「消したかな」あなたを守る合言葉

▲永年勤続で表彰を受ける消防職員ならびに消防団員

▲幼年消防クラブのこどもたちがかわいい踊りを披露、周りの大人たちを笑顔にした。

 平成二十三年沖縄市消防出初式が一月六日、市消防本部で行われ、関係者らが多数参加する中、消防職員、消防団員、女性防火クラブ会員らが制服姿で式典に臨んだ。
 式典では県消防協会や同協会中部地区支部の定例表彰が行われた後、東門市長があいさつ、「消防職員や消防団員の方々が、市民の生命、身体、財産を災害から守るという使命感の下、不屈の消防精神で日夜研鑽を積んでおられることに深く敬意を表する。そして地域の防災意識の普及に取り組む女性防火クラブの皆様に感謝している。今年は年々増加の一途をたどる救急車の出動に備え、新しい『高規格救急車』の購入を予定しており、消防技術の向上はもとより、質の高い消防行政を推進し、『災害に強く安全で安心して暮らせるまち』の実現に向け最善を尽くしていきたい。消防職員や団員の皆様には消防人としての誇りと使命を胸に、消防・救急体制の充実強化に努めていただきたい。」と式辞を述べた。
 続いて仲宗根弘市議会議長が「防災は消防のみの努力ではなしえることができない。市民一人一人の高い意識と理解、協力を得てはじめて完璧となる。消防職員各位が消防業務に精励し、市民の信頼と期待に応えることができるよう念願する」と来賓祝辞、一日消防長を務めるミスハイビスカスの比嘉もも香さんは「近年の災害は複雑多様化し、悲惨な事件や事故が後を絶たず目を覆うような大事故も増えている。このような痛ましい事故や災害などマスコミやメディアを通して消防の仕事を拝見し、私たち市民の生活に消防が深く関わっていることやその仕事の重大さを痛感させられる。私たちの生命・身体・財産を守るため日夜奮闘されている消防関係の皆様に感謝するとともに今年が災害のない平和な年になることを祈念する」とあいさつした。
 式典終了後は、女性防火クラブ員、消防団員による消火訓練や、消防職員による中高層火災救助訓練も披露された。会場では市内の保育園児らで構成する「幼年消防クラブ」がかわいい踊りを披露したほか、消防職員とこどもたちが餅つきで交流、つきたてのお餅が入った温かいぜんざいが参加者に振る舞われるなど楽しいひと時を過ごした。
 市内の平成二十二年度の火災発生件数は四十五件で損害額は約三千八十三万二千円、火災発生原因は不明・調査中十二件、コンロ八件、配線器具五件、たき火・火入れ四件などとなっている。

▲はしごを使って窓から火災現場に入り消火。本番さながらの緊迫した訓練に観客も息をのんだ。

▲消防団員らによる五色の放水。

▲はしご車を使っての救出訓練や放水訓練も行われた。

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世界に羽ばたく音楽を発信モニュメントデザイン決定

▲ミュージックタウンのモニュメントデザインを考案した松田三奈愛さん(左から2人目)

 音楽のまち沖縄市を内外にPRするとともに音楽のまちをイメージする景観づくりを行なうことを目的に市がコザ・ミュージックタウンのモニュメントデザインを募集したところ十八点の応募の中から選考の結果、市内でデザイナーとして働く松田三奈愛さんの作品が選ばれ十二月十七日、市役所でモニュメントデザインの発表と受賞式が行われた。
 作品は、レコード盤の上に羽のついたギターが描かれた色鮮やかなデザインとなっている。二月中旬に完成予定で、ミュージックタウン(音楽広場の右入口)の壁に飾られると伴に、音楽イベントのチラシやパンフレット、グッズなどにも使用される。デザインを考案した松田さんは「ミュージックタウンから世界に羽ばたく音楽が発信できるようにと思いを込めて作った。自分の作品が形として現れるのはうれしい」と完成を待ちこがれていた。東門市長は「ミュージックタウンにふさわしいデザインで市のイメージが明るくなる」と期待をよせた。またモニュメント設置以外にも音楽広場に大型ビジョンやライブハウスマップ、三階の音市場入口のルーフガーデンにライブ演奏者のパネルも設置される。

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