すてきな仲間達 69

工夫しだいでおいしい料理

・料理サークル「ももの会」・


▲会員を募集中ですと話す「ももの会」のみなさん

 取材当日、調理室に近づくと聞こえてくる楽しげな声、ドアの外からでも和気あいあいのムードが伝わってくる。そんな料理好きな仲間が集まるサークルが「ももの会」(田島良子代表)のみなさん。
 メンバーは二十代から六十代の女性十一人、市働く婦人の家と福祉文化プラザで料理づくりに励んでいる。
 平成十三年に市働く婦人の家で開催された韓国料理講座を通じて出会い、意気投合した仲間で結成、毎年行われる婦人の家受講者作品展に出品している。「いつまでも桃のようにみずみずしく(若々しく)活動できるように名づけました」と話す田島さん「来年度中にも閉館することが決まった婦人の家でのサークル活動は、今年の三月で終了するが毎月第一月曜日は福祉文化プラザで活動しています」と話す。同サークルは、その季節にちなんだ旬の食材や県産の食材を使い、二月はキムチとベッタラ作り、六月は手作り梅干といった料理から、冬はクリスマスケーキやゴーヤのゼリー、パン作りなどのお菓子も作り幅広くチャレンジしている。また、復習する意味でも必ず家でも同じメニュー、お盆や正月には一品を食卓に出すことを心掛けている。
 結成当初は、楽しくおいしい食事を目的としていたが、今では健康食を意識し始め、現在は市食生活改善推進員のアドバイスを受けながら年四回のヘルシー料理も取り入れて「食が健康を支える」をテーマに活動している。「普段なにげなく使っている油ですが、勉強会を通していかにたくさん使っていたか気づかされました。油控えめの料理でも工夫しだいでおいしく作れます」と話す田島さん。油や塩分を控え、バランスの取れた、身近な食材を使った手軽に作れる料理を目指す。
 にぎやかなおしゃべりも多いけど、それ以上に手も良く動き手際の良さにはびっくり。この日のメニューは「ヨーグルトスコーン」を作っていました。とにかく、活気があって楽しい雰囲気でした。中に入ると良い匂いに圧倒され取材をしている私の分まで用意して頂き、大感激でした。お友達との輪を広げたい方、ぜひ足を運んでみて下さい。


▲活気があり楽しく調理するメンバーたち

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職人のWAZA Vol.44


事業所名:アワセそば
代表者:武原 盛康

住所:沖縄市字大里47番地
TEL:0120-00-4457

 創業六十年以上の歴史を誇るアワセそば。社長の武原盛康さんは、伝統ある商品を守りつつも、時代に合わせたパッケージデザインや新商品開発に積極的に取り組み、現在では「アワセそば」をはじめ「ソーキそば」や「そばだし」、新商品としては「タコヌードル」などを販売している。工場では様々な機械を稼動し製造するが、麺のキメや触感などは担当者の目と手で細かく確認する。
 近年では、ネットショッピングに注目し、遠い場所からでも気軽に商品が手に入るような体制を整えた。また、沖縄市物産振興会長も務めており、地場産業の振興や産業まつりの運営に携わる武原社長。来年度には沖縄市の物産をまとめたカタログの発行を予定し、沖縄市の市産品をもっとピーアールしていきたいと話す。今月開催される、沖縄市産業まつりでは「多くの人に市産品を知ってもらい、今後さらに愛用していただきたい」と話した。

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