更新日:2024年9月26日
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令和6年9月に特定外来生物であるオオヒキガエルが沖縄市内にて目撃されました。
オオヒキガエルは、アメリカ南部から中米、南米北部を原産とする国外由来のカエルです。県内では、大東諸島と石垣島に害虫駆除の目的で意図的に導入されました。その後、物資や建材等の輸送に伴い移入されたと推測されている個体が県内の複数の島で確認されましたが、現在までのところ大東諸島と石垣島だけに定着していると考えられています。
オオヒキガエルは大型になるカエルで、昆虫など小型の動物を大規模に捕食します。
さらに、強力な毒を分泌するため、カエルの捕食者への影響も懸念され、侵入先の生態系へ与える影響は甚大になると危惧されています。
オオヒキガエルは全長が8~15cm程度で、耳腺が目立ち、背中にある一面のイボイボが特徴です。オスは「ボボボボボ・・・・」と機械音のような鳴き声をし、夜間には街灯等の光に集まる虫を捕食するために明るい場所に出没します。
※沖縄奄美自然環境事務所HP「オオヒキガエルとシロアゴガエルについて」(外部サイトへリンク)
(鳴き声もこのHPから確認できます。)
令和6年9月に沖縄市比屋根地域で目撃情報がありました。
オオヒキガエルは、沖縄島には定着しておらず、令和5年度に那覇港新港ふ頭地区や泊ふ頭地区に停泊する船舶内で捕獲されて以来の確認であり、沖縄島中部地域では初確認となります。生態系への影響が大きく、繁殖力も強いことから、発見された場合は早急に防除する必要があります。
オオヒキガエルを目撃したり、鳴き声を聞いたり、卵を発見した際には、沖縄県自然保護課または沖縄奄美自然環境事務所まで連絡するようお願いします。
沖縄県自然保護課
連絡先:098-866-2243
メールアドレス:aa039004@pref.okinawa.lg.jp
沖縄奄美自然環境事務所
連絡先:098-836-6400
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