・東海市

 昨年、市制施行三十五周年を迎えた沖縄市と市制施行四十周年を迎えた愛知県東海市が昨年の十一月二十日、姉妹都市の提携を結んだ。沖縄市と東海市の交流のきっかけは、昭和四十二年に旧美里村の職員を東海市誕生以前の旧横須賀町に派遣したことが始まりで、昭和六十二年から中学生の親善交流がスタート。一昨年から東海市の中学二年生全員による沖縄体験学習なども行われている。人と人とのつながりが実を結んだ両市。将来にわたって一層の信頼を築き、未来を創る自治体へと共に発展していくことを心から願い姉妹都市・東海市を紹介する。

▲大池公園の桜

東海市は洋ランやフキの産地

鉄鋼基地として臨海工業地帯を形成

 東海市は、知多半島の西北端に位置している人口十万人を超える都市です。西は伊勢湾に面し、北は名古屋市、東は大府市と東浦町、南は知多市に接しており、名古屋市の中心地区まで約十五キロメートルの距離にあります。都市近郊農業地帯や名古屋南部臨海工業地帯が広がるまちでは、都市公園や緑地、学校をはじめとした地域の公共施設などの整備をおこない、だれもが住みよい快適な都市空間をめざしています。
 また、中部圏最大の鉄鋼基地として臨海工業地帯を形成一方、県内でも有数な生産量を誇る洋ランや全国第一位のフキの産地という都市近郊農業地帯を形成しています。そして、近年では、中部国際空港の開港や伊勢湾岸道路の開通で、東海市は中部圏及び日本全国の交通結節点として大きな役割を担うことになり、新たな時代にふさわしい魅力あるまちづくりも進んでいます。
 市発足当時七万八千人の人口は、その後順調に推移し、特に平成十六年からは毎年千人ずつ増加し、今日では十万八千人を超えています

姉妹都市・東海市ってどんなまち

■面積 43.36キロ平方メートル(沖縄市は49キロ平方メートル)
■人口 約108,300人(沖縄市は134,744人)
■市の花 サツキ、洋ラン(沖縄市はハイビスカス)
■市の木 クスノキ(沖縄市はビロウ)
■市のシンボルカラー グリーン(沖縄市はなし)
■姉妹都市 山形県米沢市 岩手県釜石市
 ブルサ市ニフェル区(トルコ共和国)
■兄弟都市 (沖縄市は大阪府豊中市・兄弟都市)
 山形県米沢市 アメリカワシントン州レイクウッド市

▲市の花:さつき

▲市の花:洋ラン

▲市の木:くすのき

▲市章

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固く結ばれた姉妹都市の絆

相互の信頼の下 あらゆる分野での交流を

▲太田川駅周辺

 東海市は市域の北部に位置した旧上野町と南部に位置した横須賀町が合併して、昭和四十四年四月一日に誕生しました。
 「東海市」という名称は公募によって決められたもので、「東海地方を代表するようなスケールの大きい名である。全国的によく知られ知名度が高い。中部圏の中心となるにふさわしい名前である」という理由で選ばれました。
 平成四年度から太田川駅周辺は「東海市の玄関口」として中心市街地となるように整備を進めています。特に駅前地区では、東海市の顔となるべき施設や象徴となる幅員十五メートルから五十メートルの歩行者専用道路と駅利用者の利便性を図るため、駅前広場を整備しています。
 今年の一月に東海市を訪れた東門市長外、沖縄市議会議員や沖縄市訪問団が姉妹都市提携記念の記念植樹を行った地もこの場所です。
 「沖縄市と東海市は、中学生をはじめとした永年にわたる交流と友情を基調に、相互の理解と信頼のもとに更なる友好を深める」と姉妹提携の盟約書にも記されています。
 これから、記念植樹の桜の木がしっかりと根をはり、それと同様に両市が発展し、友好のきずながさらに深まることを市民みんなで祈り、市民間同士の交流の輪も広げていきましょう。

▲沖縄市物産振興会の出店も並んだ
東海秋まつり

▲各山車も秋まつりに華をそえる

▲照屋、山内青年会がエイサー演舞を披露した
東海まつり花火大会

▲東海フラワーショウ

▲まつりでよさこいを披露

▲東海まつり花火大会

 

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