<< [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]  >> 
◆ 広報おきなわ1月号(No.403)

沖縄市
表  紙
年頭のごあいさつ
第十四回生涯学習
フェスティバル
東部海浜開発事業
東門市長記者会見

[ ] [ ]
第2回市民健康ウォーク
市技能功労者表彰式
商店街でイベント・賑わう
私のじまん料理展
『あまSUN』・誕生祭
今月の人
今月のヒストリート
すてきな仲間達
沖縄市の手しごと
秋の叙勲受章祝賀会
ゲート2フェスタ 2007
ミュージックフェスティバル
子ども文化芸能まつり
縄跳びワークショップ
フォトニュース
話題 話題
本市の財政を公表します
沖縄県畜産共進会
古典芸能鑑賞会
沖縄市中学生フォーラム
所得税から住宅ローン
控除額を引ききれなかった方
お知らせ
[ ] [ ] [ ]
 第31回沖縄市産業  ま つ り
 

今月の人 189

人と自然と時間がつくる盆栽の魅力
仲本 潤栄さん (53)

  なにかと慌ただしい世の中。だから人は、あたたかみや癒しを求めるのだろうか。
じっと見入っていると、生命の息吹を感じる。そして、感動へと変わっていく。
このほど、市の盆栽同好会が主催する第一回盆栽展示会が市中央公民館で開かれた。
今月は同会の会長を務める仲本さんに登場していただき、会長としての意気込みや盆栽の魅力などについて聞いてみた。

 盆栽展示会の会場を訪れた。すでに、多くの参観者が足を運び、並んだ盆栽の前で腰を曲げ、じっと見入っている。
 見るものを感心させ、さらに惹きつける盆栽の魅力とはなんなのだろう。
 早速、会長を紹介していただき、展示会場での取材となった。
 まず、第一回目の展示会というのが気になり開口一番、聞いてみた。「実は市内では四十年前に同好会を発足したんですが、十年で消滅したんですよ。その間はいろんな場所で展示会を行ってきたんですがね。それで、今年八月に新たに市盆栽同好会を立ち上げたんです」。
 仲本さんを中心に発足した同好会の会員は十六人。展示会までそんなに時間はなかったはずだが。「そんなことはないですよ、日頃から常に盆栽と向き合っているメンバーで、気心も知れている。展示が決まれば行動は速いですよ」と笑う。
 仲本さんと盆栽との出会いは、約二十二年前。「元々、樹木類は好きだったんです。山原に行くたびに山々の自然の美しさに見とれて、いつしか始めていたという感じ。最初は自己流、やがて那覇市の葉和会や市内の比嘉正喜先生の教室へ通い、一から学びました」。
 仲本さんは、十三年前に日本盆栽協会沖縄支部に加入。四年後に全沖縄盆栽展で金賞を受賞している。平成十五年には同協会の事務局長に就任した。
 自宅の約二十坪の庭には七十鉢の盆栽が並ぶ。盆栽の魅力については「季節を通して変化する樹を見て、心が和み、毎日が楽しみになる。長生きできそうな気がしますよ」と微笑む。
 会の活動としては、今年から中央公民館の組織へ加入、毎月第四木曜日、午後七時から勉強会などを行っている。また、今後は市文化協会への加入の検討など、組織の強化へ力を入れていく。
 盆栽の外にゴルフと釣りが趣味という仲本さん。好きな言葉は「継続は力なり」。「何事も信用が第一で持続することによって、その信用も得られる」と話す。
 抱負としては「沖縄市は盆栽人口が一番多い所、趣味として、自己流でやっている方、また始めてみようと思う方は是非、会へ加入して一緒にやりましょう。そして、楽しみながら技術を向上させ、県内一の同好会にしましょう」と力強く話した。

▼戦後文化シアター
  今月のヒストリート

  昨年八月末、市内にあった二つの映画館のうち、島袋琉映館が閉館しました。同館はコザ市で映画館が乱立していた一九五九年二月、山里にオープン。 その後、レジャーの多様化やビデオ普及による映画産業斜陽化の荒波を乗りきってきましたが、客の減少による営業悪化のため四十八年の歴史に幕を閉じたのです。
 かつて、各映画館は宣伝のため、上映中の映画ポスターを地域各地に掲示していた時期がありました。島袋琉映は山内小・中学校の通学路にもポスターを掲げていましたが、当時は一般の映画だけでなく、成人映画も堂々と宣伝していました。登下校の際、成人映画のポスターの掲示場所に児童生徒がさしかかると、おしゃべりがピタリと止み、子ども達はうつむきかげんにその場を通りすぎていきました。七〇年代半ば以降、通学路にポスターは掲示されなくなりましたが、やはり何らかの働きかけがあったのでしょう。なんとなくアバウトだった昭和の時代。
  再開した「しーぶんかん」で、島袋琉映の入場券各種、料金表示板などの資料を展示しています。ぜひ、ご覧下さい。
沖縄市総務課
市史編集担当/TEL 939-1212(内線2273)
ヒストリート・しーぶんかん TEL 929-2922

<< [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]  >>