メインゲートと大型休憩テントが完成
─沖縄こどもの国─

 沖縄こどもの国のシンボルである動物たちのモニュメントをあしらったメインゲートと、三百人を収容できる大型休憩テントがこのほど完成し四月十四日、市長ら関係者が多数参加する中、メインゲートモニュメント・大型休憩テント落成式が行われた。
 従来のこどもの国の看板では初めて来園する方には入口や駐車場が分かりにくかったため、親しみやすくシンボル性を併せ持った動物のモニュメントをゲートに設置、同時に、大型バスが駐車可能なエントランス広場も整備し、利用者の利便性を向上させた。
 メインゲートは高さ9.6メートル幅18.6メートル設置された動物のモニュメントはサル、キリン、ゾウ、ライオン、アリクイ、カンガルー、トラ、カンムリワシ、チャーン、コウモリなど十種類十二体。かわいらしくデフォルメされたデザインで、園を訪れたこどもたちからも「かわいい」「動物園に来たって感じでわくわくする」と人気。また、水と緑の広場には、雨や強い日差しをよけられるようにと、三百人を収容できる大型休憩テントが設置されるなど、これまで以上に楽しく使いやすい施設に生まれ変わった。

▲関係者らによるテープカット。メインゲートにはかわいい動物のモニュ
メントが設置された。

▲水と緑の広場には三百人収容可能な大型休憩テントが新たに設置
された。

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ビワ・バナナをテーマに

高校生や主婦らが特産品開発に挑戦

素材を活かした作品74点の応募
ビワ・バナナ特産品開発品評会

 県産のビワとバナナを用いて新たな市の特産品やお土産品を作り出そうと「ビワ・バナナ特産品開発品評会」(主催・JAおきなわ美里支店)が四月十七日、農民研修センターで開催された。品評会には五十三人から七十四点の応募があり、中には小学生や調理師を目指す高校生たちからの応募もあった。
 作品は専門家七人によって審査され、最優秀賞に仲宗根スミ子さんの「ビワの甘露煮」、優秀賞に上盛ヨネ子さんの「びわ入りかるかん」、優良賞に仲田由起枝さんの「ビワプリン」が選ばれた。島田憲治審査委員長(東京第一ホテル洋食料理長)は「応募作は熱意が感じられるものばかり。商品化できるかという点で判断した。ビワの甘露煮は様々な商品に発展させることが可能なこと、びわ入りかるかんは簡単に作れること、ビワプリンは皮や種まで素材を使いきっている点が評価された。」と講評。東門市長は「沖縄市でないと作れないものを作りたいとずっと思ってきた。この中から新たな市の特産品ができると嬉しい」と話した。表彰式後には参加者全員で作品を試食した。

▲前列左から仲宗根スミ子さん、上盛ヨネ子さん、仲田由起枝さん。

▲応募作をみんなで試食。気に入ったお菓子のレシピをメモする人もいた。

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豪快にマグロの解体ショー実演

パヤオまつり

シイラのフライ・魚汁五千食に長蛇の列
魚のつかみ捕りに大はしゃぎ

 地域住民との交流の場をつくろうとゴールデンウィーク直前の四月二十九日、泡瀬漁港内のパヤオ直売店で毎年恒例の「パヤオまつり」(市漁業協同組合パヤオ研究会主催)が開かれた。
 同まつりは日頃からパヤオ直売店を利用しているお客さんへの還元と、常に新鮮な魚介類を低価格で市民に提供するとともに同直売店のピーアールも兼ねて行われている。まつりはオープンと同時に大勢の家族連れで賑わい、試食コーナーは長蛇の列が続いた。スタッフが朝早くから調理したシイラのフライと魚汁は限定五千食、美味しそうな匂いに誘われ試食に訪れた来場者らは早速、魚料理に舌鼓をっていた。
 この日来場者がもう一つ楽しみにしていた約四十キロのキダマグロが豪快にさばかれる解体ショーが人気を集め、会場はあっという間に人だかりに。ブロック状にさばいたマグロの赤身や頭など格安で買える競りも行われ来場者らはおもしろい企画に大喜びしていた。
 会場では、特設プールに養殖マダイ百三十匹を放した魚のつかみ捕り大会も行われた。こどもたちは魚の動きに合わせプール内を動き回ると全身ずぶ濡れになりながら楽しそうに魚を捕っていた。また、ピエロ芸によるバルーンアートショーや草花のチャリティーオークションなど多彩なイベントが繰り広げられ会場はまつり一色となった。


▲人気を集めたキハダマグロの解体ショーに息をのむ来場者ら


▲親子連れなど多くの人が詰め掛けシイラのフライや魚汁に舌鼓を打った

▲全身ずぶ濡れになりながら魚を捕まえるこどもたち

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コザライオンズクラブ50周年
市民憲章推進協議会35周年

こどもの国に桜を贈呈、記念植樹

 地域社会奉仕に貢献するコザライオンズクラブ(石原正昭会長)の創立五十周年と市民憲章推進協議会(新屋孝一会長)の三十五周年を記念して同クラブが桜の木をこどもの国に贈呈し五月十日、大粒の雨が降りしきる中、関係者らが参加し、記念植樹を行った。
 同クラブは昭和六十年に六十本、平成十七年には三十二本の桜の木をこどもの国へ寄贈している。今回は水と緑の広場沿いの歩道(通称ライオンズ通り・全長約二百メートル)に三本の桜の木を植樹した。式で石原会長は「会員をはじめ、周りの協力のもと五十周年を迎えることができた。今後もこどもの国や青少年育成のために役立つよう会員一同頑張りたい」とあいさつした。東門市長は「こどもの国が市の活性化の拠点として、桜や色とりどり花のように沖縄市の花々も未来に開くようにしたい」と感謝の言葉を述べた。

▲植樹した桜の前に立つコザライオンズクラブや市の関係者ら

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