泡瀬大綱引10年ぶりに開催

3万人が訪れ大いに盛り上がる

 泡瀬ビジュル大通りで11月3日に泡瀬大綱引(泡瀬復興期成会主催)が行われた。綱引は 泡瀬村創設110周年・泡瀬復興期成会創立65周年記念事業として行われたもので10年ぶりの開催。今回使用された綱は長さ110メートル、重さ約10トンで、地域住民やボランティアなど1,000人が3か月かけて作った。
 綱引の前には、地域の老人会や婦人会、こども達が西地区と東地区に分かれて道じゅねーを行ない、鐘や太鼓の音を響かせながら地域を練り歩き、綱引会場の泡瀬ビジュル大通りで合流した。3万人の観客が詰めかけた会場では、灯籠のついた大型の旗を上下に激しく振り合うガーエーやこども綱引、エイサー、空手演舞なども行われ盛り上がった。会場の熱気が高まるなか綱引は西方(イリベー)と東方(アガリベー)に分かれて行われ、「ハルヨイ、ハルヨイ」のかけ声に合わせ双方が力いっぱい綱を引き合った結果、西方に軍配が上がった。熱気あふれる激しい引き合いを制し勝利を収めた西方の引き手達は、汗だくの顔に満面の笑みを浮かべ勝利を喜びあった。

写真
力いっぱい綱を引く西方の引き手達

写真
美里工業と北中城高校の生徒がガーエーを披露

園児の避難をサポート

東興電設と保育所ちびっこランド

防災活動協力の覚書締結式

 地震や津波などの災害時に手助けが必要な保育園児の避難誘導をサポートしようと、株 式会社東興(とうこう)電設(川畑真幸代(まさゆき)表取締役社長)と認可外保育所ちびっこランド沖縄市桃原園(伊野波泰子(やすこ)園長)が、11月1日に「災害時における防災活動協力に関する覚書」を交わし、その締結式が本市桃原にある東興電設社内で行われた。
 同園の伊野波園長は「園には0歳から2歳までの園児が11人いる。いざ地震や津波が来た時に、まだ自分で歩けない小さなこども達を抱いて避難しないといけないので、一緒に避難してくれる今回の協力はとても頼もしく思う」と感謝した。
 市の防災課では、海抜の低い地域にある保育所の避難活動協力を行う企業や個人を増やしていきたいと考えており、協力を呼びかけている。

写真
災害時の防災活動協力の覚書を交わした東興電設の川畑代表取締役社長(前列右)と
ちびっこランド沖縄市桃原園の伊野波園長(前列左)

地域と行政が協力し環境保全

比屋根湿地の清掃が行われる

 比屋根湿地の環境を将来に渡って維持していくためには、地域の住民・NPO団体・企業等が連携し持続的に保全活動に取り組むことが必要との考えから、定期的な清掃活動を通し環境に対する意識の啓発を図ろうと10月19日に「比屋根湿地・泡瀬海岸清掃」(沖縄市、沖縄市東部海浜開発推進協議会主催)が行われた。
 清掃には地元自治会やNPO団体、企業、市・県・国の職員ら合計約240人が参加し、湿地やその周辺、湿地前の泡瀬海岸の清掃及び木の伐採、除草を行った。この日回収したごみの量は合計で400キロ。比屋根湿地は、地域からの生活排水や土砂流入、ごみの不法投棄などで環境が悪化していたため、平成19年度から平成22年度にかけ、県が環境整備を行った。

写真
大勢の参加者が協力して美化活動に取り組んだ

↑ ページトップ