事情を抱える母子世帯の心の拠り所に

レインボーハイツ完成

母子の自立を支援します

 市母子生活支援施設「レインボーハイツ」が完成し、四月十四日、関係者らが多数出席する中、落成式典が行われた。新施設は旧施設(昭和四十九年開所)の老朽化に伴い場所を移して建設されたもので、鉄筋コンクリート造りの三階建て、建物内に事務室、相談室、集会室、学習室、調理室、静養室、警備室、倉庫、母子室(十三室)、ショートステイ室、緊急一時保護室などを備えている。定員は十五世帯で、母子室はこどもの数により広さが異なる。
 同施設に入れるのは入所を希望する母子世帯。希望者から相談・申請を受け、入所条件に該当するか判定会議を経て入所が決まる。母子が安定し自立できるまで最長で二年間の入所が可能だ。施設長をはじめ母子指導員、少年指導員、調理員兼用務員、警備員、日直の職員らで母子を見守る。
 落成式で東門市長は「近隣住民や関係各位の協力に感謝している。母と子が生きる力を身に付け前に歩むための『心の寄りどころ』として大きな役割を果たす施設。入所者が一日でも早く自立した生活が送れるよう支援をしたい。」と挨拶した。式典後には職員の案内で施設見学会も行われた。

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夏を涼しくおしゃれに乗り切ろう

沖縄市ブランドのサマーウェアがずらり

第17回OFTサマーウェア展示発表会

 沖縄市ファッションタウン推進協議会(略称・OFT/今薗トヨ子会長)主催の第十七回サマーウェア展示発表会が四月二十六日から三十日の期間、市役所市民ロビーで開催された。同展示会は、優れた技術やデザインを駆使した「沖縄市ブランド」の作品を展示発表することで、市民のものづくりに対する理解や関心を高め、沖縄市のファッション産業の普及・啓発を図ることを目的に毎年開催されている。今薗会長は「OFTではかりゆしウェアが登場する以前から地元の素材にこだわった『サマーウェア』を作り続けてきた。会員たちの渾身の作品を多くの人に見てほしい」と話した。 会場にはデザイン性の高い涼しげなサマーウェアが多数展示され、訪れた人は足を止め作品に見入っていた。

▲会場には会員らの高い技術とデザインを駆使したサマーウェアがずらりと展示された

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インドの動物園との動物交換事業を記念して

動物交換記念碑を設置

沖縄こどもの国

 インドのパドマジャ・ナイドゥ・ヒマラヤ動物園とこどもの国の動物交換事業を記念した「動物交換記念碑」がこどもの国・ゾウ舎前に建てられ、五月十五日、関係者が集う中、除幕式が行われた。
 同事業は、ワシントン条約で売買が禁止されているゾウをこどもの国に来園させるため、インドで野生動物保存繁殖計画に指定されているヒマラヤンタール六頭、ブルーシープ四頭と交換したもの。難しい条件をクリアするため関係者が調整に奔走したという。
 式典でへマント・クリシャン・シン駐日インド大使は「昔からゾウは平和の大使として日本にやって来た。二頭が人々に笑顔を与えていると聞き嬉しく思う」と挨拶した。

▲シン大使や東門市長ら関係者によって記念碑の除幕が行われた。

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商店街買い物サポート事業

 銀天街に買い物代行サービスセンター「にこにこ屋」(平良一樹店長)がオープンした。「にこにこ屋」ではお年寄りや妊婦さん、病気の方など買い物に行くのが困難な方や忙しい方の代わりに買い物を代行して自宅まで届ける。「商店街買い物サポート事業」として市から委託を受け、五月十日からサービスを開始した。配達する商品を銀天街で購入することで銀天街の商店を応援すると同時に、地域住民の交流、一人暮らしのお年寄りの見守りにもつながると関係者は期待を寄せている。
 「にこにこ屋」のシステムは、お客さんが電話で欲しい商品を注文するとスタッフが買い物代を立て替えて商品を購入しお客さんの自宅まで自転車で配達、配達時に商品代と利用料(一回五百円)を合わせて精算するというもの。利用にあたっては会員登録が必要(住所・氏名のみ記入、登録費無料)。現在サービス対象地域をコザ十字路周辺の十自治会としているが軌道に乗れば市内全域に広げていくという。平良店長は「まずは地域の人々と仲良くなり、商品と一緒に笑顔も街の情報も届けたい。米や水などの重いもの、あるいは小さな買い物でもお気軽に利用してください」と話している。
問合せ電話:989ー1985
朝九時〜夜六時(年中無休)

▲明るく元気なスタッフ四人が街に笑顔と商品を配達する。

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文化財マップを片手に

市の歴史を探訪しよう

越来・美里の文化財に説明板や標柱を設置

沖縄市立郷土博物館

 市立郷土博物館では三月に越来地域と美里地域の文化財四十か所に説明板と標柱を設置、その文化財を巡るためのマップ(各二千部、写真、解説付き)も併せて作成した。今回設置された説明板には日本語の説明文以外にも外国人にも分かるようにと英語、中国語でも表記。マップは郷土博物館でもらうことができる。
 地元の越来小学校では早速こどもたちに地域の文化財について学んでもらおうと、五月十一日、六年生の児童五十二人が、博物館学芸員から説明を受けながら、「越来グスク跡、」ライト兄弟より百年前に空を飛んだと言われる「飛び安里の生家跡、」尚泰久王が自身の子を産んだ娘に贈った「越来の白椿」など三か所の文化財を巡った。こどもたちは「越来保育所がある場所がお城だったと聞いてびっくりした」「身近にこんなにたくさんの文化財があることを初めて知った」「歴史のある越来に生まれたことを誇りに思った」などと感想を話していた。

▲三ヶ国語で書かれた説明板。
ステンレス板を塩ビラミネー
ト加工した。越来はブルー、美
里はオレンジをテーマカラー
に作られている。

▲マップを見ながら学芸員の説明に聞き入るこどもた
ち。熱心にメモを取る姿も見られた

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毎月19日は食育の日

商店街買い物サポート事業

 何らかの理由で、まだ食べることができるにも関わらず捨てられてしまう食料。それらの食料の寄付を募る活動がフードドライブです。
 県内市町村では初めてとなるこの取り組みを、沖縄市では昨年十二月から定期的に実施しています。私たちの食生活は便利で豊かになった反面、食料が豊富に存在し、食品の食べ残しや廃棄が多く発生しています。市内小中学校の給食では、二割近くのおかずが捨てられている現状があります。
 昨年十二月から三月の四か月間に市民の皆さまから寄付していただいた食料は約二十キロ。県内で活動しているNPO団体「フードバンクセカンドハーベスト沖縄」へ提供し、そこから食料を必要とする施設や団体などへ届けられています。
 食べ物の廃棄量を少しでも減らし、環境に配慮した食生活を送る、食べ物に感謝する心を育む等を目指し、毎月十九日の食育の日に、市民健康課の窓口において皆様からの食料を受け付けています。気軽にできる食のゆいまーるをしませんか。
沖縄市食育推進会議事務局
(市民健康課2241)

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