台湾と沖縄の音楽・芸能が共演

musix IN KOZA 開催

 「沖縄国際アジア音楽祭musix IN KOZA」(musix実行委員会主催)がコザ・ミュージックタウンとその周辺を会場に11月28日から30日の3日間の日程で開催された。
 28日にミュージックタウン音市場で行われた「アジアを繋ぐ音と舞い~獅子舞と仮面舞踏の世界~」は、台湾と沖縄の文化の共演で、台湾からは、神体を護衛し災難を払う伝統芸能「官將首(クゥワンチャンショウ)」や、獅子舞の演舞のほか、台湾の守護神「城隍爺(チェンファンイエ)」も披露された。沖縄からは、日出克さんと知花子ども会の共演や、綾庭の宴スペシャルショートバージョン、胡屋・仲宗根郷友会の獅子舞の演舞が行われた。29日と30日は沖縄国際カーニバルとの同時開催で、台湾の小学生による弦楽器の演奏や中国ゴマのパフォーマンス、ミュージックタウン音楽広場や商店街での幅広いジャンルのストリートライブ、ライブハウスでの連動イベントなどが行われたほか、パルミラ通りには多国籍屋台村が設けられ、台湾の家庭料理「魯肉飯(ルーロウファン)」やmusixコラボ商品などが販売された。

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独特の化粧と衣装が勇ましい官將首

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色鮮やかな台湾の獅子舞

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沖縄の歴史と芸能がまとめて楽しめる綾庭の宴

台湾から小学生らが来沖

沖縄市のイベントに出演し交流

 台湾から12月1日に台北演奏家連盟の周恭平(しゅうきょうへい)代表や石牌(スィーパイ)国民小学校弦楽団、日新(ゥルーシン)国民小学校扯鈴(チャーリン)隊が沖縄市役所を訪れた。
 一行は11月28日から30日の間に開催された「沖縄国際アジア音楽祭musix IN KOZA」と「沖縄国際カーニバル」、12月2日に沖縄市民小劇場あしびなーで開催された「第3回台湾・沖縄音楽交流フェスティバル」に出演するために来沖したもので、石牌国民小学校弦楽団は弦楽器の演奏を、日新国民小学校扯鈴隊は中国ゴマのパフォーマンスを披露した。また、比屋根小学校と北美小学校にも訪問し、児童たちとの交流会も行われた。台湾との交流は「沖縄国際アジア音楽祭musix」に台湾のアーティストが出演したことをきっかけに広がっており、民間での交流も進んでいる。

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台湾から約100人が訪れ、市内の催しに出演し交流した

沖縄市産 地ビール誕生

大浜さんが発泡酒製造免許取得

 コザ麦酒工房の大浜安彦(おおはまやすひこ)さんが12月1日に発泡酒製造免許を取得し、5日に市役所を訪れ、地ビール(発泡酒)生産の開始を桑江市長に報告した。
 報告で大浜さんは「発泡酒は色々な味わいに挑戦でき小規模でも醸造できる。造りたての『コザの地ビール』で地域を盛り上げたい」と話し、街の活性化に貢献していく熱意を語った。
 コザ地ビールの第1弾として、12月20日から甘みがあり味わいが穏やかな「三線ペールエール」の発売を始める。当面は市中央の「とおやま酒店」2階にある工房兼居酒屋のみの販売だが、ゆくゆくは生産量を増やし瓶詰した地ビールの出荷を目指す。また、1月24日から沖縄県総合運動公園で開催される沖縄市産業まつりへの出品も予定している。
 県内の発泡酒を含むビールの製造免許取得は、コザ麦酒工房が6社目で中部では初めてとなる。

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中部では初めてとなる地ビールの製造を報告する大浜さん(左)

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