泡瀬の護岸に絵を描こう
「大好きな沖縄市」をテーマに壁画作成
沖縄市市制施行四十周年と沖縄青年会議所創立45周年を記念し、6月21日に一般社団法人沖縄青年会議所が主催し泡瀬の護岸に壁画を作成した。壁画は事前に「大好きな沖縄市」をテーマに市内の小学生から一般を対象に募集したもので、311点の応募があった。最優秀賞には、エイサーやハイビスカスなど沖縄の明るさをイメージした宮里中学校2年生の名嘉真幹華(なかまみきか)さんの作品と、色鮮やかな沖縄の魚を独特の表現で描いた砂川千英(さがわちえ)さんの作品が選ばれた。壁画作成日には応募者の中から約150組が集まり泡瀬の護岸300メートルに渡って、それぞれの作品を描き上げた。
美術部の仲間や先生と壁画を描いた最優秀賞受賞者の名嘉真さん(左端)
タンザニアで体育指導
JICAボランティア派遣報告
本市在住の上原拓(うえはらたく)さんが、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の2014年度派遣・青年海外協力隊としてタンザニアに派遣されることが決まり、6月24日に市役所を訪れ桑江市長に派遣の報告を行った。
上原さんは、沖縄県立具志川商業高等学校の教諭で、アフリカのタンザニアに2か年間派遣されることが決まり、現地の大学で体育の指導資格を持つ教員を育成するための授業を行う予定。派遣にあたって「特技の野球を現地のこども達や周りの人と楽しみ、普及させたい」と意気込みを語った。
アフリカのタンザニアに派遣の決まった上原拓さん(写真左)
鮮やかな吹き流しで彩る
一番街商店街七夕まつり
一番街商店街で「第39回 一番街七夕まつり」が7月2日から8日までの7日間、開催された。
まつり期間中の一番街は、各店舗が制作した色鮮やかな吹き流しで彩られ、訪れた人々を楽しませた。5日には七夕装飾コンテストの表彰式が行われ、沖縄市長賞の「アリス」をはじめ、12店舗が表彰された。また、商店街の通りには笹が置かれ、買い物客や地元のこども達が願い事を書いた短冊を結びつけた。その他にも、民謡ライブや七夕童謡コンサート、流しそうめん大会、ちんどん屋同好会の練り歩き、琉球大学美術教育専修学生による屋台と、多くの催しが行われにぎわった。
用意された笹にはたくさんの願い事が結び付けられた
支え合いの明るい地域を築こう
第64回社会を明るくする運動
中部保護区保護司会(安富静子会長)は7月を「第64回 社会を明るくする運動」の強調月間と位置付け、7月2日に沖縄市役所の市民広場で出発式を行った。この運動は、県民が罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ犯罪や非行のない地域社会を築くために行われているもので、出発式には中部保護区保護司会をはじめ市更生保護女性会や警察など多くの関係者が参加した。運動は今後、関係機関・団体と連携し、作文コンテストや講演会、集会などを開催し、広く市民へ啓発していく。
出発式に集まった関係者達
地域コミュニティの一翼を担う
郵便局よりサッカーボール寄贈
市内にある郵便局の局長ら9人が6月27日に市役所を訪れ、こども達に夢を与え、スポーツ教育に役立てて欲しいと、2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会で使用されている公式試合球のレプリカを小学校16校に寄贈した。
泡瀬郵便局の伊佐敬(いさたかし)局長が代表してあいさつし「今回の寄贈により、近隣の小学校との連携をさらに強化し、これからも、地域コミュニティの一員として役割を担っていきたい」と語った。また、11局の局長が知花花織をあしらったかりゆしウェアを作成し、沖縄市をピーアールするために着用していることも報告した。
寄贈に訪れた郵便局長たち
音楽で国際交流
台湾の中学生が美里中と共演
台湾の演奏家と沖縄の歌手が共演する2014台湾・沖縄音楽交流フェスティバルが7月5日に沖縄市民小劇場あしびなーで開催された。この交流は沖縄国際アジア音楽祭〜musix〜に台湾のアーティストが出演したことをきっかけに始まり、民間レベルでの交流が続いている。今年は台湾から敦化(ドゥンファ)中学校と光復(クァンフゥ)小学校の生徒が参加し、美里中学校吹奏楽部と「えんどうの花」を演奏した。出演者らは7月7日に市役所を訪れ、桑江市長に盛況の内に終了したフェスティバルの報告をし、その後、安慶田中学校を訪問して交流を行った。
市長と一緒にポーズをとる台湾沖縄交流音楽フェスティバルの出演者たち
互いに尊重し合える社会へ
男女共同参画週間パネル展
男女が互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合い、個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現に向けた取り組みとして、6月24日から27日までの期間、市役所1階市民ホールで「平成26年度 沖縄市男女共同参画週間パネル展」が開催された。
パネル展では、沖縄市女性団体連絡協議会の活動報告や男女共同参画啓発事項などが紹介された。また、多くの人に考えるきっかけにしてもらおうと市男女共同参画センター、市立図書館、沖縄リハビリテーションセンター病院でも関連する本や資料が展示された。
多くの人が足を止めパネルに見入っていた
恒久平和を誓う
泡瀬の塔慰霊祭
泡瀬海岸沿いにある「泡瀬の塔」で泡瀬復興期成会(会長:當真嗣蒲/とうましほう)が6月23日に慰霊祭を開き、遺族や関係者らが戦争で犠牲となった泡瀬出身者の冥福を祈った。泡瀬の塔には日露戦争から第二次世界大戦までの戦争や戦禍で亡くなられた泡瀬出身の軍人、軍属、児童生徒を含む一般住民の914人の名前が刻印され祭られている。今年は疎開船の対馬丸が米潜水艦の攻撃を受け沈没してから70年となることから、対馬丸の生存者で泡瀬出身の當眞秀夫(とうまひでお)さんが挨拶し、沈没から浜辺に打ち上げられて漁師の方に助けられるまでの貴重な体験を語り、訪れた約350人の参列者らは恒久平和を誓った。
対馬丸での体験をとおして平和の尊さを語る當眞秀夫さん