日頃考えていることを堂々と主張

第二十五回沖縄市「少年の主張」大会

最優秀賞に崎原さん(山内中)、田畑さん(沖縄東中)

 学校、家庭、地域での日常生活の中で、日頃考えていることを聴衆の前で堂々と主張できる青少年の育成と、主張することで大人に対する理解を深め、併せて同世代の少年が社会の一員として自覚することを目的に、第二十五回沖縄市少年の主張大会が(主催・沖縄市青少年育成市民会議)七月十三日農民研修センターで開かれた。大会には市内八つの中学校の代表八人が出場、生徒たちは原稿を暗記して登壇し、会場全体に視線を配りながら表情豊かに堂々とした態度で日頃考えていることを主張した。
 今大会では、大好きな野球監督・野村克也さんの言葉に励まされ、部活の練習や勉学に真剣に取り組むようになった経験を話した山内中学校三年・崎原悠生さんの「人生の教科書」と、母親が書いた絵本を通して、障害を持つ自分への周りの愛情と支援に気付き、これからは前向きに進み、困っている人が周りにいたら、自分から手を差し伸べられるようになりたいとの決意を話した沖縄東中学校三年・田畑智次さんの「いっぽいっぽ」が最優秀賞に選ばれた。
 最優秀賞の二人は九月十日に開催される第二十五回中頭地区「少年の主張大会」へ派遣される。二人は「中頭大会でも上位入賞目指します」と意気込んでいる。

▲優秀賞に選ばれた崎原悠生さん(前列左から2人目)と、田畑智次さん(前列左から3人目)

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地元にますます愛される市場を目指して

・新鮮で安全な農産物・加工品の提供に全力を尽くそう
・地産地消を通じ、豊かな環境づくりを進めよう

第4回ちゃんぷる〜市場生産者大会

 新鮮野菜の品揃え、生産者の顔が見える販売、消費者に安心感・季節感を与える商品開発・販路の拡大を基本理念に運営を行っているJAおきなわ中部ファーマーズマーケット「ちゃんぷる〜市場」の第四回生産者大会が、六月十八日、生産者や関係者約七百人が出席する中、農民研修センター広場で開催された。
 同市場は、オープンした平成十九年度には六百人だった会員数(生産者)が現在では約千二百人に増え、来客者数も前年度より十万人増え六十八万人になるなど、生産者と消費者の交流の場として年々支持を集めている。
 開会にあたり辺土名朝康JAおきなわ中部ファーマーズマーケット生産者会会長は「皆さんの努力で出荷物、品種も工夫して多く並ぶようになった。生産者の顔が見える市場として地産地消を進めていこう」とあいさつ。大会では昨年度行われたイベントなどの事業経過や農産物取扱の収支決算が報告されたあと、今年度の事業計画や収支予算計画の報告が行われた。また、ちゃんぷる〜市場に納品している会員で、部門ごとに年間売上数量が一番多かった会員への表彰も行われた。大会の締めは生産者代表らが大会スローガンを唱和し、市場のますますの発展を誓った。
 引き続き行われた懇親会では、参加者たちは女性部会員手作りの豚汁や野菜炒めに舌鼓を打ちながら談笑、お待ちかねの前川守賢さんと饒辺愛子さんの民謡ショーを楽しんだ。またこの日はサプライズゲストで歌手の河口恭吾さんがステージに登場、ヒット曲「桜」など三曲を熱唱して客席を沸かせた。

▲農産物(青果、果物、花卉)、野菜、果実、花卉の年間売上が
一番多かった四人に対して表彰状が贈られた。

▲生産者代表らが力強く大会スローガンを読み上げ、市場の発展を誓った。

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一番街七夕まつり

色鮮やかな装飾で買い物客 に憩いの場を提供

装飾コンテスト ―市長賞に「崎浜化粧品店」―

 一番街を行き交う買い物客や日頃お世話になっている地域住民に憩いの場を提供しようと毎年恒例の第三十五回「一番街七夕まつり」(主催・同商店街振興組合)が七月六日から十二日までの七日間、同商店街アーケード内で開催された。
 同まつりは昭和五十年に一番街アーケードが設置されてから独自のイベントとして開催、商店街の活性化につなげていこうと今年で三十五回目を迎えた。各店舗の前には思いを込めて作られた色鮮やかな吹き流しやこどもから大人まで大勢の市民がそれぞれの願いを込めた短冊が飾られ買い物客や学校帰りのこどもたちの目を楽しませた。特に初日の六日は、市内の九幼稚園や保育園の園児らが参加し、紙に「学校の先生になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」など思い思いの願いを書いた短冊を笹の葉に飾り付け、まつりを盛り上げた。また、九日には装飾コンテストの表彰式も行われ、参加した二十店舗の中から十三店舗が表彰された。
主な賞は次のとおり。市長賞「崎浜化粧品店」、市議会議長賞「新川商店」、教育委員会教育長賞「ファッションベル」、沖縄商工会議所会頭賞「ファッションリップ」、市観光協会会長賞「男子専科小嶺」

▲各店舗が思いを込めて作成した色鮮やかな吹流しや短冊に、訪れた買い物客の目を楽しませた

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エイサーシーズン幕開け「エイサーナイト」

ダイナミックな演舞を披露

「エイサーのまち宣言」イベント

 市が「エイサーのまち」を宣言して三周年を迎える今年も市内の青年会が中心となり、エイサーシーズンの幕を開けるイベント「2010エイサーナイト」が六月十二日、市役所市民ロビーで開催された。九月の沖縄全島エイサーまつりを前に、八月までの毎週末、市内各地で青年会のエイサーが披露された。初日は雨のため急きょ、屋外の市役所前広場から市役所ロビーに変更。市内の泡瀬第三、嘉間良、知花の三青年会のダイナミックな演舞に三百人を超える観客から大きな拍手が沸いた。
 また会場では、ミスハイビスカスの三人によるオリジナルかりゆしウェアのPRやエイサーラブバンド、タオルなどのエイサーグッズの販売、エイサー人形展も行われ、エイサーのまち沖縄市を市内外にアピールした。

▲力強い演舞を披露し会場を盛り上げた知花青年会力強い演舞を披露し会場を盛り上げた知花青年会

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流れるそうめん、楽しくて冷たくておいしい

第18回 銀天街 天の川そうめん流し

 恒例の「銀天街 天の川そうめん流し」(主催・銀天街商店街振興組合)が七月七日に開催され、こどもたちや買い物客が、風情たっぷりの「そうめん流し」を楽しんだ。イベントには安慶田小学校二年生七十四人を招待。こどもたちの願い事を書いた星型の短冊をネットにくくり、そのネットを高く掲げ「天の川」に見立てた。「天の川」の下、いよいよお待ちかねのそうめん流しがスタート。アーケード内の傾斜を利用して設置された長さ三十メートルのといに次々にそうめんが流されると、こどもたちは早速お箸ですくいとり、「冷たくておいしい」「そうめんが流れてきて楽しい」と歓声をあげながら食べていた。

▲みんなで食べるそうめんは最高!この日を心待ちにしていたこどもも多かった

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安全で安心な学校・地域づくり目指す

「安全守り隊」を発足

北美小校区の住民58人が巡回

 北美小学校(山田稔校長・児童六百二人)児童の安全・安心な学校や地域づくりのために、ボランティアとして協力する地域住民組織「安全守り隊」がこのほど発足され六月十六日、同校体育館で紹介式が行われた。
 安全守り隊は、学校や保護者、地域が連携し、児童の登下校時の安全パトロールを実施することにより事故や犯罪を未然に防ぐことを目的に今年度から活動を開始した。同校の保護者や登川、池原両自治会の住人五十八人の安全守り隊が一人ひとり紹介され、全校生徒を前に安全確保を誓っていた。式で山田校長は「保護者や地域の多くの方々がボランティアとして自分たちの安全確保に関わっていることに感謝しましょう」と生徒たちに呼び掛けた。

▲全校生徒に「安全守り隊」の父母や地域の住民らが紹介された

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いちばる〜むかしかたやびらな〜ふれあいの集い

おいしい食事や踊りで地域と交流

原自治会・「くがにー」主催

 池原自治会(與那嶺増文会長)のボランティアグループ「くがにー」(佐渡山安光代表)が主催する「第二十三回いちばる〜むかしかたやびらな〜ふれあいのつどい」が六月十九日、同公民館で催された。地域に住む八十歳以上の高齢者や一人暮らしのお年寄りを招き、昔話をしながら懇親を深めようと行われている。公民館には多くのお年寄りが詰めかけ、JA女性部や子ども会の父母、老人会で作ったじゅうしーや天ぷらなどに舌鼓を打ちながら、保育園児や老人会レク部の余興を楽しんだ。毎年招待されている松下イワさん(九十九歳)は「いつも楽しみにしている。長生きしている間は、ずっと参加したい。じゅうしーも全部食べた」と笑顔で話し、区民らとの交流を喜んでいた。

▲舞台での踊りや美味しい食事で楽しい時間を過ごした

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加工商品の開発・食と農の発信拠点として

JAおきなわ農産物加工施設完成
地域ブランド品の誕生に期待

 地域ブランドの生産拠点にとJAおきなわ(伊波榮雄理事長)の農産物加工施設が登川の市農民研修センター敷地内に完成し、六月三日、東門美津子市長や伊波理事長、関係者らが多数出席する中、落成祝賀会が盛大に行われた。
 同施設は市が平成二十年度に策定した「新アグリビジネス計画」の一環として整備。総事業費五千六百万円のうち、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用し、市が四千万円、JAおきなわが千六百万円を負担した。JAおきなわは今後、地域特産品や拠点産地品目である「食用菊、マンゴー、ビワ」などを使用した新たな加工商品の開発を進め、地域ブランド化への促進を目指すと共に女性起業家の育成、消費者への食と農の情報発信拠点として活用する。施設内には、バナナの熟成施設のほか製めん機や粉砕機、フードミキサー、醗酵機などの加工機材三十二点を備えている。
 式典で伊波理事長は「ちゃんぷるー市場と連携した販売を確立しながら農産物を余すことなく利用し、新たな付加価値を創出したい」とあいさつ。東門市長は「消費者ニーズを捉えた新商品の開発や安全安心な本市自慢の地域ブランド品の誕生に期待する」と述べた。

▲JAおきなわの農産物加工施設落成式でテープカットを行う関係者ら

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