すてきな仲間達 111

天行健（てんぎょうけん）中国武術館沖縄支部 中の町クラス

奥深い中国武術の技にふれる

幅広い年齢層のメンバー

　今回紹介するのは、こどもから大人まで約30人のメンバーが毎週木曜日に中の町公民館で中国武術の稽古に取り組んでいる「天行健中国武術館沖縄支部 中の町クラス」（宮城和則代表）。
　同サークルは浦添の天行健中国武術館本部まで通って稽古していた宮城さんが、仕事の関係で浦添まで通うのが難しくなったことをきっかけに、地元でサークルを開こうと平成14年に立ち上げた。サークル内にはスポーツ志向の武術クラスと健康志向の太極拳クラスの2クラスがあり、宮城さんは武術クラスの指導を行っている。こどものメンバーも多く、にぎやかな武術クラスでは、数多くの流派がある中国武術の基本を指導している。毎週の稽古では基本動作や型の稽古を行うほか、階級が上がると、刀や棍（こん）などの武器を使う稽古も行う。中国武術の昇級試験は人格も審査するため、他の武道と比べ昇級が難しいのだそうだ。
　もう一方の太極拳クラスは中国武術歴13年の比嘉要佑（ようすけ）さんが指導。太極拳は、元々は高度な武術だが、現代では初心者の体力作りや高齢者の足腰の鍛錬など健康づくりに活用されることが多い。クラスでは二十四式太極拳、四十八式太極拳、剣を扱う三十二式太極剣のほか、練功十八法（れんこうじゅうはっぽう）という気功体操も行っている。練功十八法は身体に負担がかからない有酸素運動で、血行の流れを良くする効果がある。
　宮城代表に今後の目標を尋ねると「中国武術を広めていくことが目標。また、サークルのメンバーを中国に連れていき、本場の中国武術を体験させてあげたい」と答えてくれた。

（左）武術クラスの稽古の様子　（右）剣を使う三十二式太極剣

職人のWAZA　vol.86

　今回は、沖縄市美里にある「やさしい整体さりげなく」の嘉数さんにお話を伺いました。
　もともと理学療法士だった嘉数さんは、その知識と経験を活かし、全く痛みのないやさしい施術（しじゅつ）で、多くの患者さんが抱える体の痛みを取り除いています。さらに、日々の生活において体にかかる負担を軽減し、整体の効果をより高めるため、それぞれの患者さんの体に合った枕や、靴に入れるインソールをオーダーメイドで製作しています。
　この枕は、有名な山田朱織（やまだしゅおり）枕研究所のオーダーメイド枕と同じ理論で製作されています。過去に嘉数さんもひどい肩こりを患っていたため、本土まで足を運んで製作してもらい愛用しているそうです。
　「人は普段、寝返りをすることで体のゆがみを修正しているので、寝返りを楽にできるよう自分の体に合った枕を使うことが大切。痛みをもつ患者さんだけでなく、昼間はデスクワークなどで体に負担がかかっている方などにもぜひ使って実感して頂きたい」と嘉数 さん。この枕を使えば快適な毎日を送ることができそうですね♪