嘉間良自治会
美しい自然と景観が自慢

　嘉間良自治会（喜納兼輝（けんき）会長）は、戦中から戦後にかけて大きく変化してきた地域だ。沖縄戦以前は田畑が広がる農村で、戦中には米軍が収容所を設け、大勢の人々が生活した。戦後は役場や警察などの官公庁が置かれ、農協、商店街、映画館、銭湯などの商業施設も軒を連ね、にぎわった。その後、収容所にいた人々が故郷に帰っていくと閑静な住宅街に変わっていった。現在は景観条例により整然とした住宅街が広がり、水と緑が豊かで長寿者が多い地域になっており、喜納会長は「嘉間良は空気がきれいだから元気になるよ」と笑う。高齢者のサークル活動も盛んで、おしゃべりとお茶を楽しみながら趣味に興じている。その中でもカラオケサークルは本格的で、東京大会で優勝者がでるほどの腕だ。
　喜納会長は「皆が健康で長生きできるようにあせらずコツコツと地域づくりに取り組んでいきたい。毎年、健康診断も受けましょう」と笑顔で呼びかける。

電話：938-1551

歌碑と石碑をめぐった夏休み親子社会見学

比屋根自治会
区民とともに発展するまち

　比屋根自治会（宮里和夫会長）の地域は平成20年に比屋根小学校が開校し、学校のある北西部は住宅が増え、南東部は多くの商業施設でにぎわう。また、様々な生き物を観ることができる比屋根湿地や開発が進められている東部海浜など、これからも発展していく地域だ。自治会の自慢は、平成13年に青少年の健全育成を目的に結成した子供会の比屋根華太鼓で、４歳から高校生までのメンバーで活動している。和太鼓中心の演舞に加え、夏は青年会の協力でエイサーも取り入れる。出演依頼も多く、毎月、様々な催しに出演する他、高齢者施設の慰問もしている。また、活動を通して道徳教育を行っており、区民からの評判も上々だ。宮里会長は、地域発展に伴い道路整備や安全対策も重要だと考え、緊急避難通路の整備に力を注いでおり「比屋根自治会は、老人会、こども会、青年会、婦人会が協力的で充実している。各組織と連携し、地域の発展に尽力したい」と話している。

電話：932-8950

大勢の区民でにぎわった納涼まつり。比屋根華太鼓も披露された