平成23年度市表彰式典

受賞者たちの長年の尽力
多大な功績を称える

 市の政治・経済・文化・社会等様々な分野で市政の発展に寄与され広く市民の模範となる業績を残された方々の功績を称える沖縄市表彰式典が四月六日、市民会館中ホールで行われた。
  今年度は一般表彰で、個人十二名、五団体が表彰された。式典では東門市長より受賞者一人ひとりに表彰状と記念品が贈られた。
  東門市長は「皆様の長年のご尽力に深く感謝している。皆様の知恵や技能、本市独特の豊かな地域性は市の大切な財産。今後も市政発展のため、お力添えをお願いしたい。」と式辞。受賞者を代表して島袋良夫さんが「今回の受賞に感激している。今後も市の発展に貢献していきたい。」とあいさつした。
  受賞者は次のとおり(敬称略・順不同)

【一般表彰】〈個人〉新垣直彦、新崎好子、高江洲光子、宮城光子、砂邊美代子、島袋良夫、中村タケ子、高江洲昌徳、運天常雄、町田宗順、江洲利江、大城信男
〈団体〉株式会社中部自動車整備工場、比謝川をそ生させる会、コザパイロットクラブ、国際ソロプチミスト沖縄−球陽、株式会社基土木

▲市政の発展に尽力、貢献した受賞者たち

▲ページトップへ

 沖縄ポップの祖、照屋林助さん(愛称・てるりん)をしのび、年に一度コザの街に多くの唄者が集結する「第3回コザ・てるりん祭」(主催・コザてるりん祭実行委員会、沖縄市パルミラ通り会)が、てるりんの誕生日である四月四日、一番街のコザBOX前で盛大に開催された。
 沖縄民謡における現役最高峰のシンガーである登川誠仁さんや知名定男さん、上原知子さんや、饒辺愛子さんなど沖縄民謡界の名だたる面々が大集結したほか、奄美大島から奄美島唄の第一人者的存在である坪山豊さん、石垣市からも大工哲弘さんが参加し、多彩な舞台を観客は満喫した。またステージのフィナーレには園田青年会によるエイサーの演舞と観客全員でのカチャーシーが行われ祭りも大いに盛り上がりを見せた。

▲沖縄音楽界の第一人者・知名定男さんとりんけんバンドの歌姫・上原知子さんによるコラボで会場は大いに盛り上がった

▲ページトップへ

中心市街地の「足」、「走る広告塔」

平成23年度 沖縄市中心市街地巡回バス
安全祈願出発式

 中心市街地の賑わいの創出および、情報提供や地域文化・芸能等の魅力を発信する事を目的に運行している沖縄市中心市街地循環バス。その安全祈願出発式が四月七日、市役所前で行われた。
 東門市長が「中心市街地の活性化は、まちづくりの最重要課題。まちなか交流を促進し賑わいの創出に寄与する事を念願する。」とあいさつ。バスは沖縄市役所、沖縄こどもの国、沖縄郵便局、中の町バス停、ミュージックタウン、テレワークセンター、コリンザ、中の町公民館、コザ運動公園、沖縄市文化センター、中の町バス停の順に循環。運賃無料・年中無休。平成二十二年度の利用者数は約九か月間の運行で五万二百七十二人。

▲中心市街地活性化に寄与する事を願い関係者らがテープカット

▲ページトップへ

チャンプルータウンにめんそ〜れ〜
地元CMコンペグランプリ

 沖縄市観光協会・コザインフォメーションセンターの鈴木雅子チーフマネジャーらが三月二十八日、東門市長を訪ね沖縄国際映画祭の「地元CMコンペティション部門」でグランプリを獲得したことを報告した。
 CMは五百六十六の企画の中からネット投票で選ばれた十作品を映像化し、グランプリをとった今作品はお笑いコンビ「ガレッジセール」の川田さん出演で、コザにあるフィリピン、ベトナム、韓国、インドといった国際色豊かなお店を回り、最後に「たった一日の出来事、半径二百メートル」というテロップでコザの多国籍な様子を印象づけた。
 鈴木さんは「地元の宝を地元の人に知ってもらい、コザが活性化していくきっかけになれれば」と受賞の喜びを語った。また都道府県数にちなんだ賞金四十七万円は東日本大震災被災地の福島県いわき市へ沖縄そばの差し入れを行うことも併せて報告した。

▲コザの魅力を発信したCMがグランプリに輝いたことを報告した鈴木雅子さん(左から2人目)らコザインフォメーションセンターのメンバー

▲ページトップへ

交流都市釡石市の復興支援

東日本大震災被災地に県職員派遣

 被災地の一日も早い復興を願い、沖縄市の職員が岩手県釡石市に派遣された。
 今回の派遣は姉妹都市の東海市との合同支援で、釡石市は沖縄市の交流都市でもある。派遣職員らは東海市を中心にチームを組み支援活動に当たる。沖縄市からは一班から三班で各二名ずつ、合計六名を派遣。公募に対し真っ先に応募した職員らである。現地では避難者の世話、避難所での物資の配分、対策本部との連絡調整を行う。
 東門市長は「現地は厳しい状況だが、職員同士連携し被災者に喜んでもらえるよう頑張ってきてほしい。自らの体調にも気をつけるように。」と激励。三班として派遣された泡瀬消防署新城真樹消防司令補は「何かできないかと思っていたところに公募があり希望した。微力だが頑張りたい。」と話した。各班とも一週間の日程で活動を行う。

▲三班として派遣された新城真樹消防司令補(中央)と津波古和判消防士長(右端)

▲ページトップへ

市立ふるさと園旧久場家主屋など登録文化財に

 国の文化審議会(西原鈴子会長)は三月十八日、市立ふるさと園「旧久場家住宅主屋」など三件の建造物を登録有形文化財として登録するよう高木義明文部科学相に答申した。沖縄県の登録件数はこれで計七十三件となる。
 今回、答申されたのは市立ふるさと園(沖縄こどもの国)に移築された「旧久場家住宅主屋」「旧久場家住宅ヒンプン」「旧平田家住宅マチフール」の三件。
 旧久場家住宅の主屋は大正十三年、沖縄市室川に建てられた伝統的な琉球民家。マチフールも同年、同市白川に建築された。マチフールは豚の飼育場と便所を兼ねている。また、肥だめも備えられた特徴のある形態をそのまま残している。
 市立郷土博物館の宮城利旭館長は「過去の戦争や家の形態を考える上でも貴重な文化財である。多くの市民に見ていただきたい」と話していた。

▲旧久場家住宅主屋


▲旧久場家住宅ヒンプン


▲旧平田家住宅マチフール

▲ページトップへ