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蝙蝠の双心(コウモリのふたごころ)

 鳥類と獣が「どれどれは、誰の味方である」といって、勢力争いやったから、そこに蝙蝠というものが仲介に出て、「獣の方が勢力が強い時には、一匹でも勝つ方がいいから」と言って、「私は毛も生えているし、子どもを育てるお乳もあるから、私はあんたがたの味方だから一緒にしてくれ」と頼んだら、獣は「ああ、そうだ。一人でも多ければ、多いほど勢力はあるから、あんたを味方にしてやろう」と言った。

 また、そのうちに鳥の方が勢力が強くなったから、「これではいけない」と言って、また鳥の方に、「私はあんたがたと一緒で飛ぶことができるから、あんたがたの味方だから一緒にしてくれ」と言ったらまた、鳥の方も「こちらが、勢力が強くなるから一緒にしてあげよう」と言った。

 今度は、蝙蝠はいつも勢力の強い所の味方になっていたから、それで鳥と獣の両方から、「これは私の味方であった」と言えば、「これは私のもんだった」と言って、「いつもこれは嘘ばかりついているから、これはもう独り者にしてしまえ」といって仲間はずれにした。
「あんたは入り用ないから、一人自分の行きたい所に行け」と言われたから、蝙蝠は行き所がなくなって、とうとう夜だけしか出られなくなったという。

そって昼はいつも寝て、夜だけ出るというのが蝙蝠になったという、そういうふうな話。学校で教えていたよ。

むかしばなし(動物昔話)
沖縄市文化財調査報告書第23集
2000年3月 沖縄市教育委員会

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