地域で災害に備える

安慶田自主防災組織結成

災害が起こったとき、地域の住民同士で助け合い、すぐに避難活動ができるようにと、安慶田地域で自主防災組織が立ち上げられ、結成総会が十月五日に安慶田公民館で行われた。安慶田地域は住宅が密集しているうえ、細い路地が多く、地震や火事が起きると大きな被害がでると考えられる。総会ではこのような地域の事情を考慮した組織づくりが話し合われた。

自主防災組織は自治会や青年会のメンバーで構成され、民生委員や地域のボランティア団体にも協力をお願いする。組織づくりの中心となった安慶田自治会の宮城義和会長は「安慶田のユイマール精神を築いていきたい」と語った。

地域の防災への意欲を見せるメンバー
▲地域の防災への意欲を見せるメンバー

楽しい学校をつくろう

中学生フォーラム

市内の中学校の生徒代表が集まり、各学校の生徒会活動を発表し、意見の交換を行おうと、中学生フォーラムが十月十二日に沖縄市民会館中ホールで開かれた。

今年は「元気のある学校づくり 専門委員会の活動を通して」をテーマに各学校の生徒が演劇や映像作品など様々なかたちで自分たちの取り組みを紹介した。趣向を凝らした発表に感心の声が上がったり、笑いに包まれたりと、フォーラムは大いに盛り上がり、活発な質疑応答も行われた。また、会場には活動紹介のパネルが展示され、参加した生徒は「他の学校の活動や発表の方法など、よいところを取り入れて、後輩たちに伝えていきたい」と話した。

自分たちの活動を演劇で紹介する美里中の生徒会
▲自分たちの活動を演劇で紹介する美里中の生徒会

沖縄市議長に小浜守勝氏

小浜守勝氏

沖縄市議会は十月四日、十四代目沖縄市議会議長に小浜守勝氏を選出した。小浜氏は「前回の市長選、市議会選が50%台と低い投票率だったことを市政や市議会に対する不信と受け止め、市職員と市議会議員が協力し一丸となって信頼回復に努めたい。市民が市政に興味を持ってもらえるよう市民の立場で市民のために頑張っていきたい」と抱負を話した。小浜氏はこれまでに園田の青年会長や自治会長を務め、平成十年に沖縄市議会議員に初当選し現在四期目。議長の任期は平成二十六年九月二十七日まで。

応急手当も体験

消防・救急フェア2012

救急救命の仕事について知ってもらおうと消防庁は九月九日を「救急の日」とし、全国各地で関連イベントが行われている。本市では消防・救急フェアが、九月二十二日に東部まつり会場内で行われた。

消防・救急フェアでは、特設テントにドクターカーについてのパネル展示や応急処置の体験コーナーが設置され、来場者は練習用AED(自動体外式除細動器)やダミー人形を使って救命手当の体験をした。また、一日救急隊長を務めたミスハイビスカスの花城真理子さんや女性防火クラブのメンバーが、救急車の正しい使い方が書かれたパンフレットを配り、救急医療について市民に理解を呼びかけた。

消防職員の助けも借りながら、心臓マッサージの体験をした
▲消防職員の助けも借りながら、心臓マッサージの体験をした