一月十一日から十三日の三日間、沖縄市体育館で第三十四回沖縄市文化祭（主催・沖縄市文化協会、沖縄市）が開催された。
今年度から会場が、新装された沖縄市体育館での開催となり、展示スペースも大幅に拡張され圧巻の展示会となり多くの参観者が訪れた。
展示は美術部、写真部、陶芸部、木彫工芸部、書道部、押し花絵部、華道部、茶道部、文芸部、人形部、フラワーデザイン部、盆栽部の十二部門、約五百点の作品が展示され、観客は会員らの力作に見入っていた。
また、舞台部門（大正琴、ピアノ、ハワイアンフラ、古典芸能など九部門）の発表は一月二十七日から二月五日にかけて沖縄市民小劇場あしびなーで行われる。
▲多くの参観者が訪れました
▲熱心に作品に見入る参観者
素敵な花織に心踊ります
第2回 知花花織展
▲普段使いできる商品も多数展示されました
市の伝統工芸品である知花花織の作品や商品を展示した、第二回知花花織展（主催・知花花織事業共同組合）が十月十八日から二十三日までプラザハウス三階グローバルギャラリーで開催され、多くの来場者が訪れた。
花織展では組合員の作品が展示され、これまで紺色の織物というイメージの強かった知花花織だが、桜色やクリーム色といった女性らしい淡い色合いの作品も多数展示され、来場者の目を楽しませた。また、知花花織で作った小物やかりゆしウェア、枇杷（ビワ）染めのショールなどの商品が展示・販売された。商品は胡屋十字路近くコザ工芸館ふんどぅでも販売中。
本当に充実した三カ月間でした
平成二十三年度沖縄市海外移住者子弟研修生報告会
▲空手の演舞を披露する与那・ジュリア・みかさん
沖縄市から海外へ移住した方の二世、三世を研修生として受け入れる、平成二十三年度沖縄市海外移住者子弟研修生受入事業の報告会が十一月九日、市民会館中ホールで行われた。
今年の研修生は、喜屋武・仲間・けいこ・ナタリ（ペルー）、与那・ジュリア・みか（ブラジル）、比嘉・メラニ・ゆかり（アルゼンチン）の三人。三人は研修期間の三ヶ月間、それぞれ日本語の勉強の他、三味線や琴、太鼓に空手、エイサーなど様々な沖縄の文化を学んだ。報告会では、お世話になった先生方やホームステイ先、親戚や友人の前でその成果を披露した。
▲他市町村の研修生と共に三味線を披露した
▲夢海渡太鼓の演舞をする喜屋武・仲間・けいこ・ナタリさん（右）比嘉・メラニ・ゆかりさん（左）
Aランチ選手権
第1回グランプリに「ハワイ」、2位「リマ」、3位「オリーブ畑」
▲１位に輝き喜ぶドライブイン・ハワイのスタッフ（写真中央）
▲正午には各店舗に長蛇の列ができた
忘れられない、あの味―。かつて県内の食堂やレストランの定番メニューだったＡランチでまちの活性化を図ろうと「第１回コザＡランチ選手権」（主催・沖縄市料理飲食業組合）が十月二十三日、市コザ運動公園で開かれ、第一回グランプリに「ドライブインレストラン・ハワイ」（本部町）が選ばれた。
Ａランチは１９５０年代に当時の人気の職業だったタクシー運転手向けに、市内の「ニューヨークレストラン」が考案、コザを舞台に各地へ広がったと言われている。
選手権には県内から八店舗が自慢の味を引っさげて登場、腕を競い合った。正午には各店舗に長蛇の列ができるなど、揚げ物の香りや多くの人出で会場は熱気に包まれた。家族連れなどは各店舗からエビフライ、ハンバーグ、ポテト、目玉焼き、スパゲティなど多彩に盛られた紙皿をいくつもテーブルに運んでいた。
この日はランチを五〇〇円の定価で出品、二五〇〇食を完売した。投票の結果、一位のＡグランプリにはドライブインレストラン・ハワイ（本部町崎本部）二位のＢグランプリはメキシカン＆ステーキハウス・リマレストラン（市諸見里）三位のＣグランプリはオリーブ畑（市泡瀬）となった。また、この日は市陸上競技場でＦＣ琉球対横河武蔵野のサッカーの試合も行われ、結果は１｜１で引き分けた。
▲どこのランチもおいしい。各店舗のランチを並べて食べくらべをする家族連れ
▲出足も好調、多くの来場者が詰め掛け食を楽しんだ
▲ＦＣ琉球対横河武蔵野の試合も多くの人が観戦した