更新日:2025年4月7日
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我が国においては、「しつけのために子どもを叩くことはやむを得ない」という意識が根強く存在します。そうしたしつけの名のもとに行われる体罰が徐々にエスカレートし、深刻な虐待を引き起こす事例も多く見受けられます。
※これらは全て「体罰」です。<厚生労働省パンフレットより引用>
子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラして、つい叩いたり怒鳴ったりしたくなることがあるかもしれません。叩かれたり怒鳴られたりすると、大人への恐怖心などから一時的に言うことを聞くかもしれませんが、このようなやりとりは、根本的な解決にはなりません。
こどもの大切な命が「しつけ」と称した暴力・虐待等で失われることがないようにしなければいけません。
こうしたことを踏まえ、令和元(2019)年6月に成立した児童福祉法等の改正法において、体罰が許されないものであることが法定化され、令和2(2020)年4月1日から施行されました。
しかし法律で体罰が禁止されたからといって、すぐに体罰のない社会が実現できるわけではありません。法律が変わったことはゴールではなく、これからは【子どもの権利が守られる体罰等のない社会の実現】のため、一人ひとりが意識して取り組んでいく必要があります。
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