愛情ある指導・支援は母子の大きな支え

運営に貢献した個人・団体に感謝状

市母子生活支援施設「レインボーハイツ」

 市母子生活支援施設「レインボーハイツ」の老朽化による移転新築に伴い、その間多くのボランティアの方々が運営に貢献したとして「感謝状贈呈式」が十二月十一日、同施設で行われ、東門市長より五人と五団体に感謝状が手渡された。
 受賞された方々は、同施設の草刈や花壇の整備、バーベキュー交流、クリスマスプレゼント、長年に渡り惣菜を毎日届けた方や学習支援で子どもたちの学力向上に尽くした方、嘉手納基地内の行事への招待など数多くの支援や活動に尽力され感謝状が贈られた。
 受賞者を代表して、昭和五十年から二十七年間、同施設に毎日惣菜を差し入れたことで表彰された屋宜栄勝さんは「子どもたちの喜ぶ顔が見たくて継続することができた。これからもボランティアを続けていきたい」と話した。東門市長は「愛情ある指導や支援は母子の大きな支えになっている。今後とも支援をお願いします」と感謝を述べた。レインボーハイツは、昭和四十九年六月に設立。これまで百三十八世帯(延べ人数三百三十八人)の母子が生活、自立していったが施設老朽化のため平成二十一年十二月をもって閉所。平成二十二年四月に新施設として生まれ変わる。


▲レインボーハイツの運営に貢献した5人と5団体に東門市長から
 感謝状が贈られた

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社会福祉の振興や奉仕に貢献

功労者の個人・団体を表彰

第26回沖縄市社会福祉大会

 高齢者や障がい者の生活支援と地域福祉の推進を目的に「第二十六回沖縄市社会福祉大会」(市社会福祉協議会主催)が十一月二十六日、市民小劇場あしびなーで開かれた。
 大会では、市と同協議会が八月にスタートした「法人後見受任事業を推進しながら、権利擁護システムの確立を目指すとともに支えあう地域づくりの実現にまい進していくことを誓う」と大会宣言を採択したほか、特別功労者や社会福祉事業永年勤続功労者の個人や団体に表彰状または感謝状が贈られた。
 嘉陽宗吉会長は「社会的弱者が住みなれた地域で暮らすことを目指して、地域権利擁護事業と成年後見制度が連動するシステムを構築したい」と抱負を述べた。被表彰者を代表して伊波孝仁さんは「安心して暮らせる社会の実現を目指し、これからも福祉活動を続けていきたい」とあいさつした。


▲嘉陽会長(左)から特別功労者の
 伊波孝仁(右)さんへ表彰状が贈呈された

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 スポーツを通して礼儀作法学ぶ

 「マナーキッズテニス教室」を開催

 マナーとルールは「人間力」の第一歩

 テニスを通してあいさつや礼儀作法を学ぼうと比屋根小学校(上間順一校長)の六年生を対象に「マナーキッズテニス教室」が十二月四日、同校体育館で行われた。
 生徒たちは、小笠原流礼法の鈴木万亀子総師範から正しいお辞儀や食事のマナーなどの指導を受けた後、NPO法人マナーキッズプロジェクトの田中日出男理事長らを講師に、テニスの基礎を学びながら「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と繰り返しあいさつを徹底した。同プロジェクトは全国各地で、幼稚園児や小学生を対象にテニスを通したマナー向上運動を続けている。


▲しっかりと相手の目を見てあいさつする生徒ら

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交流会で親睦深める
楽しい舞台に笑顔で拍手

 おきぼらんシージーが一条園を訪問

 入所中のお年寄りに年末を楽しく過ごしてもらうと共に、お互いの親睦や交流を深めていこうと十二月十九日、沖縄市ボランティア連絡会(おきぼらんシージー親川修会長)が特別養護老人ホーム沖縄一条園(崎山洋子園長)を訪れた。
 おきぼらんシージーでは、毎年年末に市内三か所の老人福祉施設で一年越しに交流会を開いており、今回の訪問で九回目となる。交流会では、宮城清琉舞踊道場による琉球舞踊や肢体部による手話コーラス、きら星エイサー隊によるエイサーの演舞などが次々と披露、華やかな余興を楽しみにしていたお年よりたちは大喜びしていた。また、入所者の一人ひとりにお菓子とはし袋もプレゼントされ交流を深めていった。最後はみんなでカチャーシーを踊り会場を盛り上げた。


▲一条園の入所者らとおきぼらんシージーとの
 楽しい交流会が行われた

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日頃の練習の成果を披露

混声合唱団「フォレスト」

山内幼稚園で楽しい交流会

 地域の発展と一足早いクリスマスを味わってもらおうと南桃原公民館で歌のサークル活動を行っている混声合唱団「フォレスト」(上原正高団長)のみなさんが十二月二十一日、山内幼稚園(和宇慶江里子園長)の園児八十七人とクリスマス交流会を開いた。
 交流会では、フォレストのみなさんが日頃の練習の成果を披露「きよしこの夜」や「赤鼻のトナカイ」「幸せなら手をたたこう」など園児らといっしょに踊りながら歌い、楽しいひと時を過ごした。最後に園児たち全員で「素敵な歌を聞かせてくれてありがとうございました」とお礼を述べ、フォレスとのみなさんから頂いた手作りゼリーを一緒に食べながら談笑し交流を深めていった。


▲山内幼稚園の園児らといっしょに楽しいひと時を過ごした

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税金の仕組み学ぶ

一億円の重さにびっくり
コザ小学校で租税教室開く

 児童生徒に税金の仕組みや使われ方を知ってもらおうと、コザ小学校(出盛光朋校長)で十二月九日、租税教室が行われ、六年生六十二人が参加、税金の仕組みを学んだ。
 同教室には市の市民税課職員を講師に、税金に関するクイズやアニメビデオを通して「税金がなくなると、警察や消防、学校が運営できなくなる。ごみ収集車がなくなって街中にごみがあふれ、道路や橋が壊れても直せなくなる」と説明した。国民全員が幸せに生活するために「税金はみんなで出し合う会費のようなもの」と強調した。クイズで児童たちは、公園や信号機などの公共物がどの位の税金で賄われているかなどの問題にも答えた。また、実際の紙幣と同じ重さでできた複製の一億円の札束が登場すると児童らは大はしゃぎ。興味深そうに持ち上げて「一億円」の重さを実感した。
 同教室に参加した片上江莉香さん(六年一組)は「税金がどのように使われているか知りたかった。税金のおかげで私たちの生活が保たれていることがよく分かった」と感想を述べた。


▲一億円分の複製札束を抱え「重たい」と
 大はしゃぎするコザ小の児童たち

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