更新日:2026年7月6日
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お酒は、その伝統と文化が生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒は健康障害等につながります。アルコールのリスクを理解し、自分にあった飲酒量を知り、健康に配慮した飲酒を心がけましょう。
お酒に含まれるアルコールは、少量であれば気持ちをリラックスさせるなどの作用もありますが、適量を超えると記憶をなくしたり、時には呼吸中枢のマヒによって死に至るようなこともあります。
過度な飲酒が続くことで、肝障害、膵炎や糖尿病、心疾患、高血圧、胃腸障害、がんなど体の問題が起こりやすくなるだけでなく、睡眠障害やうつ病といったこころの問題を招くおそれもあります。
女性は、一般的に男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないため、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。
妊娠している女性、これから妊娠を予定している女性は、飲酒による胎児への影響を考える必要があります。妊婦の飲酒は、胎児性アルコール症候群や胎児の発育障害を招くおそれがあります。また、授乳中の女性が飲酒すると母乳にアルコールが移行するため、乳児の健康に影響を及ぼします。
未成年者は、成人に比べてアルコール分解能力が低く、心身ともにアルコールの影響を受けやすいことから、飲酒は禁じられています。
20歳代の若年者も脳の発達の途中であり、健康問題のリスクが高まる可能性があります。
高齢者は体内の水分量の減少等で、若い頃と同じ飲酒量でもアルコールの影響が強く現れ、転倒、骨折、筋肉の減少の危険性が高まります。
過度の飲酒は、飲酒している本人の健康だけでなく、暴力や虐待といった形で周囲の人にも影響を及ぼすことがあります。また、飲酒運転も大きな社会問題となっています。
健康に悪影響を及ぼすことのないお酒の適量は、飲んだお酒に含まれる純アルコール量を基準として考えます。1日当たりの純アルコール摂取量が、成人男性で40g以上、成人女性で20g以上の飲酒を続けていると、さまざまな健康問題のリスクが高まると言われています。
この量を超えて飲酒している20歳以上の市民の割合は、令和5年度の調査で男性16.6%、女性10.9%となっており、全国平均と比較すると、男女共に高い現状があります。


日本における「節度ある適度な飲酒」は、『通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、1日平均純アルコールで約20g程度(2ドリンク)※』とされています。以下の留意点を踏まえて、自分にあった飲酒量を知ることが大切です。
<留意点>
1)女性は男性よりも少ない量が適当です。
2)少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者は、少ない量が適当です。
3)65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当です。
4)アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要です。
5)飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。
※)お酒の単位1ドリンク=純アルコール約10gドリンクの計算式はこちら(外部サイト)

最近では、少量の飲酒でも健康リスクがあるという研究結果が増えてきました。アルコール摂取量をできるだけ減らして楽しむことを意識しましょう。
お酒の害はわかっているけれども、「つきあいで酒席を断ることができない」「いきなり禁酒は難しい」などということはあるかもしれません。以下のような点に気をつけて、上手にお酒とつきあいましょう。
お酒に対する強さ(アルコールの代謝能力)は人それぞれ。自分にとっての適度な飲酒量(ペース)を知っておくことも必要でしょう。
また、飲めない人や飲まない人には「お酒を無理にすすめない」といった社会全体の雰囲気づくりも重要です。
簡単な質問に答えることで、自分の飲酒状況に問題があるかを判定ができるAUDIT(アルコールスクリーニングテスト)や、無料アプリ「うちな~節酒カレンダー」など、飲酒に関する様々な情報を得るとができます。
行政窓口(保健所)の他、依存症専門医療機関、民間団体など、様々な相談機関があります。 あなたや、あなたの周りで飲酒の問題に悩んでいる場合は、専門機関へご相談ください。
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