飼育種の良きパートナーに

チャーン二羽・オリイオオコウモリ二頭
沖縄こどもの国が井の頭文化園へ譲渡

 沖縄こどもの国動物園(比嘉源和園長)は、県外での繁殖と固有種の普及啓発の向上を目的に十二月十六日、県天然記念物のチャーン二羽(雄)とオリイオオコウモリ二頭(雌)を井の頭自然文化園(東京都)に引き渡す譲渡式が同園のチルドレンズセンター前広場で行われ、比嘉園長から文化園の小林和夫副園長に手渡された。
 チャーンは三音節の美しい鳴き声が特徴的とされる沖縄在来鶏で、一羽はこどもの国で繁殖、もう一羽は全沖縄チャーン愛好会からの固体。オリイオオコウモリは沖縄本島と近隣島に生息する準絶滅危惧種で二頭ともこどもの国で生まれた。
 井の頭自然文化園では現在、チャーンの雌(二羽)とオリイオオコウモリの雄(二頭)を飼育しており、今回パートナー候補として譲渡された。
 同文化園の小林副園長は「これからペアを作って繁殖させたい。来園者には沖縄の動物や自然のことも見てもらえたらうれしいです」と感謝の言葉を述べた。


▲こどもの国の比嘉園長(右)から井の頭自然文化園の
 小林副園長(左)へチャーンとオリイオオコウモリが譲渡された

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「火災等の災害」に資機材等の借り上げ要請

市消防本部と市建設業者会とで協定

 火災等の災害における建設業者との応援体制を強化しようと沖縄市消防本部(長堂政美消防長)と沖縄市建設業者会(兼島光夫会長)が十二月十四日「消防活動資機材借り上げ」の応援協定を結ぶ調印式が同本部で行われた。
 現在、市と市建設業者会の間には、大規模な自然災害等が発生した場合、市長が建設用重機などを建設業者会に要請できる「災害時応援協定」が締結されている。市消防本部では「火災等の災害」に直面した場合、重機などの必要資機材や機材を扱うオペレーターの応援協定が締結されていない。今回の協定締結は現場において消防が保有する資機材では対応困難と判断したとき、現場責任者の判断で必要資機材を借り上げできる体制を整備したものである。


▲市消防本部と沖縄市建設業者会が
 「消防活動資機材借り上げ」の協定を結んだ

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地域の特色ある芸能を披露

年に一度の大舞台、千百人が大集結

第三十五回沖縄市老人クラブレクリエーション大会

 日頃のレク活動の成果を発表し、会員間の交流を図ることを目的に「第三十五回沖縄市老人クラブレクリエーション大会」(市老人クラブ連合会主催)が十二月十一日、市民会館大ホールで開かれた。
 同大会は、各地域で歌や踊りなどのレク活動をする老人クラブの年に一度の大舞台。千百人の出演者や来場者が沖縄民謡に合わせた踊りに見入っていた。舞台では、祝い節や沖縄観光小唄、島やうた遊びなど、各クラブより地域の特色ある芸能を披露、客席と舞台が一体となり手拍子を入れるなど交流の輪を広げていった。同連合会会長の山内盛芳さんは「三十五周年の節目を迎えられてうれしい。元気ある老人クラブ活動をもっと広めていきたい」とあいさつした。


▲息の合った演技を披露し会場からは拍手が沸いた

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ピーターラビットのふるさと

作者や作品の背景、英国の湖水地方を紹介

沖縄市立図書館講演会

 中央大学名誉教授で東京こども図書館評議員の池田正孝(まさよし)氏を講師に『ピーターラビットのふるさと』の講演会が十二月十三日市立図書館で開催された。
 池田教授は、誕生してから百七年間も世界中で愛されているピーターラビット、その作者のビアトリクス・ポターの人柄や生活ぶり、作品がうまれた背景などを丁寧に説明、作品に登場するイギリス湖水地方の美しい風景をスライド写真二百枚を見せながら紹介した。池田教授は「現在も、ナショナル・トラストという団体がピーターのふるさとを管理し、自然の状態を守っている」と説明、ピーターラビットの作品のことだけではなく自然や環境の大切さについても深く考えさせられる講演会となった。


▲スライドを用いピーターのふるさと
 イギリスの湖水地方を紹介

▲講師の池田正孝中央大学
名誉教授

▲大勢の参加者がピーターラビットの作品の背景を学んだ

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食で育む 生きるちから 市民の健康 ゆたかな環境

親子でうどんづくり

沖縄市食育推進会議委員

新崎亜子

 三人の子育て真最中の中、沖縄市の食育推進委員として私に何が出来るか同じ立場のお母さん方に何を伝えられるのか。そんな気持ちから参加させていただいた食育推進委員。育ち盛りの幼児期に「食の大切さ」を認識させることはそれをサポートする学校、家庭が基本になるのです。親が興味を持てば子供も自然としっかりした食生活が身に付く。昨年夏に講師として参加させていただいた「親子クッキング教室」。思いの他、人気でこれほど食に関心がある親子さんがいらっしゃる事とても嬉しく思いました。作ることを学びたい親子が集まり、皆で仕上げたサラダうどん。意外と体力のいる作業を終え、全身を使って作り上げたサラダうどんは参加者にとって格別だったようです。作ることの大変さ、面白さそして「いただきます」という感謝の気持ち体で感じてもらえ、皆さんのお役に立てた事とても嬉しく思います。今後も「食を育む事」を楽しむボランティアの方々が増えてくれたら自然と食に対する関心が広まっていくことでしょう。

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平成20年度国民健康保険財政状況

国民健康保険の財政状況は、年々増え続けている医療費に対し、近年の社会経済状況の悪化などをひとつの要因として、安定した運営に必要な財源の確保が非常に困難になっています。

※国民健康保険事業は、特別会計として一般会計とは区分して経理されていますが、保険料の増加が医療費の増加に追いつかないために一般会計より平成20年度においては7億円を支援してもらっています。

 上記の会計上の赤字にプラス7億円で実質的には11億円の赤字といえます。
※今後も赤字が拡大することが見込まれており、市の予算を圧迫することになり大変厳しい状況です。

※平成15年度を100とした場合の医療費と保険料の伸び

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