市の発展に多大な功績

個人12人と9団体が表彰

　市の経済・文化・社会福祉やその他、各般にわたり市政発展に貢献した方々の業績を称え、個人や団体を表彰する沖縄市表彰式典が4月9日、市民会館中ホールで行われた。
　今年度表彰された方々は個人12人と6団体で桑江市長から一人ひとりへ表彰状と記念品が贈られた。式典で桑江市長は「皆様の多大なご功績とご尽力に対し深く敬意を表する。今後とも豊富な知識と経験を活かして本市の発展のために力添えを頂きたい」と祝辞を述べた。披表彰者を代表して久場兼功さんが「地域や周りの方に感謝し、今後も福祉向上に貢献し、頑張っていきたい」と挨拶をした。

表彰者は次の通り
（敬省略・順不同）
功労表彰（個人）
東門美津子
一般表彰（個人）
知念清哲、比嘉良美津、津波古洋子、久場兼功、伊禮幸子、比嘉ひとみ、金城廣、仲宗根清朝、山内盛芳、温井明二、喜友名諒
一般表彰（団体）
沖縄市文化協会、沖縄市母子保健推進員協議会、上門工業株式会社、株式会社上門工業、華道家元池坊沖縄ゆうな会支所翠光会、表千家流尚風会

市政発展に貢献した被表彰者

県内初の大型交番開所

沖縄警察署跡地にコザ交番

　くすの木通りの道路拡張工事などにより胡屋から山里に移転した沖縄警察署の跡地に、コザ交番が建設され、4月1日に同交番で開所式が行われた。
　コザ交番は、沖縄警察署の移転により、大通りや繁華街のある胡屋十字路付近の治安の悪化を懸念した住民の要望に応えて開所された交番で、中央交番と照屋交番を統合した県内初の大型交番となっている。敷地面積は約498平方メートル、延床面積が約292平方メートルで、地上2階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。警察本部が使用する事務室のほか、コミュニティールームや相談室なども備えられている。開所式でコザ交番の玉城高志（たましろ たかし）所長は「地域の皆様の安心安全のため、所員全員が気持ちを新たに市民の期待に応えられるよう頑張っていきたい」と決意表明した。

沖縄警察署跡地に建てられた県内初の「大型交番」コザ交番

災害時には避難場所として開放

コザ信用金庫と災害時における一時避難場所に関する協定を締結

　コザ信用金庫（上間義正理事長）の新本店が市上地に完成し、 4月10日に開かれた落成式典に先立ち、本市と災害時における民間一時避難場所に関する協定の締結を発表した。
　同協定により、地震や風水害などの災害時に、必要に応じて、同信用金庫の本店2階にある大会議室に、市民128人の受け入れが可能な一時避難所を開設することができるほか、飲料水や非常用食品、毛布なども備蓄される。
　落成式で挨拶した上間理事長は「新本店は、安心安全な建物として免震構造となっている。災害時には、社会的責任として、市とともに地域を支援する」と抱負を述べた。今回のように、民間金融機関が、災害時に避難施設として開放される協定は、県内初となる。

新本店の落成式典前に協定を交わした桑江市長（右）と上間理事長（左）