年頭のごあいさつ

くらす喜びと安心を実感できるまち

くらす喜びと安心を実感できるまち

新年あけましておめでとうございます。

市民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

年末に行われました衆議院総選挙は、これからのわが国が進む方向を選択する歴史的な選挙となりました。

また、沖縄県では日本復帰四十周年の節目を迎え、沖縄振興特別措置法の改正や、沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)が創設される等、沖縄の振興に向け、新たな一歩を踏み出した年でありました。

しかし、一方では、県民の意向を無視したオスプレイの強行配備や、米兵による事件が後を絶たず、これらに抗議する市民大会が開かれるなど、沖縄の基地負担軽減や、日米地位協定の抜本的見直しを求める市民の声が一段と高まり、改めて基地と向き合わざるを得ない年となりました。

本市におきましては、伝統的染織物の知花花織が、沖縄県では二十三年ぶりに国の伝統的工芸品として指定されました。この栄えある指定は関係者の方々の努力の賜であり、市民にとりましても大きな喜びです。これを機に、沖縄市の魅力的なブランドとして知花花織を内外に広く発信していきたいと思います。

昨年で八回目を迎えました国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)において、アシテジ(国際児童青少年演劇協会)の第一回世界ミーティングが開催されました。キジムナーフェスタが、年々充実し、アジアを代表する国際的な演劇祭へと成長していくことを期待しております

また、本市の大切な文化資源であるエイサーにつきましては、エイ坊やサーちゃん等のキャラクターモニュメントの設置や、エイサー会館準備室「エイサー家」を開設し、エイサーのまちの充実を図っているところです。

昨年は、新たな沖縄振興に伴い一括交付金を活用し、地域資源を活かしたまちづくりの推進と課題解決に取り組んできました。今年も引き続きまちの魅力を高めるとともに、市民生活の向上や沖縄市の未来を創るために一括交付金を有効に活用してまいります。

新しい年も、「市民のくらしを守る市政」を基本に、こどもたちが夢に向かってたくましく育つ環境づくりをはじめ、就労や子育て支援、高齢者の生活や介護支援、地域産業の振興等に積極的に取り組んでまいります。「市政のトップは市民」を信条として、常に生活者の立場に立って、このまちに暮らす喜びと安心を実感できるまちづくりに邁進してまいります。

市民の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、新しい年「巳年」が希望に満ちた幸多き年となりますことを心より祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

平成 二十五 年  元旦
沖縄市長 東 門 美津子

安全、安心で活力と思いやりのある豊かな沖縄市へ

安全、安心で活力と思いやりのある豊かな沖縄市へ

新年あけましておめでとうございます。

平成二十五年の年頭にあたり、沖縄市議会を代表し謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年、スポーツの祭典オリンピック・ロンドン大会に引き続き開催されましたパラリンピックでは、本市から出場されました上与那原 寛和選手が世界の大舞台で奮闘される姿に沢山の勇気と感銘を受けられたことと思います。

また、知花花織が国の伝統的工芸品としての指定を受け、その後も積極的な事業展開がなされておりますことは、誠に喜ばしい限りでございます。

本土復帰四十周年を迎えた記念の年に、改正沖縄振興特別措置法が施行され、沖縄振興計画の策定主体が国から県へと移り、沖縄二十一世紀ビジョン基本計画に基づく、平成三十三年度までの十年間の振興計画が策定されたことにより、沖縄の自主性・自立性がより発揮できるようになったことは、大変意義深く、有意義なことであり、ご尽力、ご協力を賜りました関係各位に深く敬意を表する次第でございます。

また、その一方では、地方に多くの権限が移され、行政をはじめとする私ども市議会は、市民の皆様と共に本市の課題を解決し、主体的に地域づくりを進めなければならないという、大きな時代潮流に対応することが求められていることも忘れてはなりません。

沖縄市議会といたしましても、更なる議会改革、議会の活性化に取り組むとともに、市民の皆様が安全、安心で活力と思いやりのあるより豊かな国際文化観光都市・沖縄市の実現に向け、行政と共に全力を尽くして参りますので、皆様のなお一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

結びになりましたが、新しい年がより実り多き年でありますよう皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

平成 二十五 年  元旦
沖縄市議会議長 小 浜 守 勝