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ウンケージューシーのはじまり

 夫婦と息子さんと三人で住んでいたそうですよ。で、その旦那さんが亡くなって、あんまり間をおかないで、また息子も亡くなったそうです。 それからこの奥さんは、「自分の一人息子も守ってくれない」と怒ってしまってね。お盆の13日には沖縄の方はウンケー、お迎えってありますよね。奥さんはお盆に仏様に何も炊いてあげなかったそうですよ。ご先祖は、これを受け取りにくるんですってよね。で、親子共々来たら、何もしてくれなかったそうです。

 この親子は残念がって帰っていく道すがら、神じゃないですかね、「どうしてあんたがたは、こうすぐ帰っていくか」って聞いたら、「うちはもう、僕もこう亡くなってから、長い時間経たないうちに、息子も病気で亡くなったので、妻は、「一人息子も守ってくれない」とあまりの悲しみに何もしてないもんですから、帰るところです」って言ったそうですよ。

 で、その神様が、「そんならじゃあ、うちがいって話するから」といってその家まで戻っていったそうですよ。そして神様が、「どうして、盆の準備をしていないのか」と聞くので、「悲しみのあまり、してません」って言ったら、「じゃあ、精進料理やら、なんやらは手間かかるし、ウンケージューシーは早めにできます。今からでも遅くないから、こんなしてあげなさい」ってその方が話したら、さっそくこうやってあげたそうですよ。
それから、まあ、この仏様も喜んであれしたんじゃないですかね。このぐらいしか覚えていません。

子どもの頃、いつも、こうお盆になるとこの話しよったんですよ。13日、ウンケージューシーするかといったら、「精進料理やらなんやらは、手間かかるし、ジューシーは早くできるからこんなして、あげなさい」ってその方が話したら、さっそくこうやってあげたそうですよ。

昔、伝え話っていうよりか、うちのおばも、たぶん誰からか、聞いたかもね。はっきりは、わからないんですけど。

沖縄市文化財調査報告書第32集『沖縄市の伝承をたずねて 中北部編』
2007年沖縄市教育委員会

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