今月の人

将来の夢実現にひたむきに前進

297/右 島袋 弘海(しまぶくろ ひろみ)さん(20)
左 島袋 洋平(しまぶくろ ようへい)さん(19)

 今月は、1月8日に行われた平成29年沖縄市成人式で、新成人を代表して二十歳の抱負を発表した島袋弘海さんと島袋洋平(しまぶくろようへい)さんを紹介する。
 島袋弘海(しまぶくろひろみ)さんは、千葉県の大学に在籍中。島袋洋平さんは、アーティストとして活動中である。
 成人式典で、大役を果たした2人に、発表を終えての感想や将来の夢などについて聞いてみた。

島袋 弘海(しまぶくろ ひろみ)さん 島袋 洋平(しまぶくろ ようへい)さん

新成人の抱負発表お疲れ様でした。今の心境をどうぞ
島袋弘海 少し緊張しましたが、僕自身が成人としての抱負発表ができてうれしいです。
島袋洋平 2日前のリハーサルに時間がとれず、ぶっつけ本番で抱負を発表しましたが、自分なりにうまく話せたと思います。
成人としての実感は
島袋弘海 大学在籍中で、あまり実感はありませんが、社会に出たら後悔だけはしないよう進んでいきたいです。
島袋洋平 成人になったという実感はありませんが、少年のままでいたいですね。いつまでも子どもの気持ちが分かるような大人になりたいです。
将来の夢は
島袋弘海 千葉県にある国際武道大学の体育学部の2年生で陸上競技部に所属しています。将来は、高校の体育教師を目指し頑張っています。
島袋洋平 現在は、東京で音楽活動「Rude- α」(ルードアルファー)というアーティストとして活動中で、誰かの心の中で音楽として生きるアーティストになることが夢です。
同じ成人を迎えた方々にメッセージを
島袋弘海 一人一人の目標は違いますが、夢の実現に向け、今が大事な時期だと思います。お互い頑張っていきましょう。
島袋洋平 これからは責任ある大人として行動しないといけない、社会に貢献できる大人になれるよう頑張りましょう。
最後にひとこと
島袋弘海 大学に進学し、一人暮らしを始めて、両親のありがたみを実感しました。いつも支えてくれている両親には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつかは私が両親を支え、感謝される息子になりたいです。
島袋洋平 大学に進学しましたが、休学して19歳で上京を決意したことを両親に伝えると、「頑張ってこいよ」と自分の気持ちを理解してくれました。
 時には、心が折れそうになることもありますが、家族のことを考えると、また頑張れます。

―2人とも将来の夢の実現に向け頑張って下さい、応援しています。

戦後文化シアター 今月のヒストリート

 2月は沖縄でも冬風が吹いて冷え込みますが、そんな冬の楽しみと言えば「お風呂」ではないでしょうか。「ヒストリートⅡ」では企画展「沖縄市のユーフルヤー」を開催、街なかにふろ屋があった時代を振り返ります。
 かつて沖縄では入浴の習慣がなく、井戸や川での水浴びで済ませていたようです。市内では戦前から美里や泡瀬でふろ屋が開業していましたが、多くの人々にとっては身近なものではなく、正月などに行く特別な場だったそうです。 それが戦後、市内の人口が増え都市化が進むと市内のふろ屋も急増、1962年には市内のふろ屋は約30軒を数えました。客も地域の住民から商売関係者までたくさんの利用客が集まり、様々な話題が飛び交うコミュニケーションの場として賑わいました。 一方でふろ屋の営業には水不足、燃料や人件費の高騰、防犯というような悩みもあったようです。
 本土復帰を控えた1970年頃からは水道や家庭用風呂の普及が進んで家庭での入浴が一般的になり、街のふろ屋は次々と姿を消していきました。 最盛期には300を数えたという県内のふろ屋も、今や市内に残る「中之湯」一か所のみが往年の雰囲気を留めています。 人々が集ったふろ屋から戦後コザの日々のすがたを今回の企画展でお伝えできればと思います。


かつて越来にあった「越来湯」
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