仕事を効率化、生活と調和

きらめきフェスタ 佐々木常夫氏講演会

 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の考え方を普及することを目的に、第15回きらめきフェスタ「佐々木常夫講演会~私は仕事も家族もあきらめない~」(沖縄市、市女性団体連絡協議会共催)が1月22日に市民小劇場あしびなーで開催された。
 講演会では、自閉症の息子と、肝硬変、うつ病を発症した妻を支えながら、東レ経営研究所の社長を務めた佐々木氏が、残業をなくし、家庭の状況をオープンにすることで周りの協力を得て、仕事と家庭を両立できたと解説し、タイムマネジメントによる仕事の効率化が重要だと語った。

タイムマネジメントの重要性を説く佐々木氏
▶タイムマネジメントの重要性を説く佐々木氏

知識を深め高齢者虐待を防ぐ

施設職員らが講演会に足を運ぶ

 市高齢福祉課は高齢者虐待について、市民や高齢者関連施設などの職員に理解と認識を深めてもらうことで虐待を防止しようと、市高齢者虐待防止講演会「養介護施設従事者等による高齢者虐待防止について」を1月28日に市農民研修センターで開催した。
 講演では南城市地域包括支援センターの苗代慎吾氏が「虐待は施設職員の知識や技術が不十分なことと、施設体制が整っていないことが原因で起こる」と解説し、「不適切なケアの蓄積とエスカレートが虐待につながるので、不適切なケアを初期段階で発見し、職場全体で改善の取り組みを行うことが大切」と語った。

高齢者虐待の原因と防止について講演する 苗代氏
高齢者虐待の原因と防止について講演する 苗代氏

官民会議で暮らしの便利帳作成

今年8月に発行 全世帯へ配布

 市は1月27日に、暮らしに役立つ地域情報や市勢情報、行政の手続きなどを取りまとめた「沖縄市 暮らしの便利帳」の共同発行に関する協定を株式会社サイネックスと締結した。
 同便利帳は、市が地域情報や行政情報を提供し、株式会社サイネックスが広告主を募り印刷製本する「官民協働事業」により発行するもので、この事業では、広告主を募ることで市の負担する発行経費を大幅に減らせることや、全世帯への配布が可能になることに加え、市内企業の宣伝が1冊に集約され、市民に地元企業をPRできる。便利帳は今年の8月に発行し、各世帯に配布する予定となっている。

協定を交わした桑江市長(左)と村田吉優代表取締役社長(右)
▶協定を交わした桑江市長(左)と村田吉優 代表取締役社長(右)

警察と連携 凶悪事件を防ぐ

防災行政無線の活用に関する覚書締結式

 重要凶悪事件などが発生した際、防災行政無線を活用して市民へ広く情報を知らせるための覚書締結式が、1月27日に沖縄警察署で行われた。締結式では、本市の他に北谷町と北中城村が沖縄警察署と覚書を締結した。警察が防災行政無線を活用する事例は県内初となる。
 今回の覚書締結により、本市や周辺地域で、連続発生の恐れがある殺人などの重要凶悪事件や特殊詐欺、車上狙いなどが発生した場合、事件の続発を防ぎ、さらなる被害を防止するために、防災行政無線を活用し、地域住民へ具体的な情報を迅速、的確に広報することで、市民の安全・安心の向上が図られる。

覚書を締結した市町村長と沖縄警察署長
覚書を締結した市町村長と沖縄警察署長

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