
住吉自治会
次の世代へとつないでいくために
野菜・果実・精肉・乾物などが並び「コザの台所」と呼ばれにぎわう中部農連市場や古くからの住宅街が広がる住吉自治会(久場良孝会長)。老人会、女性の会、元青年会によるOB会が、ジューシー会、盆踊り、1月に行う新年会、50人ほどの子供たちが集まるラジオ体操など、長年続けている地域の活動を支えている。
また、8月には「夏休み親子で貝細工教室」を開催し、参加した親子は思い思いの貝細工を作成した。秋には、やんばるのみかん農園に大型バスを借りて遠足へ行く。
現在、就任して9年目の久場会長は「昔は、近所のこどものことはみんな知っていた。今は、あいさつする顔見知りのこどもも少なくなってしまった。パワフルな女性や老人たちの頑張りによりなんとか自治会の活動ができている状況になっている。昔から続けている行事を守り、次世代に伝えなければと思う。若い世代が地域を良くしようという意識を持てば、沖縄市はもっと良くなる」と話している。
℡ 098-937-4631

(住吉自治会提供)
与儀自治会
区民のつながりを深める
与儀自治会(仲宗根
与儀自治会内には、こども会や与儀クラブ(与儀老人クラブ)が活動しており、地域行事などを支えている。こども会は夏休みにはラジオ体操や獅子御願エイサーに向けての練習、12月にはクリスマス会を行っている。与儀クラブは、御願行事への参加やゆんたく会、グランドゴルフなどを行っている。
今年度は自主防災組織の立ち上げに取り組んでおり、仲宗根会長は「自主防災組織の立ち上げをきっかけに自治会に訪れる機会を増やし、地域交流を行うことで区民同士のつながりをより深めて自治会への加入を促したい」と話している。
℡ 098-933-2596

(与儀自治会提供)
今月のヒストリート
平成21(2009)年から、ヒストリートⅡにおいて紹介した企画展「写真と道具が語る世界」は、去る8月のヒストリートの移転オープンにともない、2階の特設コーナーにて、年間を通して観覧できるようになりました。また、展示充実のために、年に4~5回の展示替を予定しています。
同コーナーでは、報道写真家の石川文洋氏、エッセイストの村瀬春樹氏、ゆみこ・ながい・むらせ氏より寄贈・寄託いただいた戦後の沖縄やベトナム戦争に関する写真、そして戦中から戦後の生活道具等を展示しています。
今年の7月より〝列島縦断あるき旅〟に二度目の挑戦をしている80歳の石川氏は、北海道新聞に連載中の旅の一文で「カメラマンにとって喜びの一つは、現地を踏むことでその場所の歴史に関心が湧くことである」と書いています。ベトナムに初めて足を踏み入れたのが昭和39(1964)年、同氏26歳の時でした。あれから50年以上経った今でも、幾度となくベトナムに足を運び、ベトナムの歴史(過去)と現在、そしてこれからを繋ぐコマを撮り続けています。
当館閲覧コーナーには石川氏の書籍も取り揃えておりますので、来館時にはぜひ写真と併せてご覧いただき、沖縄(市)の戦後やベトナムについて「歴史に関心が湧く」一助になればと思います。

特設コーナー
「写真と道具が語る世界」市史編集担当/℡:929-4128(直通)
ヒストリート/℡:929-2922