いろんなお話聞けたよ

秋のブックフェスティバル

「ピコピコテレパシー」で食べられるものを予想し「まる」を出す子ども達
▲「ピコピコテレパシー」で食べられるものを予想し「まる」を出す子ども達

 沖縄市立図書館四階ホールで十月七日、中の町幼稚園、諸見里保育所、室川夜間保育園の子ども達を招いて秋のブックフェスティバルが開催された。

 ブックフェスティバルは、絵本も紙芝居も使わずにお話をする素話で「ハンスと魔法の城」からスタート。次に食べられるものが出てくるかどうか予想し子ども達が「まる」か「ばつ」を出す「ピコピコテレパシー」では、予想があたった子どもが大きな声を出して喜ぶなど会場は明るい声に包まれた。

「おだんごころころ」の大型紙芝居を食い入るように見る子ども達
▲「おだんごころころ」の大型紙芝居を食い入るように見る子ども達

 「大きな古時計」では電気を消し会場を真っ暗にした中、オカリナの演奏と大きな古時計の歌を歌いながら、光る絵を使ってお話をした。他にも大型紙芝居や手遊びなどいろいろな趣向を凝らしたお話が繰り広げられた。

 最後の見せ場は図書館ボランティアゆいゆいによる「へんしんおばけ」のペープサート(紙人形劇)。大きな龍も出てきて子ども達は大喜びであった。

たくさんの優しさが集まりました

ひとり一品運動 社協よりフードバンクへ贈呈式

649sも食料品が集まりました
▲649sも食料品が集まりました

 食事に困っている方を支援し、食料を提供するフードバンク運動を展開している沖縄市社会福祉協議会(嘉陽宗吉会長)は八月十五日から九月十四日までに集めた計六百四十九キロもの食料品を十月七日、NPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄(奥平智子代表)に贈呈した。これは昨年のお歳暮の時期に行った「ひとり一品運動」の第二弾として、お中元など家庭で余った食料を「おすそ分け」して欲しいと呼び掛け集まったもの。社協の行う小地域ネットワーク事業の一環として市内三十七自治会に声かけし協力してもらった。このように自治会をメインとして運動をしているのは沖縄市だけである。その沖縄市民の優しさが食事に困っている人に届けられる。

あなたが変わると子どもが変わる

子育て講演会

「認める」子育てについて熱く語る岸英光講師
▲「認める」子育てについて熱く語る岸英光講師

 コーチング(コミュニケーションを通じて、相手が成し遂げたいことを見つけ出し、自発的な行動を促し、実際に結果を作りだすことをサポートするコミュニケーションスキル)を利用した子育てについて岸英光(ひでみつ)講師による講演会が十月十二日沖縄市民会館中ホールで開かれた。岸先生の講演は全国でも人気で、この日の講演も当初の予定を上回る二百五十人が参加し会場は満員であった。

 講演では、「試験前になぜかテレビを見て自分を追い込む人?」といった誰もがドキッとするような具体例をあげながら話をすすめ、観客は話に引き込まれていった。また、「ほめる」のではなく「認める」ことによって自分から行動できる子どもを育てることが大事であると語った。