県伝統工芸産業に大きな貢献

金城宏次(琉球びんがた)が県工芸士に認定 喜びの報告

平成二十一年度県工芸士として三月二日に県知事より認定された金城宏次さん(琉球びんがた)が四月七日、認定証(楯)を手に東門市長を訪ね喜びの報告を行った。
 県工芸士認定事業は、伝統工芸製造に従事し、高度な技術や技法を持つ者を県が認定することにより社会的評価を高め、工芸産業の振興を図ることを目的としている。金城さんは、古典紅型の型紙を基礎に独自の新しい紅型を創作。配色にとらわれず、現代のニーズに応えた独創性ある作品は高い評価を得ており数々の賞を受賞している。金城さんは「認定を期にさらに努力したい」と話した。東門市長は「工芸士認定は本市の誇り、今後も市の工芸産業の振興、発展に頑張って下さい」と祝福した。

▲県の工芸士に認定され東門市長に報告した金城宏次さん(中央)
と津嘉山寛喜市工芸産業振興会長(左)

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「沖縄のチャップリン」と呼ばれコザを代表するエンターテイナーとして多くの人々に愛された故・照屋林助さん(愛称・てるりん)をしのび、年に一度コザの街に多くの唄者が集結する「コザてるりん祭」(主催/コザてるりん祭実行委員会、パルミラ通り会)が、てるりんの誕生日である四月四日、一番街のコザBOX前で盛大に開催された。
 タレントの藤木勇人さんが司会進行する中、登川誠仁さんや前川守賢さんをはじめとする沖縄民謡界の名だたる面々が大集結したほか、ディアマンテス、ローリークック、ジョニー宜野湾さんなど、コザにゆかりのあるミュージシャンらも音楽のジャンルを超えて次々に舞台に上がった。午後二時から始まった祭りは九時まで続き、詰めかけた大勢の観客がコザならでは粋で楽しい祭りを満喫した。

▲民謡界の大御所・登川誠仁さんをはじめ名だたる歌い手たちが
次々と舞台に上がり祭りを盛り上げた。

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平成22年度市表彰式典

市の発展に多大な功績と尽力
栄誉を称え関係者らで祝福

一般二十五人・三団体、功労四人を表彰

 本市の政治、経済、文化、社会福祉その他各般にわたり市政の発展に尽力され、市民の模範となる優れた業績を残された方々を称え表彰する「平成二十二年度沖縄市表彰式典」が四月七日、市民会館中ホールで盛大に催された。
 今年度、表彰された方々は一般表彰で二十五人、三団体、功労表彰で四人が東門美津子市長から一人ひとりに表彰状と記念品が贈られた。
 式典で東門市長は「皆さんが地域を愛し、文化を重んじ、人材を育成する中で育んだ知恵や技能、本市独特の豊かな地域性は市民の大切な財産であり、未来を照らす輝かしい光になる」と式辞を述べた。
 表彰者は次のとおり(敬称略)
【一般表彰】〈個人〉田場典一、上門信孝、宜志政信、宮里和政、新垣政男、伊禮絹枝、池田信子、棚原文子、島袋千代子、岡本朝子、浅沼祐子、真栄城兼信、当山栄一郎、澤岻朝仁、喜舎場盛勝、内里光子、名嘉眞直子、松島良和、幸地正枝、與那覇明、太哲士、與志平ナエ、平良光營、永山盛広、仲田實雄
〈団体〉沖縄市食生活改善推進協議会、合名会社丸仲アパート、比謝川をそ生させる会
【功労表彰】棚原八重子、仲眞由利子、宮城一文、小浜守勝

▲市政発展の尽力と功績を称え各氏へ表彰状と記念品が贈られた

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 障がいを持ちながらも、自らの生き方を決定し好きな事に一途に打ち込んでいるアーティストたちが、彼らの音楽や絵画などの作品を発表することで人々に感動と勇気を与えようと、「ハーティスト?フェスティバル2010」(作品展/三月八日〜十四日、舞台/十四日)がミュージックタウンで開催された。
十四日の舞台にはケントミさん、大城友弥さん、ヒルギさん、読谷山こずえさん、二人三線さん、謝花伊早武さんら、障がいを持ちながらも第一線で活躍する音楽家たちが登場。どの出演者も胸を打つ圧倒的な表現力で、詰めかけた人々を感動の渦に巻き込んだ。また泡瀬特別支援学校のこどもたちも日頃の練習の成果を披露、舞台に花を添えた。
 フィナーレは出演者全員がステージに再登場。ケントミバンドの演奏で出演者も観客も一緒にカチャーシーを踊りイベントを締めくくった。

▲圧倒的な歌唱力と華やかなチームパフォーマンスで観客を釘づけにしたケントミバンド

▲フィナーレは舞台も観客も総立ちになってのカチャーシー

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パークアベニューが緑一色に

通りをあげセント・パトリックスデイ祝う

 アイルランド共和国の祝日・セント・パトリックスデイ(本来は三月十七日)を祝おうと、三月十三日、中央パークアベニューにおいてセント・パトリックスデイ2010が開催された。
 祭はパレードで幕開け、聖パトリックを模した人物やバグパイプの演奏を先頭に、米海兵隊のマーチングバンドやストリートダンスチーム、メキシカンダンスチームなど様々な団体が華やかなパレードを繰り広げた。また、同国で幸運の色とされる緑色の衣装やシャムロック(三つ葉の草)を身に着けた人々が大勢繰り出し、街を緑色に染め上げた。外国人も観光客も地元の人も共にビールを酌み交わしながら思い思いに祭を楽しんでいた。

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コンテンツプロデュース事業

〜 音楽の産業化を目指して 〜

 市では、これまで地域に培われてきた「音楽・芸能文化」を地域資源と捉え、積極的に活用することで、地域の活性化を目指す「音楽によるまちづくり」を推進しています。
 これまで、ミュージックタウン音市場を発信拠点に、さまざまなライブやコンサートなどを行ってきましたが、平成二十一年度には、(財)地域活性化センターの活力ある地域づくり支援事業(宝くじ助成金)を活用し、市内に集積するライブハウスや民謡酒場などを活用し体験型の観光商品等を開発することにより音楽と観光の連携によるコンテンツモデルづくりを行い、モデル事業を実施しました。島うた、コザ・ロックをはじめとする地域のアーティストから音楽の歴史を学んだり、楽器の演奏体験を行うなど五つのコンテンツモデル事業が実施されました。今後は、関係団体と連携を図りながら継続性のある新文化産業創出に努め、地域に根ざした音楽ビジネスとして定着を図ります。

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夢を盛り込んだ意見報告書を提出

沖縄市100人委員会

国道330号沿線のまちづくりを考える部会

 沖縄市活性化100人委員会(幸喜良秀委員長)の「国道330号沿線(胡屋十字路〜コザ十字路区間)のまちづくりを考える部会(屋宜恒一部会長)が三月二十六日、市長に 意見報告書を手渡した。
 同部会員は十代から七十代、までの様々な職種の男女十八人、平成二十一年六月二十九日に発足以来、月に二回のペースで集まりを持ち活発な意見交換を重ねてきた。
部会では沿線の問題を考えるにあたり、スローガンを「人+(ゴヤ)街+(コザ)歴史の交差(クロス)ロード」(すべての「人」と、中心市街地胡屋・コザ十字路の「街」を結ぶ道と、「歴史」が融和(クロス)するという意味)とし、道路機能の充実や商業施設の活性化、地域生活環境の改善などについて従来の概念にとらわれない意見を出し合った。幸喜委員長が「意見報告書には部会員たちのたくさんの夢と意見を盛り込んだ。この熱意を是非施策に反映させてほしい」と話し市長に手渡すと、市長は「市の背骨である330号を何とかしたいという思いがあった。フィールドワークをしながらすすめてきたと聞いている。貴重な意見をしっかり受け止め、施策に反映させたい」と話し意見報告書を受け取った。

▲330号沿線への夢がたっぷりと詰まった意見報告書を市長に手渡した部会員たち

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倉浜衛生施設組合新ゴミ処理施設が完成

処理能力が従来の1.4倍に増加

「エコトピア池原」・「エコループ池原」

 倉浜衛生施設組合の新ごみ処理施設がこのほど完成し、三月二十九日、関係者が多数出席して落成式と祝賀会を行い、環境に配慮した新施設の完成を祝った。
 新しく出来たのは一日に三百九トンのゴミ焼却能力と6千キロワットの発電能力を持つ熱回収施設(エコトピア池原)と、一日八十二トンの処理能力を持つリサイクルセンター(エコループ池原)で、二〇〇八年着工、総事業費は百五十億円。エコトピア池原では焼却熱を利用し自家発電、施設で使用して余った電力は電力会社に販売する。また焼却灰を固めてスラグとして回収することで最終処分するごみの量も大幅に削減した。スラグは今後道路舗装用アスファルトなどへの活用が見込まれる。

▲関係者らがテープカット、施設の完成を祝った。

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「黄色いダイヤ」のビワ贈呈

甘くておいしいビワをピーアール

JAおきなわ美里支店果樹生産部会

 JAおきなわ美里支店果樹生産部会ビワ専門部(知念正常会長)は三月十二日、東門市長を訪ね、生産農家が「黄色いダイヤ」と呼ぶ収穫したばかりの丸々と育ったビワを贈呈した。
 市はビワの拠点産地として認定されており、県内生産量の約九割を市内の農家が生産。約十二トンの出荷を見込んでいる。同部会の知念会長は「昨年から寒さが続き収穫が多少遅れたがその分、ゆっくりと熟成されたので糖度は高く甘みも十分と消費者拡大に向けてピーアールしたい」と収穫を喜んだ。ビワを試食した東門市長は「形もきれいで、甘くておいしい」と今年の出来栄えに太鼓判を押した。

▲JAおきなわ美里支店果樹生産部会よりビワが贈呈された

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平成二十一年度沖縄市生活・介護支援サポーター養成事業

学んだことをお年寄りのために役立てたい

- おきなわ長寿苑で閉講式 -

 地域の高齢者が安心して暮らすことができるように、地域における相談役、いわゆる「生活・介護支援サポーター」を養成しようと、「沖縄市生活・介護支援サポーター養成事業」が昨年十一月から今年三月にかけて登川にある特別養護老人ホームおきなわ長寿苑(上江洲幸子施設長)において実施された。
 この事業は、これまでにも独自で介護教室を開催してきた実績を持つおきなわ長寿苑に市が委託したもので、民間の力を活用しての生活・介護支援サポーター養成事業の実施は県内で初めての試み。
 今回、講座を受講したのは三十一歳から八十五歳までの三十二人。受講生たちは全八回の講義の中で介護保険などの高齢者施策や、介護技術、相談技術などについて学習、三月十九日には閉講式が行われ、受講生一人ひとりに修了証が手渡された。受講生たちは「学んだ知識を地域のお年寄りのために役立てたい」「参考になった。まだ入口に立ったばかり。これから活動していきたい」などと感想を話していた。今後受講生たちは、互いに連携を取りながら、それぞれの地域でサポーターとして活動する予定という。

▲閉講式を終え晴れやかな表情の受講生。これから地域のサポーターとして活躍する。

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沖縄のストリートシーンがコザに集結

BEATSパークサイド2010

音楽、ダンス、ファッション、モーターショーも。

 「沖縄のストリートシーンは熱い!」を合言葉に、県内のストリートカルチャーを一堂に集めたイベント「BEATSパークサイド2010」(主催/BEATSパークサイド2010実行委員会)が三月二十日、沖縄市民会館駐車場で開催された。
 会場ではヒップホップ、レゲエ・ダンスなどのステージパフォーマンスやライブペイント、スケートボードやBMXの実演が行われたほか、ストリート系アパレルのショップや街で人気のフードショップも多数並んだ。またオフロードバギーの試乗体験や、アメ車やカスタムバイクを多数展示したモーターショーも開催された。
 市を彩る文化の一つ「ストリートカルチャー」、若者が愛してやまないこの文化の魅力を、若者自らが演出してアピールしたイベントを見ようと、会場には終日大勢の人々がつめかけた。

▲BMXのショーケース、次々と繰り出される大技に観客からも大きな歓声が。

▲カスタムカーやカスタムバイクが多数展示されたモーターショー会場

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ヘルシーおきなわシティ

禁煙でストレスを減らそう!

ちばなクリニック
健康管理センター医長
   清水 隆裕

 タバコの有害性はいまさら論じるまでもないのですが、医師から禁煙を薦められると「ストレス解消法」を理由にそれを拒む方が大勢いらっしゃいます。タバコは本当に「ストレス解消」に役立っているのでしょうか。
 車が渋滞に巻き込まれてイライラし、タバコを吸い始めました。そのとき渋滞はどうなっていますか?もちろん解決しませんよね。しかし、イライラは解消する。なぜでしょう。これを矛盾なく説明するキーワードが『ニコチン切れ』です。“渋滞”に“ニコチン切れ”が加わっていた、喫煙で“ニコチン切れ”が解消した、“渋滞”は変わっていないが我慢できる、というわけです。
 禁煙すればニコチン切れに悩まされることはなくなり、ストレスを減らすことができます。禁煙により仕事の効率は上がり、自殺率も低下することが知られています。自動車教習所に通って免許を取るのと同じような気持ちで『禁煙外来』を受診すると、ニコチン切れを乗りこなせるようになり、楽に禁煙できますよ。

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