久保田自治会
交流の盛んな温かい地域

　久保田自治会（新城精二（しんじょうせいじ）会長）は区民の交流が盛んで、幼稚園や小学校とも連携している。
　公民館には、毎日こどもからお年寄りまで幅広い世代が出入りし、にぎやかだ。こども達は放課後に集まり、多くの人と関わって様々な体験をする。青年会の高校生は軽作業から行事の手伝いまでしつつ、こども達の面倒も見る。お年寄りは豊富な知識で区民をサポートする。自治会では、青少年育成に力を入れており、 中でも幼稚園児を対象にした米づくりが人気だ。保護者や青年会も参加して、植え付けから収穫まで行い、収穫した米は80歳以上の区民に配っている。また、収穫後のわらを使って縄を作っており、お年寄りが指導役を担っている。小学生はできあがった縄で正月飾りを作り、お年寄りにプレゼントしている。新城会長は 「公民館を区民の交流と活動の拠点にすることで地域は上手くいくと思う。区民が気軽に足を運べる公民館を目指す」と話している。

電話：９３３─４２０１

田植え体験をするこども達

松本自治会
助け合いの精神が根付く地域

　松本自治会（上原賢秀（けんしゅう）会長）は歴史のある地域で、ほかでは見られない行事として、旧暦の６月24日に行っている「星の祈願」がある。「星の祈願」は日が暮れて星が見え始める時間に、松本発祥の地と言われている「とぅーぬやー」の拝所に供え物をして手を合わせ、東西南北の各方向に一礼をする伝統行事で、毎年天気に恵まれ、行事中に雨が降ったことは１度もないそうだ。また、松本には中国から伝わった水松（すいしょう）というめずらしい松が植えられており、市内外から見学者が訪れる。
　松本自治会では、青年会が行事の準備から片付け、エイサーの披露、高齢者のサポートなど、地域のために頑張っており、高齢者宅の草刈りや木の伐採、荷物の運搬などは大変喜ばれている。上原会長は「松本自治会では、こども会、青年会、老人会が活動的で、自治会の催しも全面的に協力してくれる。皆で力を合わせて住みよい地域をつくっていきたい」と話している。

電話：９３８－３３４１

まつりでエイサーを披露する松本青年会