沖縄が誇る音楽家を紹介

「沖縄 音の力 三人展(さんにんてん)」開催

会場に訪れた山内昌徳さん
▲会場に訪れた山内昌徳さん

松田一利さんのコンサートも開かれた
▲松田一利さんのコンサートも開かれた

沖縄市役所市民ホールで一月二十八日から二月一日の五日間、全国規模の沖縄民謡ブームを巻き起こした三人の偉大な音楽家の功績を紹介する「三人展」が開催された。

展示会では山内昌徳さん、嘉手苅林昌さん(故人)、登川誠仁さんの三人に関する写真やポスター、CD・レコード、当時の新聞、刊行物などの資料が展示され、インタビュー映像なども流された。市役所に訪れた市民らは大物民謡歌手の展示物に足を止め、興味深げに見入っていた。展示会の初日には九十二歳になる山内昌徳さんが会場を訪れ、マスコミのインタビューに応えた。展示品を前に山内さんはなつかしそうな表情を浮かべ、「昔は、よく楽屋でどんちゃん騒ぎをした。楽しい思い出だ」と話した。

また、最終日の二月一日には、待合ホールでランチタイムコンサート「音市場ストリートライブおでかけ編2013@三人展」が催され、沖縄民謡歌手の松田一利さんが山内さん、嘉手苅さん、登川さんら三人の歌や逸話を披露しお昼のひとときを盛り上げた。

小学生駅伝優勝!

沖縄アンテロープ陸上クラブ

沖縄アンテロープ陸上クラブ(幸良英勝監督)が昨年十二月九日に国頭村で行われたヤンバルクイナカップ「第八回沖縄県小学生駅伝競走大会」で三年ぶり二度目の優勝を果たした。大会は八区間十一・一キロのコースを女子と男子の走者が交互に走り、沖縄アンテロープ陸上クラブは一区の走者から首位をキープし独走状態でゴール。八人の走者のうち五人が区間賞を取り、八人全員が区間五位以内に入る好走を見せた。また、二月九日に県総合運動公園で行われた第二回沖縄県小学生駅伝交流大会(主催:沖縄陸上競技協会)で、ヤンバルクイナカップに出場した主力メンバー女子五人が大会新記録を出し見事女子の部二連覇を達成した。選手たちは三月に行われる全国大会への出場が決まっており活躍が期待される。

好成績をおさめ喜びの報告に訪れた沖縄アンテロープ陸上クラブの選手、監督、父母ら
▲好成績をおさめ喜びの報告に訪れた沖縄アンテロープ陸上クラブの選手、監督、父母ら

空き店舗の新活用

野菜工房オープン

野菜工房の内部を視察する東門市長
▲野菜工房の内部を視察する東門市長

市は、一括交付金を活用した中心市街地活性化事業の一環として、商店街の空き店舗の解消と障がい者の自立支援を目的に、一番街商店街に植物工場「野菜工房」を開設した。一月九日に行われた開設式に出席した東門市長は「空き店舗を活用した野菜工房の運営により消費者へ安心・安全な野菜を届けるとともに、障がい者の自立支援と商店街の活性化を推進したい」と挨拶した。野菜工房では、水菜や小松菜のほか、数種類の葉野菜を無農薬で水耕栽培している。店舗の外の窓からは明るい工場内の様子を見ることができる。

同事業は、NPO法人初穂(仲原エムリ理事長)が受託。収穫した野菜は、一番街内の野菜工房と、みやぎストアで販売している。