
優しい気持ちは使う人にも伝わる
少年野球チームの安慶田ライオンズが五月七日に沖縄市役所を訪れ、アルミ缶回収により得た収益で購入した車イスを寄贈した。
主将の神谷拓直君は「体が不自由な人のために使ってください。次は優勝旗を持ってきます」と力強い挨拶をした。アルミ缶の回収は大城広勝監督の「子どもたちが福祉活動に関心を持って欲しい」という思いのもと、二十八名の部員が家庭や地域の協力を得て行っている。寄贈された車イスは今回で十四台目となり、市役所や社会福祉協議会等で使われている。
▲14台目の車イスを寄贈した安慶田ライオンズの部員たち
戦没者や無縁仏を供養
倉敷にある市納骨堂で4月27日、市長や副議長、市の幹部、市職員ら30人が出席して清明祭(シーミー)が執り行われた。
清明祭は旧暦3月の清明節に行われる先祖供養行事。市納骨堂でも掃除を行い、一般家庭で行うシーミー同様、重箱に入った御馳走やお酒などを納骨堂前に供え、ウチカビ(紙銭)を燃やし、線香を立て合祀者の冥福を祈り手を合わせた。供えた御馳走はウサンデーし、参加者で頂いた。同納骨堂には、戦没者や無縁仏など1,157柱が合祀されている。
▲合祀者の冥福を祈り、参加者全員で手を合わせた
こども達においしい水を
沖縄市社会福祉センターで四月十七日、NPO法人地域活性化プロジェクト(匹田義宏理事長)より、私立認可保育園及び学童保育所二十園に浄水サーバー「若水」二十六台が寄贈された。
浄水サーバー「若水」は、水道管と直結して水道水を浄化するため、カートリッジの定期的な交換のみでおいしい水を利用できる。今回は、合同会社能力開発と日本ケアエステティック協会も協力し、本体と併せて交換フィルター代金も寄贈された。
匹田理事長は「子ども達の健康を考えて、おいしい水を飲ませて欲しい」と挨拶をした。
▲集まった園長達からはお礼の拍手が沸き起こった
花で豊かな心を育てる
財団法人エム・オー・エー(MOA)沖縄事業団より市内小中学校へ本の寄贈があり、4月23日、事業団顧問の具志堅政一さんが仲松教育長を訪れ、本を寄贈した。
寄贈された本は『花による「心の教育」の営み〜人花心〜』というタイトルで、花を生け、また、花を育てる体験を通して生徒たちが思いやりにあふれ、感性豊かな心をはぐくみ成長していく様子や、それに伴い家庭内が明るく変わっていく様子などが書かれている。具志堅氏は「花の持つ力に気づき、沖縄市が花による情操教育のモデル市になって欲しい」と語った。
▲市内各中学校に本を寄贈したMOA沖縄事業団の具志堅政一氏(右から2人目)