すてきな仲間達 131

高原えふみの会

絵手紙で交流の輪を

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高原えふみの会のメンバー

 今回は高原公民館で絵手紙づくりを楽しんでいる「高原えふみの会」を紹介する。  同会は、高原公民館で開催された絵手紙講座を受講したメンバーが、講座終了後も絵手紙を書き続けていこうと平成22年2月に結成した。現在のメンバーは60代から80代の約15人で、世話役を玉城房子(ふさこ)さんと宮城由利子(ゆりこ)さんが務め、絵手紙講座でも講師を担当した沖縄絵ふみ協会の桑江良憲(りょうけん)会長が引き続きメ ンバーを指導している。
 絵手紙とは、名前が示すとおり、絵に短い文章を添えた手紙で、書家の小池邦夫氏によって考案された。決まった書き方や形式はなく、書き手が思ったことや感じたことを自由に書くことで温もりと味わいが生まれる。高原えふみの会では、主に季節の花や野菜、果物などを題材に、桑江先生の指導を受けながら絵手紙を書いている。玉城さんは「他の人と比べたり、上手に書こうと気負ったりするとプレッシャーになってしまうので、気軽に楽しく書くことを心がけている」と話す。玉城さん自身も、はじめは思うように書くことができなかったが、作品の出来を気にせずにマイペースで楽しみながら書くことで、徐々に上達したそうだ。絵手紙には腕が向上することの嬉しさや、絵と短い言葉で自分の気持ちを伝えることができる楽しさがあり、送った相手にも喜んでもらえると玉城さんは話す。絵手紙には電子メールのような便利さはないが、手書きの絵と文字には温かみがあり交流を促す力があるそうだ。意識を集中し手先を動かすのでボケ予防にもなると玉城さんは笑う。桑江先生は「ウチナーンチュは知人が近くに住んでいることが多く、よく顔を合わせることから筆不精になりがち。その結果、書くことに苦手意識をもってしまう方が多い。高原えふみの会のメンバーもはじめは苦手意識が強かったが、今では楽しそうに書いている」と話す。書道や絵画もたしなんでいた桑江先生は絵手紙の指導者に適任で、名護市から豊見城市まで県内各地の教室で講師を務めている。桑江先生の絵手紙の交流は県外にも広がっており、毎年送っている年賀状は200通を超えるそうだ。「メンバーには書く喜びと読む楽しみを味わい、絵手紙による交流やふれあいを大切にして欲しいと思っている。これからも自分を磨く生涯学習として続けて欲しい」と桑江先生は話している。

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絵手紙制作の様子

お知らせ

すてきな仲間達の連載は今回で終了となります。来月からは市内の自治会を紹介します。

KOZA CHOICE!(コザチョイス) vol.9

 今回の【KOZA CHOICE! (コザチョイス)】は、「豆ポレポレのオーレのもーっと」をご紹介します。
 豆ポレポレは、Qグレーダーの国際資格を持つ店主の仲村さんが厳選した豆を自家焙煎して淹れたスペシャリティコーヒーの楽しめるコーヒー専門店です。Qグレーダーとは、SCAA(米国スペシャリティコーヒー協会)とCQI(コーヒー品質評価機関)の双方が認定した公式鑑定士です。
 豆ポレポレのコーヒーは、世界各国のコーヒーコンテストで入賞したものや個性が際立つもの、希少なものを揃えており、コーヒーの持つ世界観の広さを伝えています。
 今回ご紹介するカフェオレリキュール「豆ポレポレのオーレのもーっと」は、無添加無香料で、自宅で手軽にカフェオレが作れる優れもので、お菓子に使ったり、アイスにかけたりするのもおススメです。
 店名の「豆ポレポレ」という名前は、スワヒリ語で「のんびり」という意味。厳選されたコーヒーの香りとおいしさで、日常をのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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商品名:豆ポレポレの
    オーレのもーっと
事業所名:豆ポレポレ
職種:小売・飲食店
理事長:仲村 良行

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住所:沖縄市高原6-13-8
営業時間:午後1時〜午後7時
定休日:木・日曜日
問合せ:TEL 098-927-3260

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