銀天街に巨大壁画完成

コザ十字路の歴史を描く

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完成した巨大壁画(琉球王朝時代)

 銀天街商店街の国道330号沿いの建物の壁面に、約170メートルの巨大壁画「コザ十字路絵巻」が制作された。
 壁画は区画整理により、むき出しになった商店街の建物の壁を活用して描かれたもので、1月13日に、壁面全体に渡って描かれた龍の目に関係者が色付けし完成させた。
 巨大壁画は、過去から未来へと時空を超えて飛ぶ龍の背に、琉球王朝時代、戦中戦後、黒人街時代、現代の銀天街と四区画に分けてコザ十字路付近の歴史を描いたもので、越来城や尚泰久王、百度踏揚(ももとふみあがり)、尚宣威王、飛び安里、金丸、万国津梁の鐘などのほか、商店街の人気キャラクター「天ぷらのぷーらくん」も、その時代を象徴するいでたちで所々に登場している。壁画の最後の区画には同商店街が目指す「食とアートと交流の街」が実現した夢と希望のあふれる街並みが描かれている。
 1月31日には壁画の完成を祝い商店街前の広場で「コザ巨大壁画広場完成 祝 屋台パーティー」が開催され、超ロングテープカットや、壁画ツアーが行われた。超ロングテープカットでは、壁画の前に張られた170メートルに及ぶテープを関係者や地域住民ら約100人でカットした。壁画ツアーでは、壁画をデザインした林僚児(はやしりょうじ)さんらが、壁画に描かれた絵の説明を行い、多くの来場者が参加し聞き入った。また、会場にはヤギ汁やおでん、石焼きいも、クレープ、タイ式マッサージなど多彩な20の屋台が並んだほか、特設ステージでは地域の住民や学生らが、琉舞や吹奏楽、空手、ダンスなどを披露し、多くの人が集まりにぎわいを見せた。

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170mの「超ロングテープカット」

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壁画ツアーも大好評

科学実験ショーの達人が集う

科学の鉄人2015 in 沖縄

 ミュージックタウン音市場で2月8日に「サイエンスプレゼンテーション科学の鉄人2015 in 沖縄」が開催された。
 「科学の鉄人」は全国の科学実験ショーの達人が集まり、どれだけこども達を引き付け、科学の原理を理解させられるかを競い合うもの。今回、科学の鉄人に登場したのは全国から選ばれた5組の達人で、多摩六都科学館の矢野礼美(やのれみ)氏による空気の流れの実験ショー『みなさん!!空気よんで、楽しい流れについてきて!』、京都市立洛 北(らくほく)中学校教諭の東郷伸也(とうごうしんや)氏達によるブランコが揺れる原理を探る『くまちゃんブランコで大車輪』、青森県藤崎町立明徳中学校教諭の神田昌彦(かんだまさひこ)氏達による炎の恩恵と危険性を伝える『「炎」のステージ』、株式会社Coming取締役の網倉聖子(あみくらきよこ)氏達による音の鳴るしくみについて考える観客参加型の科学ショー『サイエンスコンサート〜音を科学しよう!〜』、NPO法人eco体験工房代表の石渡学氏による環境問題、科学実験、パフォーマンスを一つにした環境パフォーマンス『君ならできる!ecoな実験・パフォーマンス』が披露されたほか、エキシビションとして山内中学校科学部と美東中学校サイエンス部の実験ショーも披露された。科学の鉄人には一般公募された審査員らによる投票の結果、石渡学氏が選ばれた。

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科学の鉄人に選ばれた石渡学氏の
「環境パフォーマンス」

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山内中学校科学部の空気の実験

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