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◆ 広報おきなわ(bR71)5月号

平成17年度施政方針
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沖縄こどもの国
フェスティバル 2005
表  紙
今月の人
肝心(チムグクル)でもって
接するのが私のモットー
<157>嘉 陽 宗 吉さん(73)
年々、多様化する福祉ニーズに対し、常に地域住民の立場に立ち、社会奉仕の精神で市民の相談に応じたり、自立した生活ができるように支援を行っていく組織に「沖縄市民生委員・児童委員協議会」というのがある。昨年、十二月に同協議会の会長に就任したのが嘉陽さん。今月は嘉陽さんに登場していただき、会長としての抱負や、活動状況などについて聞いてみた。

現在、沖縄市には百五十三人の民生委員がいる。委員の連帯と親睦を図りながら、組織の強化や活動の充実、市内全域の各民生協がスムーズに運営できるように、同協議会をまとめていくのが会長の任務である。

その重責の役に就いたのが嘉陽さんである。

嘉陽さんが民生委員の職に就いたのは平成十年、室川地域の担当としてスタートした。「会長といっても、これまで通り、民生委員が協力し合い、連携をとっていけばスムーズにいきますよ、僕はみんなに支えられているようなもんですから」と笑う。現在の活動状況は児童虐待防止や子育てサロンなどの取り組み、市内の清掃運動、新入児童の下校時安全パトロール、高齢者の生きがい健康推進活動、各老人施設や児童園のイベント、地域の相談役など幅広い。

直接、相談者と対面し、難題を受けるケースも多い民生委員だが「福祉などニーズが多様化しており、色々な調査活動が必要になってくる。人権保護やプライバシー等の問題もあってなかなか、前に進まないのが現状ですね」と話す。

これからの取り組みや抱負については「今の社会環境は低迷する経済情勢の中で痛ましい事件や事故、災害などが渦まいており、住民生活の福祉向上には地域住民同士のつながりや人と人との絆を深め、支え合うまちづくりが重要となってくる。そのためには、しっかりとアンテナを張って確かな情報をキャッチし、民生委員としての仕事に役立てていきたいですね」と穏やかな表情の中にも、はっきりとした口調。市老人クラブ副会長、コザライオンズクラブ幹事など多忙な嘉陽さん。モットーは「どんな問題も解決する道は必ずある」。好きな言葉は「ナンクルナイサ」「もちろん、勉強も行動もしないでナル筈がない」と続けて微笑む。趣味はゴルフと釣り。趣味とは云え、うまくなるのが普通だが、なかなかうまくならないゴルフにやきもきする日々だと云う。

人に頼まれたらノーとは云わない性格だという嘉陽さん「友人に断る勇気も持てといわれたんですが、勇気を持って断る程のことではないですから」と冗談も好きだ。最後に民生委員とはの質問に「肝心」ときっぱり一言。
戦後文化シアター
時代の交差点60th
モロミマーケット(1950年代)
戦後六○周年の節目にあたる今年、本市は市内に「(仮称)戦後資料展示室」を開設します。そこでは本市の地域カラーである「戦後」の写真やモノ資料などを展示し、戦後文化情報を発信することを目的としています。そして、地域の歴史・文化に対する理解や新しい文化の創造・発展を図るとともに、「沖縄市の未来像」を考えていきたいと思います。その一環として、今月より本紙上で写真などを紹介し、本市の戦後六○年の歩みを見ていきます。お楽しみに。

写真は諸見南通りにあったモロミマーケットの様子(山里バス停付近、一九五○年代)。同マーケットは五三年にでき、翌年には諸見中央市場や山里市場が次々と誕生する。これら諸見地区の市場たちは那覇にヒケを取らないほど衣類・食糧品が豊富で、中でもモロミマーケットは地域の中心的な店舗機能を果たしていた。そのため、マーケット前は金武や石川、那覇からやってきた外人客の車が列をなし、普天間・北中城方面や北谷方面からの買い物客などで大いに賑わっていたという。
写真について情報をお持ちの方はご一報下さい!
連絡先:総務課・市史編集担当
電 話:939−1212(内線2273)
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