すてきな仲間達 97

会心の一首を目指して

・「やしま琉歌会」・

やしま琉歌会のメンバー
▲やしま琉歌会のメンバー

琉歌を読み上げるメンバー
▲琉歌を読み上げるメンバー

 中央公民館で毎月定例会を開き琉歌を発表している「やしま琉歌会」(伊芸源一代表)。同会は人間国宝の島袋正雄氏が講師を務めた公民館講座を受けた受講生が中心になって結成した。サークル名は、中央公民館の所在地の八重島を「やしま」と呼んでいたことから「やしま琉歌会」と名付けられた。
 琉歌は八・八・八・六の三十音(通称サンパチロク)で構成され、沖縄の言葉で詠み上げる。沖縄の言葉で詠むことがポイントであり、難しいところでもあるが、メンバー達は頭を捻りながら、作品を生み出す喜びを味わっている。月に一度の定例会でメンバーは一人ひとり琉歌を詠み、それを皆で聴き、添削する。会の最後に次回の課題を決め、次の定例会に向け、作品づくりに励む。
 やしま琉歌会は、初心者からベテランまで幅広いメンバーで構成されている。琉歌大賞で、太陽が昇る瞬間を詠み、大賞を受賞した源河史都子さんや、おきなわ文学賞で二席に入選した仲宗根明子さん、琉歌の他にエッセーや短歌でも入賞している神里千代子さんなど、メンバーの活躍も目覚ましい。源河さんは「琉歌は沖縄の文化。沖縄の方言は素晴らしい」と話す。戦前は庶民の間で琉歌が詠まれており、「もーあしび」では男の人が上の句、女の人が下の句を詠んだり、男の人が弾く三線に乗せて女の人が琉歌を詠んだりしていたそうだ。メンバー達は「琉歌のことは常に頭にあり、浮かんだ言葉をメモしている。百の琉歌を詠んで納得できる歌が一つあればよい」「毎回難産だが、自分の思いをうまく三十文字で表現できた時には大きな喜びを味わえる」「とにかく楽しい。定例会の日を待ちかんてぃーしている」と話す。新聞にも作品を投稿しており、作品が掲載された時の喜びは格別だそうだ。メンバーの詠んだ歌をまとめた琉歌集も三巻まで発行している。
 やしま琉歌会では随時メンバーを募集している。加入を希望する方は下記までご連絡を。
●連絡先 平良恵子
●電話 982‐6933
●携帯 090‐5735‐2447
●定例会 毎月第一月曜日午後二時〜四時

職人のWAZA Vol.72

友利 光雄
事業所名:株式会社 大喜
職 種:食品加工
常務取締役:友利 光雄


住所:沖縄市比屋根6-19-23
電話:098‐930‐0862
FAX:098‐930‐0863
E‐mail:s.daiki@angel.ocn.ne.jp

【ものはたしか!】

 今回は、沖縄市比屋根でモリンガの無添加サプリメント等を製造・販売している「株式会社 大喜」の社長 友利光雄氏と現場代理人の友利彰雄氏にお話しを伺いました。設立してまだ一年目の若い会社ではありますが、モリンガのサプリメントが第三十五回沖縄市産業まつりの新製品審査会で、みごと沖縄市議会議長賞を受賞されました。
 モリンガは、ビタミンやミネラル等の様々な栄養素が含まれている植物で、株式会社大喜では沖縄市を中心に県内の契約農家が無農薬で栽培したものを原材料に、こだわりの無添加製品を製造しているそうです。現在販売している商品は、お茶、錠剤、パウダーの3種類!!直接会社での購入ができ、わしたショップや、産業まつり、また、委託販売もしているので、それぞれの店舗にて商品を買う事が出来るそうです。
 友利さんのこれからの目標はより多くの皆様に自慢の商品を体験して頂き、販売・販路の拡大する事です。