年頭のごあいさつ

くらし最優先、文化力を活かすまちを

 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は、市民の皆さまのご支持を賜わり、引き続き沖縄市長に就任させていただきましたことに心より感謝申し上げます。
 私は、これからも「人こそ力、人こそ財産、人こそ希望」を信条に、市民の皆さまと共に新たな沖縄市づくりに全力を尽くしていく決意でございます。
 そのためには、市民生活を最優先する市政であることが、もっとも重要なことと考えております。特に、市民生活の根本を支える雇用の問題には、力を傾注していかなければなりません。中心市街地における就労支援の展開や企業誘致の促進など、雇用対策の拡充に取り組んでまいります。さらに、中学卒業までの入院費や4歳児までの通院費の無料化を図るとともに、待機児童対策に取り組むなど、市民が安心して暮らせる福祉施策の充実に努めてまいります。
 沖縄市社会福祉センター・沖縄市男女共同参画センターがいよいよ開所いたします。同施設を拠点に、市民の福祉活動や男女共同参画社会づくりを積極的に支援してまいります。
 また、文化・芸術は、人々の生活を豊かにし、まちの質を高める重要な役割を担うものと考えております。今年も、世界の優れた舞台芸術にふれる場とまちのにぎわいを創出する国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)を開催するとともに、教育においても、こどもたちの言語・コミュニケーション能力の向上を図るなど、文化・芸術の力を活かした取り組みをすすめてまいります。
 まちの顔である中心市街地の活性化につきましては、老朽化した空き店舗を改修し、魅力ある新たな店舗等を配置するリノベーション事業の促進をはじめ、中心市街地における子育て家庭等への家賃補助による定住の支援など、国から認定された中心市街地活性化基本計画の事業を着実にすすめてまいります。
 さらに、学校施設や公園・道路などの公共事業につきましても、地元企業への優先発注を基本に取り組んでまいります。
 新年を迎え、決意を新たに「ひと輝く げんきな沖縄市」の実現に全力で取り組んでまいりますので、市民の皆さまには、より一層のご理解とご協力を賜わりますとともに、新しい年が希望に満ちた幸多き年となりますよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

平成二十三年 元旦
沖縄市長 東門 美津子

沖縄市長 東門 美津子

さらなる市民参加に向け

 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい平成23年の新春をご家族お揃いで、お健やかにお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
 さて、昨年は尖閣諸島を取り巻く様々な問題や不安定な朝鮮半島状勢に加え、一向に回復の兆しの見えない経済状勢や高い失業率、さらには、普天間基地の問題など国内外ともに非常に困難な課題を抱えた年でありました。
 本市におきましても、長引く不況や高い失業率の影響から個人、法人ともに税収が落ち込む一方、支出面における扶助費の増加、さらには老朽化の進む公共施設の建て替え需要の増加などにより、財政運営はさらに厳しさを増しております。
 また、省エネやエコカー補助金の影響を受け、軽自動車税は順調に推移するも、たばこ税については、販売価格の引き上げにより、減収傾向にあるなど、国の政策や世相を反映した年でもありました。
 しかしながら、昨年は明るいニュースも多く、宮里藍選手の世界ランク1位や興南高校の史上6校目となる春夏連覇、さらには、7年間の宇宙の旅を終え無事帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の話題など、閉塞感から脱しきれない私たちにとって、大変大きな元気と勇気をもらった出来事もありました。
 新しい年を迎えるにあたり、市議会といたしましても、時代を見据え、市民の皆様の求める効率のよい行政を念頭におき、市当局と互いに知恵を出し合いながら「市民参加」の市政運営に鋭意努力してまいる所存でございます。
 さらに、この様な厳しい環境を乗り越え、心の豊かさと日々の暮らしに喜びを実感できるまちづくりを進めてゆくためにも、市民、皆様との協働を促進し、自治の力をさらに高めてゆく必要があるものと存じます。平成23年の新しい年も、市民の皆様とともに、とりわけ、時代を担うこどもたちに、明日の夢や希望に向かって羽ばたくことのできる環境づくりに向け全力で取り組んでまいります。どうか、新しい年が市民の皆様にとりまして、お幸せな1年でありますよう、心から祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。

平成二十三年 元旦
沖縄市議会議長 仲宗根 弘

沖縄市議会議長 仲宗根 弘

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