■広報 おきなわ 5月号 NO.515

山内小学校内公設放課後児童クラブオープン

 山内小学校内に公設の放課後児童クラブ(愛称「山内学童」)が完成し、4月14日に見学会が開催された。
 放課後児童クラブは、保護者が就労等により昼間家庭にいない児童に対し、授業終了後の遊びと生活の場を提供し、健全な育成を図ることを目的としている。
山内小学校内公設放課後児童クラブは、本市では初めて学校の敷地内に設置するもので、校舎から安全に移動することができ、隣接する山ももの里の自然とも触れ合える空間となっている。
 山内小学校に在席する児童を対象とし、平日は正午から午後7時まで、土曜日は午前7時30分から午後6時30分まで、学校休校日は午前7時30分から午後7時まで開所する。定員は40人。保育料は学年によって異なり6千円から8千円(おやつ代等は実費)となる。運営事業者は、わかなつ学童クラブ(代表者・佐久本聰(さとし) )。
 今後も、こども達の安全で安心な居場所づくりとして、公設放課後児童クラブの整備を進めていく。

安全面に配慮した明るい室内
山ももの里につながるデッキ

佐藤仙務氏講演会

 本市の姉妹都市である東海市ふるさと大使で、株式会社「仙拓(せんたく)」代表取締役社長の佐藤仙務(ひさむ)氏による講演会(沖縄市障がい者自立支援協議会主催)が、4月13日にミュージックタウン音市場で行われた。
 自らの生い立ちや、難病を患いながらも19歳という若さで起業し現在に至るまでの経緯を話した。
 佐藤氏は、「話すことと両手の親指を1センチ動かすことが、自分にできること」と説明し、親指を動かしてパソコンを使い仕事をする普段の様子を動画で紹介した。
 2011年に起業し、会社名は創立者2人の名前から「仙拓」とし、障がい者に選択肢を増やすことができるようにと名付けた。現在7人いる従業員のうち、5人は重度障がい者であるという。障がいに関係なくITを活用し仕事をしていることから、ビジネス社会こそが真のバリアフリーであると話した。
寝たきりだけど社長やってます

自らの経験を話す佐藤氏

スタカフェと公庫が連携

 本市の創業・起業総合支援事業の拠点となっているスタートアップカフェコザが、事業計画策定を支援し、沖縄振興開発金融公庫から創業資金融資が初めて行われ、3月14日に同カフェで記者発表が行われた。
 第1号として創業するのは、本市内で青果小売業の創業計画をしていた島袋賢人さんで、スタートアップカフェコザに創業計画の策定支援を依頼し検証を重ね、創業の実現に至った。
 沖縄金融公庫の平良貴洋(たかひろ)中部支店業務第一課長は「創業支援計画の策定は正直難しい。スタートアップカフェコザを活用し、活動が広がれば若い人たちの創業ハードルは低くなるので、金融機関もサポートしていきたい」と話した。
 

島袋さん(左から2人目)と関係者ら

FC琉球 朝のあいさつ運動

 本市をホームタウンとするFC琉球の選手らが、ホームタウン活動の一環として3月6日と7日の2日間、市内小学校で「朝のあいさつ運動」を行った。7日には、上門和樹選手(14番FW)と山川デション諒選手(23番FW)が市立室川小学校を訪れ、朝7時50分から20分間、登校する児童をハイタッチで迎え、児童らは元気よくあいさつをしていた。
 

笑顔でハイタッチをする選手と児童ら

春の全国交通安全運動出発式

 「交通マナー高めて広がる笑顔の輪~美ら島2017~」をスローガンに、平成29年春の全国交通安全運動(期間:4月6日~15日)の出発式が4月5日、市武道館で行われた。
 出発式は交通安全指導員や各自治会、各ボランティア団体などから約100人が参加し、海邦町創作エイサー子ども育成会ぶながやぐゎーのエイサー演舞やミスハイビスカスの前當(まえどう)ニイナさんによる交通安全宣言などが行われた。出発式終了後には、沖縄南インター前交差点で参加者がアイキャッチを行い、走行車両に交通安全を呼びかけた。
 

自らの経験を話す佐藤氏

交通安全協会がキーホルダー寄贈

 沖縄地区交通安全協会(嘉陽宗憲(むねのり)会長)は3月21日に市教育委員会を訪れ、市内16小学校の新入学児童へ約1,700個の交通安全反射材付きキーホルダーを寄贈した。
 カエルがモチーフのキーホルダーは、無事に家まで帰れるようにという願いが込められており、自動車のライトなどを反射し、ドライバーに児童の存在を知らせるもので、〝無事カエルキーホルダー〟と名付けられている。
 

新一年生の安全を願いキーホルダーを贈呈する嘉陽会長

JA美里と花卉(かき)部会、沖縄地区安協、沖縄署、市が啓発活動

 交通事故防止と飲酒運転根絶の意識向上を図る街頭活動として、4月13日に美里3丁目の交差点で「交通安全きくばり(菊配り)キャンペーン」が行われた。
 キャンペーンは、交通安全啓発チラシを添えた小菊の花束400束を配布するもので、今年で2回目となる。歩道にはJAおきなわ美里支店と美里支店花卉部会、沖縄地区交通安全協会、沖縄警察署、沖縄市から約30人が参加し、赤信号で停車中のドライバーに花束を渡しながら安全運転を呼びかけた。
 

きくばり(菊配り)運転を呼びかけた